宮路山へ電車で鳥見 | 鳥さんのご機嫌撮り

鳥さんのご機嫌撮り

東海地方で登山をしながら鳥見をしています。
時には遠征で長野も。
カメラが趣味で野鳥や景色、花の撮影もしています。

3月以来の更新となります。

前回、事情により車に乗れなくなったと書きましたが、その関係で4月はほとんど鳥見ができませんでした。

車が乗れなくなった理由。。。

それは生まれ持っての持病が、加齢により再発してしまったからです。

いつまでも落ち込んではいられないと思い、あるものを購入して気分転換をすることにしました。

それはこれ!
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パナソニック製の電チャリ、クロスバイク型のハリアです。ロングモードだと70km以上走る優れもの。

「 電チャリは邪道だ!」 などと自転車乗りの方に言われそうですが、勘違いしないでくださいね、私にとっての自転車は、あくまでも移動の手段の乗り物なので(笑)

ピチピチのウェアを着る気もなければ、スピードを競う気も全くありません。

カメじぃ (カメラ自慢のおじさん) が 「 コンデジはおもちゃだ!」 とか 「やっぱりカメラはニコンだ! 」 などと自分のこだわりを他人に押し付けるような方が、自転車乗りにもいるそうなので、あえて断っておきます。

話はもとに戻り。。。

早速この新しい相棒と片道30kmある「西尾のふれあいの里、万灯山 」 に行ってきました。

GWに低山登りをしようと思っていたので、軽く 「 万灯山 」 で足慣らしです。

山道はこんな感じ。
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なだらかな坂で足慣らしにもなりませんが、「 新緑とオオルリ 」 を撮りたかったのでこの山を選びました。

カメラの相棒は、これ。
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自転車と同じパナソニック製のミラーレス一眼。レンズは100-400mm。

流石に自転車では、サンニッパやゴーヨンは持ち運べません。。。

運よくオオルリには出会えたのですが、撮れたのはこれのみ。。。
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縦の方がいいかと思い、トリミング加工。。。
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何とか目的は果たせたので、山頂へ。
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安城、刈谷、名古屋方面が一望できます。

帰りにいつもの河口へオオヨシキリを撮りに行ったんですが、撮れたのはこの子のみ。。。
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顎から下の白い部分がなんとも立派です。オスでしょうか。。。

電チャリでの走行距離はこんな感じ。お尻は痛いですが、疲れはさほどでもありません。
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途中何度か休憩して所要時間は約2時間。今後、更なる遠距離を走ろうかと自信をつけました(笑)

さて、次はいよいよGWの低山登り編です。

今回は、音羽、蒲郡方面へ行く予定でしたので、流石に自転車は遠すぎて無理。。。

名鉄 「 名電赤坂 」 駅で降り、宮路山 → 五井山 → 国坂峠 → 御堂山 → 砥神山 → JR三河三谷駅という、低山四山を縦走する無謀な計画を立てました。

電車を使っての登山は初めてということもあり、車窓からスマホで写真を撮って遊んでいました。
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川沿いをお散歩してますね。。。

午前7時を過ぎた頃、今回縦走する低山の山並みが見えてきました。(車窓からパチリ)
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AM7:20、名鉄 名電赤坂駅に到着。この駅から登山口までは20分程度です。

歩き始めると、懐かしい自販機があったのでパチリ。
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ウインドウ内の電池は錆びついてますが、お金の投入口は塞がれていないので、販売しているのでしょうか!?

なんとなく、現在の東芝の業績を反映しているように私の目には映ります。。。

少し先を進むとバス停らしきものが。。。
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このバスの利用は難しそうです。。。

車を運転していては気づかないものがたくさんありますね。病気再発以来、数えきれないほどの新たな発見があります。

ようやく登山口に到着。
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右下の影は私の頭です(笑)

登山道は全般的にこんな感じ。
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ここでカメラ周辺グッズのご紹介。
カメラを首から下げて登山をするのは大変ですよね。
私は以前よりこれを使っています。
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わかりますかね、リュックの肩掛け部分にアタッチメントを装着し、カメラの三脚ねじ側にも金具を固定。
アタッチメントと金具をスライドさせて固定する便利グッズです。

