KiCADで設計したものをJLCPCBへ発注する際の注意点を以前まとめたのですが、それを全部解決する便利なプラグインがJLCPCBから出されていたので導入しました。
面倒な設定なしで、ボタン1つでガーバーファイルが作成できます。
以前まとめた記事はこちら。
私が使用しているKiCADのバージョンは7.0ですが、他のバージョンでも導入できるのではないでしょうか。
手順は下記の通りですが、とても簡単なのでJLCPCBに発注する方は是非導入してみてほしいです。
プラグイン&コンテンツマネージャーを開く
フィルターの入力項目に「jlc」と入れる(「JLC」でも可)。
JCLPCB fablication toolkitが出てきたら、「Install」ボタンを選択。
右下にある「Apply Pending Changes」を選択。
インストールが完了したら「Close」を選択。
PCBエディターを開くと、アイコンが並んでいる一番右に1つアイコンが増えています。
アイコンを押すと、このような画面が出てきます。
「Generate」を押すと、ガーバーファイルなどのデータが一括で作成されます。
「production」というフォルダが生成され、その中に5つのファイルが作成されます。
zip形式のものがガーバーファイルです。
部品の組み立てまで依頼する場合に必要なファイルも作成されます。(bom.csvとposition.csv)
今回は初めて部品の組み立て(PCBA)を依頼してみました。
依頼方法の手順は公式サイトにまとめてありますので、こちらを参考にしてみてください。
部品の選択、配置の確認と修正は慎重にしてください。
現在はJLCPCBの方とやりとりをしている途中なので、無事届いたらまた改めてまとめたいと思います。
基板だけなら格安だけど、部品の組み立ても依頼するとそれなりのお値段になってしまいますね。