オオマシコにはまだ早い。。。 | 鳥さんのご機嫌撮り

鳥さんのご機嫌撮り

東海地方で登山をしながら鳥見をしています。
時には遠征で長野も。
カメラが趣味で野鳥や景色、花の撮影もしています。

今季は暖かいですねぇ。

紅葉もあまりいい色がでず、珍しい冬鳥の便りが聴こえてきても、長く居座ることなく通過してしまいます。。。

さて、毎年撮っているオオマシコ、この暖かさではまだ来ていないだろうと思いましたが、餌を撒かれる前に撮りたいという思いが勝ち、フライングしてきました(笑)

高原の道路は積雪も凍結もなく、ノーマルタイヤで行けるレベル。

到着はいつも通り朝7時で、気温はなんと0度。。。

全然寒くない。。。これではいないでしょうね。。。

案の定気配が全くなく、撮れたのは朝日に照らされたエナガやホオジロ、カシラダカ達。。。
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エナガを撮っていると、ご夫婦が一組お見えになりました。

あいさつを交わしてすぐに、「 出てないですねぇ」と返答しました。

その後、あれこれお話ししましたが、最後までお互いオオマシコの名前も言わず。。。それでも会話が成立していたので笑えてきました(笑)

野鳥に疎い方が聴いたら、一体なにを話しているのかわからないでしょうね(笑)


待つこと20分、絶対にいないという確信のようなものを感じ、その場を離れてアトリ科の野鳥を探しにいきました。

いたのは。。。
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灰色の空を背景にしたマヒワです。

しかも高い木の上の方なので、すべて打ち上げ。。。

シャッター音がすると。。。
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一斉に、逃げる、逃げる、逃げる。。。

でもまたすぐに戻ってくるんですよねぇ、この子達。。。

群れの中にはこんな子も。。。
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アトリです。一羽だけ混じっていました。他の群れからはぐれたんでしょうね。。。

いつもならこの場所にミソサザイも下りてきてるんですが、今季は静かです。

仕方なく、もう少し標高を上げて小鳥の森に行くことにしました。
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峠の茶屋は当然ながら冬休み。。。車は一台もなく、森は静まりかえっていました。

森の中はこんな感じ。
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例年ならスノーシューかアイゼンを着けるのですが、これなら必要ないですね。。。

一人で静かな森の中を歩いていると、微かにキバシリの地鳴き!?が。。。

カラ類と間違えていないか、耳をダンボにして聴きましたがやはりキバシリです。

木々を凝視して鳴き声のする方向を探していると、いた!

残念、動きが早すぎて撮れませんでした。

再度キバシリを探していると、後方からガザガザと大きな生き物らしき気配が。。。

熊か!?と一瞬ドキッ!としましたが、双眼鏡と三脚を持った男性でした。

話をきいていると、どうやらこの森でカモシカを探しているとのこと。

カモシカが角で削った跡を教えて頂きました。
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二股に分かれた右側の木が、角で削られています。

そうこうしている内に、この森では常連になりつつある青い役者が登場!
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ゴジュウカラです。

去年までは探すのに一苦労していたのですが、慣れてくると微かな地鳴きでもわかるようになりました。

何だか数が増えてる感じがします。

きっと、この森より更に高い標高から下りて来てるんでしょうね。
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これで高原は終わり。。。

いつもならマイナス5度以下にはなってるはずのこの森も、朝9時で気温は3度。。。

これではなかなか赤い子には出会えないかもしれませんね。。。

<おまけ>

日付は変わって本日、土曜出勤の代休を貰い、近隣のしあわせ村を散歩してきました。

目的は、半年前に家庭用で購入したミラーレスのルミックスGH4の試し撮り。
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こんなカメラです。

レンズは純正100mm~300mmのズーム、センサーは4/3なので実質300mm~600mmの世界を味わえる。。。

モデルは柿とメジロ
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ピンが柿に取り付いて離れない。。。

どうやってもオレンジの柿にピンが吸い寄せられます。
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ここまでピンがこないとイライラしますね。。。
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使い熟せていないので、感想を述べるのは時期尚早ですが、正直野鳥撮影には不向きです。というか、メーカーレンズにかなり問題があると言った方がいいですね。

最初に手にする一眼であればそれなりに納得もいくかと思いますが、兎に角このレンズを通すと低解像、低感度。。。

ソフトで丁寧に加工して、上3枚の画を貼りましたが、顔のアップはまずできません。

ピントが合っていても、トリミングするとにじんだ様な画になり、これでコスパが高いといえるのか。。。

上の写真以外でも、モミジにとまったウグイスやメジロを撮ったんですが、色が濃い方にピントが合ってしまい、どうやっても離れません。

止まっている被写体ならいつかは合うんでしょうけど、相手は野鳥ですからねぇ。じっとしてるわけがありません。。。

暗い場所ではSSが全く上がらず、しかも低感度なのでちょっとISOをいじるだけで、画像がザラザラになります。

テレ端では使い物にならず、150mm~250mmと思った方がいいでしょう。

手ぶれ補正もゆるく、私には軽すぎるカメラ。。。

手振れ補正では、断然オリンパスの方が上ですね。

景色やポートレートを撮るのに適したカメラで、野鳥のような特殊な被写体は、ブラインドに隠れて三脚を使い、更に近距離での撮影でないと難しいですね。

4Kフォトも野鳥のような小さな被写体は使い物にならない印象でした。
(花や景色はキレイです)

以上、ルミックスGH4と純正100-300mmレンズの初期レポートでした。

酷評しましたが、あくまでも野鳥撮影に対しての個人的な評価です。

レンズを変えれば、評価も変わるんでしょうが、軽くないと意味がないと思ってます。

このクセのあるレンズを使い熟せるようにして、再びレポートを書こうと思います。

もっと絞った方がいいのかなぁ。。。

それとも、ダメなものはダメなのか。。。