[レイトン教授VS逆転裁判] レビュー:次も出ないかなー | ゲーマーフミ夫のブログ

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小さいころからわりとゲームをやっていて、今でも結構やる、40代のヘタレゲーマーが、ヘタレ日記や、レビューを書こうと思います。
ゲーム会社に所属した事もありますが、ヘタレ返上にはなりませんでした。

■どっちがメインなの?
クリアしてみて思うのは、どっちもメインだ。という事でした。
見た目も進行も、レイトンぽさの方が勝っている思いますが、逆転裁判ぽさも、全然ある。
ストーリーの、非現実感は、レイトン寄りですが、1つ1つの小さな話しが、最後の大きな話しに向かって収束していく感じは、逆転裁判そのものでした。
■嫌いキライも好きのウチ
毎度毎度、コレ、好きじゃない。と言いながらなぜか惹かれて買ってしまうレイトン教授ですが、嫌いな理由は、謎がむかつくことです。
言葉をよく読んで、引っ掛けはないのか、それ以外の意味はないのか。などと真剣に考えて、それでわからない。または、複数解がある!なんて思って、自信満々に回答して、不正解!
後から読み返しても、やっぱり文中では判断できないような前提条件や、決まり事があって。「ざんね~ん!」みたいになじられた(勝手にそう思い込む)事にむかつく問題にいくつかぶつかって。
これは解く人が勘違いするようなハイレベルな問題じゃないよ。
作った人がちゃんと問題を定義できていないんじゃないのか!?
と憤りを感じてしまうわけなんです。
この辺り、後から考えれば、自分も頑固ジジイになったもんじゃのー。と思ったりもするんですが、その時はもう怒りに我を忘れているのでダメですね。
んで結局また後で文を読み返しては、あり得ねー!と叫んでしまってます。
冷静になって来ると、もしかしたら自分の理解力が無いだけかも。と思うんですが、もう一度やってみて、やっぱりおかしいと思ってしまうと、もう「レイトン嫌い!」病になってしまうのです。
にも関わらず、レイトンとしては3作目の購入。
これはもう、完全にファンなんでしょうが、人に聞かれれば絶対にこう答えます。
「レントン教授は嫌いなんだよねー。」
本当にそう思っているのに、買ってしまうんですよね。
魅力がある。って事でしょうね。
そのうち、好きになるんでしょう。きっと。
矢口真里の事を嫌いで嫌いでしょうがなかったのに、今は好き。みたいな感じで。

■魔法の世界で起こる不思議な出来事を裁判で裁く
魔法ならなんでもありでしょ。裁判にならないじゃん。と思っていたのですが、このストーリーの面白さは、基本的には魔法を使える人間は少ないし、誰が魔女なのかは誰も知らない。という設定と、魔法を使うには厳密なルールがある。と言う設定。そしてそれを一般人も、魔女も理解している。というところにあります。
その縛られたルールのもとで、魔女は魔法を有効に使い、事件を起こします。
事件が起こると、魔女は捕まり、魔女裁判が行われるのですが、魔女と断定されるとすぐその場で火刑に処され抹殺されてしまいます。
この事が、裁判に緊張感を与えています。
事件の背景に魔法があると証明できれば、魔女は必ずいる。
となれば、その者が無罪だからといって、やっぱり魔女はいませんでした。という結論にはならず、じゃあ、誰が魔女なのか。というように、裁判は進むのです。
もしも冤罪だったら?
本当に魔女だったら?
ボクがこの法廷に立っていたら、ストレスで死んでます。

■冷静なレイトン教授と感情的な成歩堂龍一
この世界の不思議を難なく受け入れて感情的な一面を見せる成歩堂龍一と、不思議には必ず答えがあると最初から冷静なレイトン教授。このコントラストも、たまらんです。
ボクは、逆転裁判が好きで、レントンは嫌い。じゃあこの作品は?
間違いなく、好きな作品ですね。
というか、もう、この作品をやってから、レイトン教授が逆に好きになってるんじゃないか。って思います。(未だ悪態はつきますが)

成歩堂龍一はと言えば、逆転裁判4の時の、スマートな成歩堂龍一ではなく、初期の頃の成歩堂龍一の姿。という感じで、いいんですよ。
一つ難点を言えば、声が、成宮くんだという事でしょうか。
映画は確かに観ましたが、ゲームとしてこの声は慣れてない。
真宵ちゃんも、ん???となります。
慣れては来ましたが。
レイトン教授は、冷静です。とにかく冷静です。参ります。
でも、成歩堂龍一なら確実に思う壺にハマりそうな場面で、レイトン教授は、スーパーアクションを見せて立ちまわったりもします。
アニメで見れるので、楽しいです。
「溶ける糸」でコロンボが怒りをあらわにした時のような、静から動への変わりっぷりが、おおぅ!とうならせます。
レイトンって、こういう人物なのかー。全部やってみたい。と思った瞬間でした。

■謎も裁判も簡単
他の両作品に比べると、おそらく、謎も裁判も簡単です。
レイトンの方は、他に2作品しかプレーしていませんが、圧倒的に簡単だと思いました。
裁判の方も、シンプルです。
どちらかと言えば、話しを読む(観る)ために、おまけにゲームが付いている。という感じでしょうか。
そういう意味では、夜に他の人のじゃまにならないように音を消してプレーしていると、もったいないです。
声優さんがしゃべっているので、ちゃんと声や音を聞いて、プレーしたいですね。
音楽はカッコイイです。
「ジーケン!ジーケン!ジーケン!」
と、裁判中の声が、頭の中にずーっと残ってしまうかもしれませんが。
ちなみに、ボクは早期購入特典のCDをもらいました。

5曲だけで、むしろサントラが欲しくなってしまうというね。さすがですね。

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■クリアしてみて
正直、途中、かなり早い段階で、事件の大筋というか、仕掛けについては想像できてきます。
でも、それを証明できないというか、誰がなぜ、どのように。というのは、なかなかわからない。
最後の方では、それはわかっているのに、答えに手が届かないもどかしさが体験出来ました。
推理小説なんかを読んで「だと思った」と感じやすい人は「ありがちな話し」と思うかもしれませんが、少し強引でも、そこへ至る過程を想像し、楽しむ事ができる、ボクのような"なんちゃって推理好き"には、楽しい作品なんじゃないかな。と思います。

■興味あるけどまだやった事ない人にはお勧め
もしも、レイトン教授に興味あるけどやった事ない。という人や、逆転裁判てなんなのよ。という人がいれば、この話しは、このソフト1本で完結しているので、とてもお勧めです。
レイトン教授も、逆転裁判も、本編は1本で一応完結していますが、3部作ものみたいな形になっているので、どうしても全部欲しくなります。ボクの場合。

■もし次の作品が出たら?
迷わず買いますよー。
開発者の人、読んでくれないかなー。よろしくです。
あと、続編なんて作れなそうなアイツ。
ゴーストトリックも。ぜひ、続編やりたいです。超!面白かった。

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