家族会議
ダンナである。
まず、本日7/6の状況です。
先週やっと熱も落ち着き、
週末は一時帰宅することのできたヨメですが、
再び月曜日発熱しました。
家にいるときは調子もよく
「もう退院にしちゃってもよかったかもねー」なんて言っていたのですが、
やはりぺ~との時間が体力を奪ったのか、
ちょっと安心しすぎたのか、またもぶり返し。
前も書きましたが、熱は腫瘍熱、つまり患部が活性化している状態で
私どもはもちろん、ヨメをもっとも不安にさせるものであります。
まだしばらく、様子を見る時間が必要なようです。
そして、日曜日の家族会議について。
日曜の夕方、ヨメ、ヨメ父(=ギフ)、ヨメ母(=ギボ)、
ヨメ妹(=あーちゃん)、私で話し合いを開きました。
ヨメ弟(=ギテー)は出勤のため欠席です。
誰もが話さなければならないと思いつつ、なかなか触れられずにいたところ
口火を切ってくれたのはギフでした。
たしかに、これ以上遅くなると、ヨメの体調変化の可能性もあるし、
ぺ~がぐずぐず言い始めて、十分時間がとれなくなる恐れがある。
まだ明るい、蒸し暑い夕方の話し合いとなりました。
ひとりひとりが、自分がどう思うかについて話しました。
ヨメの今後の治療法について、
化学療法をやるかどうするかということが議題です。
もしやるとしたら、という仮定で、
すでに7/6には第一回目の予約が入っている状態でした。
それも含めて、さて、どうするか。
ヨメはやはり、「怖いけれど、やりたい気持ちもある」という答えでした。
副作用の恐怖、
逆に命を縮めるかもしれない可能性があることもわかっている。
でも、こうしてじっとしていることも怖くて仕方がない……
そんな今のジレンマ、揺れを素直に語ってくれました。
ギボは、ヨメの気持ちに任せるという考えでした。
治療してほしい、治してほしい、という気持ちもあるが、
副作用に苦しむ姿を見るのはつらい、という意見です。
ギフは、ひとまず7/6は延期して仕切りなおしたい、と。
あーちゃんは、7/6は伸ばして、ヨメ自ら新たなタイミングで決めたら、と。
不在のギテーは、化学療法は不安である、と。
これまた不在の友人のREちゃんの、
いますぐの化学療法は不安、という意見も伝えました。
私の意見は、基本的に現時点での化学療法には反対でした。
ただ、それをやめることによって、
もしもヨメのメンタルの落ち込みがひどいようなら、
可能な限り薄めたカタチで、慎重に慎重を尽くした上で、
化学療法を試してみることは考えたい、というものです。
全員の考え方は、
それぞれ会話の中でうすうすわかっている通りのものでした。
ただ、今回はそれをはっきり言葉にしてもらいました。
自分の言葉で語ってもらいました。
そこから……どうなったのか?
ヨメが涙を流したり、
ギフがとにかく止まることなくしゃべり続けたり、
なにがどうとか具体的に言えないくらい必死に、
いろんなことをしゃべっていたような気がします。
たしか、
意見は異なれど、結局みんなヨメの体を心配して、
どういう方法が一番いいか考えてるんだとかなんとか、
家にいることで心苦しい気持ちになってしまうのなら、
病院と家をもっと自由に、好きに行き来したらいいとか、
とにかくヘンに気持ちを胸に溜め込まずに、
思ったことはちゃんと吐き出さなきゃいけないとか、
なんとか、かんとか、いろんな言葉が流れました。
正直、今になって思えば、
なんら結論らしき結論には辿り着いてないんです。
とりあえず、7/6は延期。
あとは心身の様子を見ながら、やりたくなったらまた考える、っていう
ヒジョーにアヤフヤっていうか、フワフワの着地点。
いっちゃえば、なんの答えにもなってない。
でも、それでもいいんだと思います。
たぶん話していたのは全部で90分くらい。
最初固かった会議の場は、誰もが必死で言葉を紡いでいるうちに、
いつのまにかバターのように溶けてきている感じがしました。
まあ、疲れもあるんだろうけど、言葉が互いの上に降り、
互いの肩を叩き、互いの背中をさすっているうちに、
内容がどうこうというより、ただ「一緒に話をしている」、
「みんなが真剣にヨメのことを考えている」という
親密感、一体感に場が包まれていく気がしたのです。
だから、まあ、最後はグダグダといえばグダグダなんだけど(苦笑)、
そこには愛情を確かめ合ったような、
いっちゃえばセックスの後と同様の、
すっきりと満足したすがすがしさが残った気がします。
家族会議は、きっと開催することに意義があるのかもしれません。
そして我々は、様子見を中心とする緩やかな姿勢で
7月戦線に突入することとなりました。