U字工事さんが乗ったら面白い?真岡鐵道 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

荒川夢悟「テツろぐ」-真岡モオカ14形.JPG
お笑い芸人のU字工事さんは、出身の栃木県と隣の茨城県を強引に比較して笑いをとるネタが多いですが、JR水戸線と接続する下館を起点とし、途中から栃木県に入り両県の県境付近を走行して茂木までの41.9kmを結んでいる鉄道があります。それが、元国鉄からJR東日本に引き継がれたのちに廃止となり、地元自治体などが経営に参加する第3セクター方式の会社となって生まれ変わった真岡鐵道です。
現在、真岡鐵道は、開業当時から活躍していたモオカ63形が老朽化により廃車、変わって出たモオカ14形が派手な塗装を身にまとい活躍中です。ちなみにモオカ63形は製造初年が昭和63年だったために付けられた形式で、現在のモオカ14形も平成14年にデビューしています。
荒川夢悟「テツろぐ」-真岡駅キハ20形.JPG
真岡鐵道には、沿線に観光地が豊富に存在しますが、益子焼で有名な益子も通ります。益子駅は、栃木県にあります。信越本線や長野新幹線で有名な横川や軽井沢の駅弁「峠の釜めし」の容器も、実はここで焼かれていたりします。
鉄道ファンに人気なのは、益子より手前になりますが、真岡駅。車両基地もここにあり、駅舎全体がSLを意識した造りになっています。また、SL館という施設もあります。実は真岡鐵道では、土休日を中心にSL列車も運転されています。別の機会に、じっくり紹介していきますので、楽しみにしていて下さい。
また、この真岡駅には2両、国鉄真岡線時代を偲ばせるキハ20形の廃車体が置かれています。中央の写真がそれです。朱色の車体と、形が何とも懐かしいです。
田園風景もあれば、線路沿いの木が列車に触れそうな場所も走る真岡鐵道。様々な風景が楽しめます。U字工事さんは、栃木県でも那須地方ご出身のため少し距離がありますが、茨城県と栃木県の県境付近をゆく真岡鐵道をネタにしたら、きっと楽しくなることでしょう。