鳥見を始めてから何度も何度も通ってる森があります。
それでも収穫はほとんどゼロ。
野鳥はかなりいそうな雰囲気なのに、まともなのは遠いカワセミだけ。
なのでカメラマンにはほとんど出会ったことがありません。
そんな場所へ今日も懲りずに出かけました。
到着時間はAM9:57。
最初にであったのが何とオオタカ成鳥。。。
枯木に止まっているのを確認したと同時に飛ばれてしまいました。。。。
オオタカはいつもこの調子。
でもこの場所でハッとする野鳥を見るのは初めてです。
再び目の前を猛禽が横切る。
今度はなんとか撮影。
ぼやっとした画像ですがミサゴです。
大きな魚を掴んでいますが、この森にこんな大きな魚はいないはず。。。
恐らく2Kmほど離れたS川河口から捕まえてきているんでしょう。
カラスに追われて何度も何度も目の前を通過していきます。
遠くの木にはまたもや猛禽。今度はノスリです。
いやいやぁ~、この場所でこんなに多くの野鳥を見るとは。。。
こちらも遠くてぼやぁ~とした画像です。すいません。。。
この場所で今まで野鳥になかなか出会えなかったのには理由があります。
折角の自然な状態の森を、生き物等の学習の場とする為に頻繁に歩道工事をしているのです。
木はどんどん切り倒され、なかには切り株だらけの場所さえあります。
こんなことをしてどうやって自然を体験学習するのでしょう。。。生き物は減る一方。。。
もう少し生き物に対する知識を持った方々によって計画を練るべきだと思いました。。。
今日は正月休みということもあり、工事車両も人もおらず、静かな状況。これだけ幸先がよければ何かいるかも。。。
次に出迎えてくれたのは、キレイなアオジでした。
黄色い部分が鮮やかでキレイですね。
アオジを撮っていると、どこからともなくカエルのような地鳴きの声。
「ケロケロ、ケロケロ。。。」
ルリビタキです。
どうしても私にはカエルの声に聴こえてしまいます。
キレイな♂を期待しましたが、これは♀でしょうか。。。
若鳥のオスはメスと同じような色をしていると聞くので♂なのか♀なのかわかりません。。。
しばらく森の中を歩き、山道のカーブを曲がったところで突然足元から5~6羽の鳥が飛び立ちました。
飛び去った木の方を眺めると、辛うじて1羽のみ鳥影が見えました。
ホオジロだと思い撮ってみると。。。
(遠くてばんやりした画像です。すいません)
あれ?カシラダカ?
ん?でも顔が黄色いぞ。。。
ある野鳥が頭に浮かび急いで連写。。。
ほんの30秒程で森の中に消えていきましたが、とりあえす図鑑で見比べられるレベルの写真は撮れました。
その野鳥とは。。。
年末に岐阜まで走って探しに行ったミヤマホオジロです。
でも目の周りがミヤマにしては褐色味を帯びてるなぁ。。。
ひょっとして♀なのかも。。。
その場でスマホで調べてみると、ミヤマホオジロのメスの特徴は以下の通りでした。
眉斑がやや淡く、褐色味を帯びている。喉は淡い黄褐色。耳羽は褐色で、胸は淡褐色。下面は薄い茶褐色から白色の中間の色を呈しており、脇には雄よりも淡色の縦斑が明瞭に見える。
この説明からカシラダカではないと思われますが、どうなんでしょう。。。
オスさえ確認できればハッキリするのですが、残念ながら未確認。。。
明日、またリベンジしてきます。
ミヤマの可能性を信じ、興奮しながら駐車場へ向かっている途中、「クェ、クェ」の鳴き声。
ん?
今度はアカゲラ?
鳴き声のする方を確認するとコツコツ木を啄いていました。
この森でこんなに野鳥に会えるとは。。。
灯台下暗しとはこういうことを言うんですね。。。
アオジ以外は近くで撮れず、あまりいい画はありませんが、新たな楽しい場所を見つけたことに今はただただ興奮しております。
まだこんなにも生き物が生息しています。
これ以上、工事はしないで欲しいですね。。。