一般的にはArduino nano(互換品)とも言いますね。
いや、たぶんそうとしか言わない。
ジェネリックって言いたかっただけです。
正規品より安いけど、何か問題がありそうな印象。
しかし、とにかく安い!
正規品の10分の1くらいの値段で買えちゃう。
もちろん、何があっても自己責任です。
冒険したくない人は正規品を買えば間違いないし、参考資料はたくさんあるので安心です。
今回は、こちらの記事を参考にさせていただきました。
Arduino nano
https://ht-deko.com/arduino/nano.html
おもいっきり「オススメしません」って書いてるんだよなぁ…。
でも、対策をちゃんと書いてくれているところが親切ですね。
ありがとうございます!
今回私が購入したのはこちら。
見ても分かる通り、まずは組み立て(はんだ付け)から。
はんだ付けに自信のない方は組み立て済みのものを買いましょう。
はんだ付け、久々でしたがなんとかできました。
チップには「MEGA168PA」と刻印されています。(ここ重要)
互換品は、正規品とは異なるチップが使われている場合があるようです。
プログラム書き込みの際に必要な情報なので要チェックです。
裏面のチップも要確認。
写真の右側の黒いチップには「CH340G」という刻印があります。
こちらも、互換品では良く使われているチップのようで、ドライバのインストールが必要になります。
ドライバのインストールはこちらから。
http://www.wch.cn/downloads/CH341SER_ZIP.html
ケーブルは、micro-USBではなくMiniUSBです。
久々に見たわ…。
偶然手元にあったケーブルを使うことにしました。
実はここで少しつまづきました。
ドライバをインストールしても全然デバイスを認識しなくて、試しにケーブルを交換するとうまく認識しました。
認識しないときは用途不明のケーブルを使っていて、カードリーダー付属のケーブルに切り替えるとうまくいきました。
うまく接続できた時の様子。
この新しいポートが全然出てくれなかった…。
使えないケーブルは通信不可の目印をつけておきました!
(捨てればいいんですけどね。なんとなく保管しちゃう。)
(2022.6.20 追記)
micro USB版もあるので、Mini USBケーブルが入手できずに困っている方はこちらも参考にしてみてください。
次はソフトですね。
せっかくなので、プログラムはArduino UNO(正規品)で作ったものと同じものにしてみました。
前に作った音声合成LSIを動かしたときのものです。
https://ameblo.jp/gameprograming/entry-12599075632.html
ピン番号もちゃんと合わせて配線できましたので、問題無く動くはず!
全体の配線の様子はこちら。
音声合成LSIまわりの配線は以前使ったものをそのまま置いていたので、Arduino nanoと接続する4本の配線のみを再接続しています。
書き込みはArduino IDEを使いました。
書き込みの設定は、Arduino UNO用からArduino nano(互換品)用に変更しないといけません。
こちらがArduino UNO(正規品)のときの設定。
こちらが、Arduino nano(互換品)のときの設定。
変更した箇所は3か所。
- ボード : Arduino UNO → Arduino Nano
- プロセッサ : ATmega328P → ATmega168
- シリアルポート : 必要に応じて(私の場合はCOM 8に変更)
プロセッサは、ボードを変更すると設定項目が新たに出てきます。
この設定で、うまく書き込みができました。
動作もうまくいきましたが、動画は前回と同じ絵しか撮れないので省略します。。
それにしても、nanoというだけあって、凄く小さいです。
UNOと比較すると、だいたい5分の1くらいの大きさでしょうか。
製品に組み込んだりする場合、大きさは非常に重要なのでこれは魅力的ですね。
互換品に関しては、私の場合は仕事でもよくあることだったので特に違和感なく購入に踏み切れました。
例えば、古い部品が製造中止になって互換品しか手に入らなくなったり、コスト削減のために互換品に置き換えたり。
互換品は決して悪いわけではなく、賢く生きるためには必要なのでは?と思ったりもします。