あひるに教わる事 | 都城市霧島神宮近くのそば屋『がまこう庵』そばっこのブログ

都城市霧島神宮近くのそば屋『がまこう庵』そばっこのブログ

がまこう庵という蕎麦屋でそばを打ってます
自分たちが考える食へ思いを勝手に伝えるブログにしたいです。
がまこう庵のそばは100%都城産。石臼挽きの自家製粉。
そばの加工品も作ってます。

いつもそばっこブログを見て頂きありがとうございます。
『そばっこ』こと
がまこう庵2代目蒲生純と申します。

昨日に引き続きあひるそば

昨日のブログはこちら

http://ameblo.jp/gamakouan/entry-12213780054.html

 

がまこう庵の田んぼは

毎年あひる達と一緒に稲を育てています。

あひる達は

田んぼを駆け巡り草や虫を食べてくれます。

走り回りながらフンをして、田んぼに酸素を供給し稲の成長を助けてくれます

変な薬もまかずに稲が育ちます。

そんな大活躍のあひる達

来年も是非お願いしたいところですが

次の年は体が大きくなりすぎて小さな稲を倒してしまいます。

なので稲の収穫が終わると

「あひるそば」になります。

 

もちろん一緒にがんばった仲間。

愛情は人一倍あります。

だからこそ伝えたいのです。

生き物を食べているという現実を。

命の大切さ。

命をいただく重み。

そこは誠意をもって料理をしたいと。

 

一年に限られた期間でのメニューではありますが

「あひるそば」に対してのかける思いはものハンパなくあります。

一年中あひるそばの事しか考えてません

少しオーバーかもしれませんが(笑)

 

いかに今年は美味しいっと言って喜んでもらえる「あひるそば」にしよう!!それだけを毎日考えています

 

いろんなそば屋さんに行けば必ず鴨そばを食べます。

美味しくするヒントがあるんじゃなかろうかという思いからです。

そしてこの時期にヒントをかき集めながら

その年の「あひるそば」を決めます。

その年で味が違うのはそのせいです。成長している『あひるそば』
ちなみに今年は出汁に使うかえしを「あひるそば」専用のかえしにしました。

※かえしとは醤油に火を入れたものを

しばらく寝かせる事によって作られる。

寝かせるのは、醤油の角が取れ味が熟成される為である。

そば屋さんの出汁の決め手となるものそば屋さんの命です。

 

そして期間限定のそば「あひるそば」

数に限りがあるために肉がなくなり次第終了です。

ありがたいことに

毎年毎年その期間は短くなっています。

ちなみに去年は12月後半で販売終了。

今年はどうなるでしょうか?

もう一つありがたいことに皆さんがまこう庵の事をよくわかってくれてる方が多く

この10月になると「鴨そばはいつからですか?」

という問い合わせも増えてきました。

これが次は「あひるそば」とみんなに呼んでもらえると

嬉しいなっと一人でにやけています(笑)

 

すいません少しずれましたが

あひるを調理するときは、

改めて命を頂いていることを実感し、

自分に厳しくなるときです。

 

日常の中で、知らないうちに食材になっている命を

きちんと思い出し、感謝する大切さを。命を食べるありがたさ。残さず食べよう!!

あひる達のお陰で改めて気がつきます。

ありがとう!!あひる達。

 

 

 




がまこう庵

宮崎県都城市吉之元町5186   

TEL/FAX 0986-33-1226

庵主(二代目)  蒲生 純

Facebook
https://www.facebook.com/jun.kamou

Facebookページ

https://www.facebook.com/gamakouan77624

Twitter 
https://twitter.com/gamakouan