ゲーム後進国日本 -15ページ目

ブランドにすがる白痴たち



PSPソフト「GOD EATER」のCMが放送開始された。

見ての通り、モンスターハンターをあからさまに意識した作りである。
これがまがりなりにも国内における一流ゲームメーカーのCMなのだから情けない。CMを打つぐらいなのだからそれなりに力をいれたソフトだと思われるのだが、それでも他社の人気ソフトにあやかろうとするのか。
しかし現在の国内メーカーにプライドだのモラルだの説くのも酷な話。今更清廉潔白な企業になった所で良いゲームが生まれるとは思えない。いっその事余計なしがらみは捨てて、面白いゲームの丸パクリや海外の良作を自社開発と装って販売でもしてればいい。

国内メーカーの質より問題なのがある。それはユーザの程度の低さだ。先のGOD EATERのCMの件で言えば、バンダイナムコゲームスの広報のプロ達はあのCMで消費者の心をつかめると思ったわけである。モンハンの影をちらつかせれば奴らは買っていくぞ、とやや誇大だがこんな感じに思われたのだろう。
GOD EATERというゲームは、体験版は未プレイだが、ゲームサイトの情報や体験版の感想を見る限りは悪いゲームでは無いと思う。それほどモンスターハンターに類似しているわけでもないし、人気だけが形骸化したモンスターハンターよりもよっぽど面白くさせようという工夫が見られる。開発者はモンハンに似たゲームを作れと言われても必死に頑張ったのだろう。それでもバンダイナムコゲームスは、モンスターハンターのパクリ路線で行った方が売れると判断したのだ。その判断をさせたのはゲームユーザ達である。

何も考えずにモンハンと聞いただけで買っていき、ゲームを選択することを放棄した人間にゲームの面白さを理解し判断する能力なんて存在しない。彼らが国内ゲーム市場に絶大な力をもっている限り、日本のゲームは泥沼から這い上がれ無いだろう。

クソクソゲーオブザイヤー

また今年も、低俗で下劣極まりない催しが執り行われた。

クソゲーオブザーイヤー2009
http://koty.sakura.ne.jp/

一体この何がネットのゲーマー達を駆り立てるのだろうか?誰にも知られずネットの片隅でひっそりと行われるわけでもなく、かなりの規模で、その決定は2chの各板やあちこちのブログで大々的に紹介される。こんな呆れるほど低レベルな行いが。

低予算・短期間で作らざるを得なかったゲームを叩いて何になるのであろうか?彼らにとってみればそれが面白いらしい。「選評」などというあんな言葉をひねくり返した文章で笑い転げられるのだから需要はあるのかもしれない。

映画におけるラジー賞のようなものならまだ理解できる。が、日本人に、それもゲームを好む層にラジー賞のノリなど理解できないだろう。例えばFF13なんかが受賞したら、ネット中で「FF13は2009年最低のゲームだ」などといった風評が出回るだけで、ハード信者の連中や、FFをクソゲーと評することで玄人ぶる低俗な連中は猛々しく喜び祀るだろう。

ただ個人的には、DQ9は何らかの形で罰せられて欲しかった。それについてはまた後日。

北斗無双から見る日本の権利問題


何かと注目作の北斗無双のPVが公開された。

今回はゲームコンセプトには文句は言わない。内容が全然面白くなさそうなのも、いかにも無双っぽいチャチなムービーシーンも今はいいとしよう。

今回問題にすべきは声優変更である。これが声優の衰えや引退が原因であるのならば納得できたが、北斗の拳の声優陣はまだ多くが現役だし、セガの格ゲー北斗の拳では、当時のままの立派な演技を見せてくれた(惜しくもジャギ役の戸谷公次氏はこれを最後に亡くなってしまったが)。しかしこの北斗無双では声優陣が一新されているし、ケンシロウ役の神谷明氏に至っては件の格ゲー北斗でも異なる声優が声を当てている。

その原因はハッキリとしていないが、問題の一端は神谷明氏の漫画雑誌に関わる一連の騒動にあると言われている。ゲームとは全く関係の無い出版社のゴタゴタが、ファンの要望を踏みにじっているのだ。

このようなくだらない権利の振りかざしが、日本のエンターテイメントを蝕んでいる。

海外ではRock Bandという音ゲーが大ヒットを記録した。このゲームでは数多くの有名な名曲が収録されているが、その多くがオリジナルの音源なのだ。ビートマニアのような誰も知らない曲でもなければ、DSの「押忍!闘え!応援団」のようにどこの馬の骨ともわからないボーカルが歌っているわけではない。有名曲かつ本物なのである。

日本のメーカーにこのようなゲームが作れるだろうか?無理だ。著作権を守るだのという名目で法外な楽曲使用料をJASRACやらにふんだくられるのがオチである。

こういった状況下では、日本から良いゲームなんて生まれるわけがない。