私は父が食道がんになり、キーパーソンとなって看病をしたことをキッカケに、「がん家族」さんのサポート活動を始めて、約15年になります。


がん家族セラピスト 酒井たえこ

サムネイル




最近作ったスープの写真



父の癌が少し落ち着いたころ私は結婚をし、大阪へ引越しました。



実家へは車で1時間くらいのところです。 車



もともと私が結婚する前から我が家は、私と父が買い物へ行き、タイミングが合う者がご飯を用意するスタイルでした。







買い物をする時、父はいつも

「何を買うていいかわからん」と言っていたので、私が居なくなれば食事に困るだろうと思い、毎週1〜2回食事を作って運ぶようになりました。車



最近作ったポタージュ


メニューは

おでん、カレー、煮物

そしてスープが殆ど。

中でも何度も作ったのが

「命のスープ」という

辰巳芳子さんのお料理を

真似て作りました。





テレビ番組で辰巳芳子さんがこのスープを紹介されているのを見て、これを父に食べさせてあげたいと思ったのを今でも覚えています。






癌が食道に巻きついて

食べものが飲み込みにくかっても



薬の副作用で食欲がなくなっていても


スープなら飲めるかな。

できれば栄養も摂ってほしい。





そんな思いが詰まった

雑で下手な、私のスープ。





それを何年運んだのか忘れましたが、父も母も「これなら食べれるわ」と喜んでくれる日もあったし、「後で食べる」と言いながら食べられない日もありました。

まあ、そんな思い出の「命のスープ」の話しです。





最近作ったスープです^ ^


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