オイシックス
「がん患者さんと医師の声を聞いて作った
ヘルスケアKitコース」に、
なんと！！
クリスマスメニューが登場したよ！
もちろん即、注文かごにいれましたよ～
来週とどくので、いまから楽しみです(´▽`*)
昨年から、オイシックスさんが新コース旧名「がん患者さんとご家族の声を聞いて作ったヘルスケアkitコース」を開発されていて、他の団体の皆さま同様インタビューや意見をお伝えさせて頂きました。
なので私も大好きで応援しています^ ^
《仕事》
社団法人代表理事、講演、講師、大学助教、ボランティア
がん家族セラピスト 酒井たえこ
《お試し1980円で10品入ってる！》
だからその頃から、母が食事の用意が出来ない日は
父か私が用意していました。
しかし食べるのは、バラバラでした。
今よく耳にする孤食です。
とうぜんクリスマスなんてお祝いの食事はしたことがありませんし、正月もです。
小学生からそのような家庭でしたので、わたしは孤食が当たり前だと思っていたので
特別悲しいなど思っていませんでしたが
そのような少し傷のある家庭には
いろんな厄介なことや
想像できない出来事が岩が転がってくるように襲いかかってきて
私が１８歳になるころには
我が家は、家族一緒に食事をするどころか、私も兄もどこに住んでいるのかわからないような状態になっていました。
しかし、私も大人になって
家賃を払い、食費や電気代などを稼がなくては生きていけないことを知り
普通に生活をしていくことが、
どんなに大変で
親は色んな事情を抱えながらも、生活しようと努力してくれていたんだと
大人の事情が理解できたとき
私は、家族そろって食卓をかこんで
仲良くごはんをたべることを願うようになりました。
そんな時、
父に「がん」がみつかりました。
わたしは、がんに全ての願いを奪われたような気持ちになりました。
でも、前にも少し投稿させていただいたように
父のがんが進むにつれ、少しづつですが無理をしてでも
いろんな形で家族で「食卓」を囲むようになっていました。
ある日は、
父と一緒にスーパーへ買い物へ行き、父が食べれそうだというものを買って、私が何日か分のお惣菜を作っておいたり
母と食べられるものを買いに行くようにもなりました。
それはそれで嬉しいことだったのですが、正直、
両親の食事の用意をするのが
しんどくて
イライラ八つ当たりすることも。。。
そしてイライラしてしまった自分にまた腹がたつやら情けないやらで
泣いてしまう日も１回や２回ではありません。
「がん」が治療のこと以外にも、こんなに苦しいことがあるなんてと
思いしらされました。
家族でケンカなんてしたくなくて、父の命のある間に少しでも
テレビを見てくだらないねと笑いあったり
大晦日だからと、
いそいそ年越しそばを
食べたりしたいのに
私が作った食事を
喉に通らないからもういらない
と、ほとんど手をつけないで残した日や
食べてすぐに吐いてしまったりした時など
父を可哀そうにと思いながらも
私は一生懸命作っても作っても、
食べない
吐いてしまうのかと
心の中で酷いことを何度も考えてしまうようになりました。
普通に家族で食卓を囲むのは、当たり前なことではないんです。
さて、そんな我が家の食事事情でしたから
「食卓」の憧れや、大切さは誰よりも強いのですが
だからこそ私は「がん家族」とお呼びしている
がん患者さんのご家族が抱える、食事の問題というのを深く追求しているのです。
例えば「がん家族」さんのこんな声があります。
・患者の体に良いと聞いたから家から遠くても買いに行った。でも続ける自身がない。
・がんに効くと聞いたから、毎朝その食事を作っているのに患者は協力的でない。
・自分が疲れていても、患者のためには手作りの食事を用意しなきゃいけないと思っている。
・患者に何を食べられるか聞いても答えてくれない。患者本人がわからないことは自分だってわからない。何を作ればいいの。
・バランス良くと医師に言われたけど、何がバランスなのかわからないし、バランス良い食事を作る時間がない。
どれもこれも家族がイライラしている内容です。
こんなにイライラしていたら患者と喧嘩や言い合いになってしまうのも無理はありません。
しかし本当は、私たち「がん家族」は食事で嫌な思いをしたくないんです。
というか食事が元で
疲れているような時間はもったいなくて
そんな余裕があったら、
患者の治療のことや
患者との大切な時間について心を使いたいんです。
そんな「がん家族」の声を聞くようになった折に、オイシックスさんのインタビューをお受けする機会ができたのです。
がん患者さんの食事事情について、いろんな方々の意見を聞いているとのことで、
私もその一人としてインタビューをご協力させていただくことになったのです。
このとき私は「ヤッター！！
がん患者さんとご家族が、食事の問題から解放されるかもしれない！！！」と、心の中で叫んでいました。
このオイシックスのヘルスケアコースのkitで、きっと食事の用意をしている「がん家族」さんがラクになって、笑顔が増えるはずだと思いました。
患者さんの体に安心できる食事を考えなくてもいいし、
買い物だって減らせられるんです。
何より、企業が本気で「がん患者とご家族」について考えてくださったことが
本当にうれしかったんです。
話は長くなりましたが
ヘルスケアコースが出来ただけでも嬉しかったのに、
今週のメニューに
クリスマスメニューが登場していたので、私はＰＣの前で泣いてしまいました。
クリスマスを祝っている気分じゃないと嘆いているがん家族さん。
ＳＮＳでもクリスマスの喧騒に気がめいってしまうがん家族さん。
自分たちはクリスマスなんて楽しんではいけないと思っているがん家族さん。
私は、ヘルスケアコースを勧めているんじゃありません。
私が言いたいのは
オイシックスのヘルスケアコースを作っている人たちは、
きっとがん患者さんとご家族のことを
想っているということです。私はそう感じています。
その気持ちが、贈り物だと私は思っています。
「がん家族」さん、あなたは一人じゃないですよ。
クリスマスが嫌な思いばかりでありませんように。
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シークは訳ありワンコでした
母の介護、ご近所トラブル
