近年、新聞の紙面に「虐待」の文字が無い日がありません。
本当に悲しい話です。
今朝の朝刊にも、大阪府の10歳の少女への虐待で、母親の交際相手が逮捕されました。
しかも、逮捕されたのは小学校のの職員の男でした。
本来なら、児童の安全に関わるものとして、子供を見守るべき立場の人間です。
確かに、子供に対する「しつけ」は必要だと思います。
間違った事をしてしまったとき、叱る人間がいなければ子供は間違った認識のまま大人になります。
それを防ぐのも親や大人の役目である事は間違いありません。
しかし、それは「愛情」を持って叱る事が大切であり、きちんとできた時に「ほめる」からこそ、叱る意味があると自分は思います。
自分も小学校時代に宿題を忘れたり、授業中ふざけたりして先生からゲンコツをもらった記憶がありますが、それは間違いなく、しつけであったと思います。当然痛かったですが…でも先生から教えてもらえた事は今でも自分にとって役立っていたと思います。
この10歳の少女は学校で頬がはれていた事を先生に問われ、自転車で転んだと答えたそうです。
恐らく自分の母親への配慮と、交際相手への恐怖だと思います。
さらに痛ましいのは、まだ言葉さえ話せない乳児への虐待です。
タバコのやけどだらけの乳児や、骨折のあとが耐えない乳児。そんなニュースを見聞きする度に、心から悲しくなります。
愛情を注いでくれるはずの親から受けた傷は、きっと一生癒える事はないでしょう。
自分にも2歳になる息子がいます。
言う事を聞かない事も当然ありますし、いけない事をしてしまう事もあります。
ですが、彼らはまだ知らなくて当然。これから自分たちが教えていくのですから。
愛情を持ってしかり、褒め、接していけばこんなに自分たちを幸せな気持ちにしてくれる存在はありません。
虐待の背景では、様々な家庭の事情がある事は承知していますが、子供に罪はあるのでしょうか?
この世に生を受け、親から名をもらった以上、彼らの未来を親や大人たちは守っていかなければならないはず。
何故なら、自分たちが年老いた時これからの未来を支えるのは、彼ら子供たちだからです。
自分たちが親や先輩諸氏から受け継いだものを、自分たちの代で壊してしまっていいのでしょうか。
子供たちの未来を守る事は、自分たちの未来を守る事にもつながっていると自分は強く思います。
ピーターパンこども基金さんでは、被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
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