2011年 読んだ本 総括 | アルバレスのブログ

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最近はガンプラとかをちょこちょこ作ってます。ヘタなりに(^^)

読んだ本は以下のとおり(読んだ順)


ディーン・クーンツ「オッド・トーマスの予知夢」
スティーヴン・キング「デスペレーション」
マイクル・クライトン「NEXT-ネクスト-」
大石英司「半島有事3」
スティーヴン・キング「クージョ」
カール・セーガン「コンタクト」
キム・ニューマン「ドラキュラ崩御」
ロバート・メイスン「戦闘マシーン ソロ」
アルフレッド・ベスター「虎よ、虎よ!」
スタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」
アーサー・C・クラーク「楽園の泉」
コードウェイナー・スミス「ノーストリリア」
クリストファー・プリースト「逆転世界」
アルフレッド・ベスター「分解された男」
スティーヴン・キング「死のロングウォーク」
ジョン・クロウリー「エンジン・サマー」
島村菜津「エクソシスト急募」
北野勇作「どろんころんど」
「ドレの神曲」
大石英司「半島有事4」
荒俣宏「帝都幻談」
ドン・ウィンズロウ「サトリ」
パオロ・バチガルピ「ねじまき少女」
ロバート・チャールズ・ウィルソン「クロノリス-時の碑-」
アルフレッド・ベスター「ゴーレム100」
手塚治虫、小林準次「手塚治虫 クラシック音楽館」
クリストファー・ムーア「悪魔を飼っていた男」
ダン・シモンズ「重力から逃れて」
ジェイムズ・ボーセニュー「キリストのクローン/真実」
S・G・ブラウン「ぼくのゾンビ・ライフ」
大石英司「半島有事5」
ジョン・ミリアス&レイモンド・ベンソン「米本土占領さる!」
コニー・ウィリス「リメイク」
ジェローム・K・ジェローム「ボートの三人男」
アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」
ラーシュ・ケプレル「契約」
シンシア・ライラント「いぬは てんごくで…」
菊田まりこ「いつでも会える」
田中マルコ・松井雄功「ある日 犬の国から手紙が来て」
葉祥明「虹の橋 Rainbow Bridge」
ごとうやすゆき「ダメ犬グー 11年+108日の物語」
ラーシュ・ケプレル「催眠」
ダニエル・スアレース「デーモン」
ジョン・ディクスン・カー「火刑法廷」
トム・ロブ・スミス「エージェント6」
ロバート・A・ハインライン「異星の客」
ジョン・オースティン「ゾンビの作法 もしもゾンビになったら」
山本健治「現代語 地獄めぐり 「正法念処経」の小地獄128案内」
スタンレー・コレン「犬があなたをこう変える」
大石英司「半島有事6」
スティーヴン・キング「不眠症」
N.K.ジェミシン「空の都の神々は」
田村和紀夫「名曲に何を聴くか~音楽理解のための分析的アプローチ」
ジェフリー・ディーヴァー「007白紙委任状」
山本一太「一年でクラシック通になる」
トレヴェニアン「シブミ」
スティーヴン・ハンター「デッド・ゼロ」
デイヴィッド・ベニオフ「卵をめぐる祖父の戦争」
大森望「21世紀SF1000」


以上、59タイトル/72冊。


今年の傾向は、前半はSF、中盤でワンコ本、後半は冒険小説に移行しました。


では2011年のランキングですが、今年はSF・ファンタジー・ホラー系と冒険小説系とその他にジャンル分けしてみました。


では、ジャンル別ランクを。


SF・ファンタジー・ホラー系ベスト5
(ノミネート作品は全30タイトル)


第1位:アルフレッド・ベスター「虎よ、虎よ!」

60年ほど前の作品ですが、とにかくすごかった。
未読の方は読むべきです。


第2位:スティーヴン・キング「不眠症」
スローな前半と打って変わって急展開を見せる後半、悲しみと救いが同居するエピローグに見事にやられました。


第3位:ジェイムズ・ボーセニュー「キリストのクローン/真実」
シリーズ3部作中の第2部と言う中途半端な位置づけの作品をランクインさせたのは、聖書と神に関する厳しい洞察がわたしの疑問と合致したから。
完結編が今から楽しみです。


第4位:アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」
これが初読となるアシモフの代表小説。
さすがはアシモフだなぁ、と思える作品。
続編が手に入れにくいのが難点。


第5位:ロバート・A・ハインライン「異星の客」
第3位の「キリストのクローン/真実」同様、宗教観がわたしとマッチした結果ランクイン。


SF作品4つの内、3つが古典に分類されるものになりました。
この他にもレム「ソラリスの陽のもとに」やスミス「ノーストリリア」、クロウリー「エンジン・サマー」など泣く泣くランク外にした作品が多数あります。
あくまで個人的な趣味趣向によるランクなのでご容赦ください。


冒険小説系ベスト3
(ノミネート作品は全11タイトル)


第1位:トレヴェニアン「シブミ」
前半のニコライ・ヘルの生い立ち部分が最高。
そもそもヘルのキャラ自体が突出していてそれだけで読み応えたっぷり。
著者本人による続編が読みたかった。


第2位:ラーシュ・ケプレル「契約」
シリーズ全8部(予定)の第2部。
第1部の「催眠」も甲乙つけがたい面白さでしたが、クラシック・コンサートを使った謎解きと言う、わたしの趣味と合致した結果こちらをランクインする事にしました。


第3位:スティーヴン・ハンター「デッド・ゼロ」
スワガー・サーガ最新作は期待を裏切らない出来になってました。
ボブ・リーの後継者的な新キャラの今後に期待。


その他ノンジャンルベスト3
(ノミネート作品は全15タイトル)


第1位:ジェローム・K・ジェローム「ボートの三人男」
ひねくれたユーモアにクスっと笑える楽しい小説。
100年以上前と言う時代を感じさせない作品なのは、それだけ人間が成長してない証拠かも。


第2位:スタンレー・コレン「犬があなたをこう変える」
ワンコ好きの方にはぜひ読んでもらいたい作品。
実際のエピソードもたくさん入ってます。


第3位:山本健治「現代語 地獄めぐり 「正法念処経」の小地獄128案内」
ちょっと説教くさいですが、物量は中々なものです。
ダンテ「神曲」などの西洋の地獄を描いた作品と読み比べるとその違いが面白い。


こんな感じです。
今年はちょっと小説系が少なかったかな。
海外SFは大きな賞を受賞した作品も読みましたが、さすがに過去の名作と比べると影が薄いと言うかインパクトが小さいと言うか。
もっとガツンと来る作品が出てくる事を期待します。