以前JQ6500を買って動かしてみたのですが、JQ8400というものもあると知り、試したくなって購入しました。

今回購入したのは、内部メモリ搭載のJQ8400-FLです。

他にも、SDカードスロット搭載のJQ8400-TFがあります。

 

 

 

片側にだけピンが付いているのも特徴的。

 

 

JQ6500を動かしたときの記事はこちら。

 

 

今回参考にさせて頂いた記事はこちら。

 

 

JQ8400は内部メモリが4MBあり、USB端子も備えています。

JQ6500とは異なり、USBフラッシュメモリのようにファイルを扱うことができます

(JQ6500は専用のソフトでコピーする必要があった)

音声ファイル名は数字で保存しました。

 

JQ8400はArduino等を使ってUART通信で動かすことが必須になっており、単体で動作させることはできません

また、JQ8400のRX端子とArduinoのTX端子の間には1kの抵抗が必要です。

 

 

今回繋げた配線図は下記のようになります。

SoftwareSerialを使用する為、ArduinoのRX/TXはD8/D9端子に接続しています。

 

 

 

実際に配線した時の様子がこちら。

割とスッキリした配線になると思います。

見えづらいですが、1kの抵抗もちゃんと繋げています。

 

 

Arduinoで動かすためのライブラリは『JQ8400_Serial』を使います。

 

 

サンプルプログラムの「PlayByNumber」を編集し、下記のようなスケッチを作って動作確認を行いました。

 


// This example uses SoftwareSerial on pin 8 and 9
#include <SoftwareSerial.h>
SoftwareSerial mySoftwareSerial(8,9);

#include <JQ8400_Serial.h>
JQ8400_Serial mp3(mySoftwareSerial);

void setup() 
{  
  mySoftwareSerial.begin(9600);
  mp3.reset();
  mp3.setVolume(30); // vol.0-30
  mp3.setLoopMode(MP3_LOOP_NONE);
}

void loop() {
  
  if(!mp3.busy())
  {

    mp3.playFileByIndexNumber(1);  //ファイル名:00001.mp3 音声「いち」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(2);  //ファイル名:00002.mp3 音声「にー」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(3);  //ファイル名:00003.mp3 音声「さん」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(4);  //ファイル名:00004.mp3 音声「よん」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(5);  //ファイル名:00005.mp3 音声「ごー」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(6);  //ファイル名:00006.mp3 音声「ろく」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(7);  //ファイル名:00007.mp3 音声「なな」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(8);  //ファイル名:00008.mp3 音声「はち」
    delay(2000);
    mp3.playFileByIndexNumber(9);  //ファイル名:00009.mp3 音声「てすと」
    delay(5000);
  }
  
}

 

 

動作確認の様子はこちら。

 

 

スピーカーは8Ω1Wのものを使用しました。

JQ6500より使い方も簡単なので、Arduinoで動かすならJQ8400もアリだと思います。

特に、このJQ8400はスリープモードというものがあり、省電力化を狙っている人にオススメです。

消費電流は、

  • スリープモード:500uA
  • ノーマルモード:10mA

だそうです。(データシートより抜粋)

 

選択肢が広がるのは良いことですね。

 

 

その他、色々な音声再生モジュールと比較を行った結果はこちら。