こうしておくと、カメラを持ち歩く負担が軽減されます。

ちなみに私の服装は、オオルリカラーです。
この色の服を着ていると、繁殖期のオオルリが襲ってきます(笑)

 以前、コピー君さんから教わり、真似してみたら本当に襲われました。

で。。。最初に遭遇したのがまさにオオルリ(笑)
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襲われませんでしたが、すぐ近くまで来ました。ここでも新緑がキレイです。

続いてキビタキ。
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宮路山への道中、オオルリ、キビタキの他に以下の野鳥の鳴き声を確認しました。

コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、アカゲラ、ヤブサメ、センダイムシクイ、シロハラ  or アカハラ、そしてなにより驚いたのがクロジです。

クロジの囀りをこんな低山で聴くのは初めてです。

こんな感じで道草ばかりしていましたが、ようやく宮路山山頂に到着。
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豊橋、蒲郡が一望できます。

ここまではほとんど疲れもなく楽々登頂、次に向かうのは五井山です。

その道中、ずっと鳴き声が聴こえていたサンショウクイにようやく対面。
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お久しぶりです!と声を掛け、五井山を目指す。

宮路山から五井山までは約50分かかるとの道標を見て先を急ぐ。。。

まだまだ体力を十分に残して五井山登頂。
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疲れ切ったカップルと出逢う。。。

ここで秘密兵器、サーモス山専ボトルの登場!

家で熱湯をこの山専用ボトル900mlに入れてきたのですが、この魔法瓶、なんとほとんど冷めないのです。

4~5時間程度ならほぼ熱湯のまま。

ここでカップラーメンを食べたのですが、ここは低山。。。

ここまで汗ばみながら到着したのに、熱いカップラーメンは最悪でした。。。

高山の山頂なら、汗もあっという間に冷えてしまうのでカップラーメンは美味しいのですが、重い思いをしてわざわざ熱湯を持ってくることはなかった。。。

おまけにホットコーヒーまで飲もうとしていたなんて。。。

気分を変え、あと二つの山を経てJR三河三谷駅を目指します。

歩き始めると、次の御堂山への道のりは急な下り斜面、足を踏ん張るのも大変で、一気に足への負担がかかります。

このまま下りるだけならいいのだが。。。と、その急斜面の下りの反対がないことを祈ったのですが、それが甘かった。。。

下り切ったところで、今度は一気に急斜面の上り。。。
引き返そうにも来た道も急な上りとなり八方塞がりの状態です。

まずいな。。。茫然としていると、どこからかアオゲラの鳴き声。。。
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アオゲラが慰めに来てくれたのでしょう(笑)

冗談です。どうやら近くで営巣していたらしく警戒音を重奏、アオゲラってオスメス両方鳴くんですかね。。。

可哀そうなのでその場を去りましたが、急な上り斜面で足取りは重く、全身で息をしながらひたすら登って行きます。

ここからは写真を撮る余裕もなく、カメラをリュックに収め、山歩に集中します。

着いた。。。
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御堂山山頂。。。蒲郡のラグーナの観覧車が近くに見えます。

10分程休憩しましたが、既に飲み物は空。。。

早く下りて水分補給がしたい。。。

ここから休みなく一気に砥神山を経て下り、サークルKでポカリをがぶ飲み。

駐車場に座り込んで恥ずかし気もなく、チョコもなかアイス 「ジャンボ」 にかぶりつく。。。

本当はビールが飲みたかったのですが、病気でお酒も禁じられてしまったのでやむを得ず。。。

サークルKから徒歩20分!?、とうとう到着、JR三河三谷駅!!!
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所用時間と歩いた距離は。。。
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なんと山道を15.6km、歩数にして約27,000歩、6時間45分の道のりでした。

右上に赤い線で書かれた高低差のチャートがありますよね。

左から3枡目の線を見て頂くとわかると思いますが、赤い線が一気に下へ伸び、
そこから反転してV字に上がっています。

ここがアオゲラと出逢った八方塞がりのV字の谷間。。。

グラフがちゃんと物語ってますね。。。

このスマホアプリはヤマレコと言って、GPSで歩いた道を辿って記録してくれます。

後から苦労が見られるので楽しいですよ。


超絵巻物の記事となりましたが、久しぶりの更新なのでお許しください。

こんな長ったらしい記事、読まないよね(笑)。。。