髪が抜ける夢 | がん患者等の治療と仕事の両立支援、就労支援に取り組む社労士のブログ

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私はがん経験のある社労士です。治療と仕事の両立、就労に不安のある方にいろいろお伝えしたいとブログを始めました。

 

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昨日、髪が一部抜ける夢を見ました。

 

「ヘアウィッグは?

あっ、寄付したんだ」

 

「どうしよう・・・

そうだ、もう一つあったわ。

 

ずっと使っていなかったから、

シャンプーとリンスをしなきゃ」

 

 

夢の中でそんなことをつぶやいています。

 

 

 

 

 

 

 

私はヘアウィッグを2つ持っていました。

寄付をしたのは、

仕事を続けるのに必要だと思い、

 

1回めの抗がん剤治療で入院する前

購入したものです。

 

院内美容室で注文し、

入院中に病室に届けていただきました。

 

寒さ厳しい季節でした。

 

 

 

夏が来て、

 

涼しげなウィッグがほしいと思い

 

買い求めたショートヘアのウィッグは、

 

手元に残しています。

 

 

 

 

 

 

夢の中で、

 

髪が抜け始めたときの気持ちが

蘇ってきました。

 

 

当時私は、

 

1回目の抗がん剤治療が終わっても、

すぐには抜けないだろうと思っていたのです。

 

 

退院して最初の出勤日、

鏡を見ながら

 

「まだ抜けていないよね」と、

 

後ろ姿を合せ鏡で見たとき

薄くなっている部分を見つけました。

 

脱毛すると主治医からお聞きしていましたが、

こんなに早いとは思わず

慌てました。

 

 

夢で当時の気持ちを

 

改めて思い返しました。

 

 

 

 

 

 

 

ウィッグを1つ残したのには理由があります。

いつか使うことがあると考えていたのです。

 

 

私は顔の輪郭に沿って白髪があります。

 

抗がん剤治療後

1年間はヘアカラー禁止だったこと、

もともと皮膚が弱く

ヘアカラーで一度全身に蕁麻疹が出たことから、

 

毛染めを止めました。

 

 

そのころはグレイヘアブームで、

 

綺麗なグレイヘアだと褒められることが多かったのですが、

 

私自身は目立つ髪が嫌でした。

 

 

美容師さんに

「染めようと思うの」と言うたび

 

「染めるなんてもったいない」

と反対されてきました。

 

 

手元に残したウィッグは

私の黒髪への憧れと未練の象徴です。

 

 

 

 

 

考えてみれば、

治療や副作用によって外見が変化したり、

 

補装具などに頼らないと生活に支障をきたす方も

 

大勢いらっしゃいます。

 

それを思うとわがままな悩みでしょうね。

 

 

赤薔薇 赤薔薇 赤薔薇

 

 

 

髪が抜ける夢には、

その状況により

吉凶両方の意味があるようです。

 

疲労でストレスが溜まっていないか

日々の生活を振り返ろうと思います。

 

 

 

お読みになった患者様、ご家族様の心に

 

どんなときにも

癒やしと希望の光が差し込みますように