今月20日から来月末まで、東武東上線で「夏休みスタンプラリー」が開催されています。かなり距離の長い東上線ですが、支線の越生線や接続のある秩父鉄道の駅にまでスタンプを散りばめた、集める方にとってはやや大がかりなスタンプラリーになっています。
スタンプラリーには「東上線１日乗車券」が必要で、小児610円なので大人は倍額かなと想像してしまいますが、それより500円も高い1720円。しかも秩父鉄道に置かれたスタンプを押しに行くには、別運賃がかかります。完全に小学生にターゲットを絞った企画と言えそうです。１日乗車券は、原則として東上線と越生線の各駅で発売されていますが、秩父鉄道が管理する寄居と、ＪＲ東日本が管理する越生の２駅では購入できません。乗車駅証明をもらい、別の駅の改札で申し出て下さい。
スタンプは11ヶ所に置かれ、このうち必ず押さなければいけないのが池袋・川越・小川町です。他は、中板橋・上板橋・柳瀬川・新河岸（しんがし）・東武竹沢・鉢形・越生線川角・秩父鉄道長瀞になっています。
スタンプ７個以上でクリア、景品は「オリジナルゆるキャラトレカ13枚セット」と「ゆるキャラ賞応募ハガキ」、11個全部押すと「プレミアムトレカ」と「かんぺき賞応募ハガキ」がもらえます。もちろんハガキは、出せば必ず当たるわけではありませんが、Ｗチャンスということになっています。
東上線は「ＴＪライナー」や快速急行がクロスシートに転換されて走りますが、基本的には通勤型電車ばかりの路線です。しかしながら、伊勢崎線をしのぐ輸送力もある頼もしい面もあります。景色も、都会を抜けると田園風景となり、駅間距離も次第に延びていきます。景色を楽しみながらのスタンプラリーも、たまには良いかも知れませんね。