先日、JLCPCBで初めて部品の組み立てまで依頼してみました。
部品の組み立てはPCB Assemblyを略してPCBAと言うようです。
今回頼んだ内訳と、かかった費用についてまとめておきます。
大まかに分けると費用は6つです。
- PCB製作費用:$2
- PCBA基本料金:$8
- 部品代
- 部品交換費用(Extended部品を使った場合):1種類につき$3
- 送料:$8~
- その他追加費用
まずはPCBの製作。
こちらは5枚で$2。
ただし、ここで1つ注意点があります。
PCBAの場合、V-CUTは使用できません。
複数面付をする場合は、スタンプホール(ミシン目状に穴をいっぱい並べるやつ)を使用します。
私もスタンプホールに初挑戦してみましたが、デザインカッターで何度か切り込みを入れて分けることができました。
しかし、複数面付をすると$5.8の追加料金を請求されました。
複数面付をした方が1枚当たりの費用は安く抑えられますが、それほど数が必要でない場合は1枚につき1パターンで作ってもらったほうがトータルコストとしては安くなるかもしれません。
また、PCBAは5枚では無く2枚という選択肢もありますので、お試しなら枚数を減らしても良いかもしれません。
スタンプホールのカット。
次に、PCBAは基本料金が$8かかります。
それに加えて部品代を上乗せしていく感じです。
部品はBasicとExtendedの分類があり、Extendedの部品は装置への部品載せ替え手数料が発生します。
これが1種類につき$3。
今回私はExtendedの部品を3種類使用したので、追加で$9の費用が発生しました。
可能な限りBasicの部品を選択することをオススメします。
また、部品のレイアウトをJLCPCBの方がチェックしてくれるオプションもあります。
これは発注時のチェックリストで選択しますが、費用は$1以下なので不安ならオプションとして選択しておいたほうが良いと思います。
私も今回はチェックしていただきました。
最後に送料ですが、PCBの製作のみだと格安の発送方法が選べるのですが、PCBAの場合は選択できません。
なので、送料は$8以上の費用が発生します。
…と、なんやかんやで今回は合計$36.34(約5500円)で作ってもらうことができました。
あとは自分で買っておいた部品をはんだ付けして完成です。
今回はQFP32のはんだ付けに挑戦してみましたが、うまく出来ました!
ISPでの書き込みが確認できれば、次からはこの部品も実装してもらおうと思います。
KiCADでPCBAに必要なファイルの生成を行う場合はこちらのプラグインが便利です。