がんフーフー日記 -36ページ目

ハートビート

ダンナです。







ズンズンチャッ、ズンズンチャッ、とお送りしてきた

このフーフー日記も今回で最終回です。






これまでがん闘病の模様を記してきた当ブログ、

少しでも同病の方々の励みになれば、という想いはあったのですが、

本当にこれでよかったのかという迷いは正直残っています。



だって、客観的に見てみれば、

ヨメの闘病はわずか10ヶ月ほどで終わってしまったから。

がん発見が昨年の9月で、今年の7月には逝ってしまったから。



事実だけ取り出してみれば、あまりにも希望がなさすぎる内容です。

なにか、残酷な現実だけを放り投げてしまったような気がしてなりません。





でもこれは単に、ひとりの人間が非情な運命で死んでしまう、

そういうストーリーだったのでしょうか?






私はそうは思いません。

まったくそうは思えないのです。



なぜなら、この1年間私たちがやってきたことといえば――



話した。

笑った。

泣いた。

気遣った。

触れた。

集った。

さわいだ。

ふざけた。

祈った。

ちゅうちょした。

闘った。

食べた。

散歩した。

ドライブした。

書いた。

想った。

痛んだ。

悼んだ。

生まれた。

親子した。

家族した。

友情した。

フーフした。

フーフーした。

愛した。




そんなことでしかなかったからです。



それは今にして思えば、どれもかけがえがなく、

濃密で、鮮烈で、たくさんの感情に満ちたものでした。

誤解を承知でいうならば、それはあまりにもおもしろい日々でした。


今振り返っても、ヨメと闘病できたことに、

ビックリするくらい後悔の念はありません。

一緒に悩んで、一緒に生きた。一緒に必死にフーフー言った。

それはやっぱり、最高だったとしか言いようがない日々なのです。





だから、私たちのこの1年を言葉にするならば――



生きた。

そして、おもしろかった。







……でもこれだけだと、いつものごとく

ダンナの勝手な独断でしかないような気もします。



なので、ここでヨメの意見も聞いてみましょう。

彼女が最期に残してくれたスピリット。

ヨメなら、きっと私の書いたものにバツをつけることでしょう。

そして横に、こう書き直すでしょう。

まるで、魔法みたいに!





生きる。

そして、おもしろい。






これからもそんな気持ちを胸に、やっていきたいと思っています。






1年間にわたるご愛読、応援の声、本当にありがとうございました。

いつかまたどこかでお逢いできることを楽しみにしています。


                      ヨメ、ぺ~、ダンナ、川崎フーフ一同