弥富市鍋田干拓地、東浦自然環境学習の森 | 鳥さんのご機嫌撮り

鳥さんのご機嫌撮り

東海地方で登山をしながら鳥見をしています。
時には遠征で長野も。
カメラが趣味で野鳥や景色、花の撮影もしています。

今日は勤務先の優良取引先へ表敬訪問をする為、岐阜県の南濃町に行かなければならない。
約束の時間はAM10時なので、道中で鳥見ができる。
ただ、今日は風が強く、山系の野鳥は難しそう。。。
 
ということで田圃系、葦原系、河口系の中から鳥見の場所を選択することにした。
 
南濃町へは伊勢湾岸道を利用する。最初に候補に浮かんだのは田圃系の鍋田干拓地。
湾岸弥富ICを下車し田園地帯へ突入。
 
最初に出迎えてくれたのは、、、
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車のすぐ目の前。逃げることもなく冠羽を逆立ててじっとこちらを凝視するのはヒバリさん。
「逃げない」となると、なぜか撮り甲斐が失くなるひねくれた性格の私。
そういえばウチのヨメも、付き合う前は私から逃げていた。。。基本的に追っかけ派なのかも。。。
 
つまらない話は置いといて本題へ。
 
他にいたのはケリばかり。近づけば逃げ、また近づけば逃げるの繰り返し。
逃げられると追っかける性格の私は、平凡なケリでも追っかける。。。
(ん?話がもとに戻ってる???)
 
しばらく惰性で農道を車で移動していると。。。
あれ?さっきまでと雰囲気が違う?
逃げるどころか襲ってくる。。。しかも2羽で???威嚇???
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羽根を広げて「キキキキキッ!」 車との距離は3m程度。
 
うっ。。。ちょっと怖いかも。。。
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追いかけられると逃げたくなる私。。。
 
もう1羽は近くで「キキキキキキキキィ~」と騒ぎ立てる。
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なんなんだいったい。。。
 
ん?ひょっとして。。。。
路肩に駐車した車のすぐ際を覗き込むと。。。
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やっぱり。。。ゴメンゴメン。君たちはこの子を守りたかったんだね。
 
と思いながらももう1枚。
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1羽しかいない。。。元気がないのか?眠たいのか?それとも親の指示で隠れてるつもりなのか?
 
可哀そうになったので車をバックさせ、10mくらい離れたところからエンジンを切ってそっと観察。
あのキキキキキッの鳴き声もやみ静かになったが、完全には警戒を解いてないようだ。
 
と、その時。。。
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他の場所にもう1羽いた。。。
 
あれ?
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こっちにも。。。
 
おっ???こっちにも。。。全部で4羽。
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上から順に「イチロー」「ジロー」「サブロー」「シロー」と名付ける。
 
車をバックさせたので、茂みから出てきたのだろう。。。
遊びながら親鳥の方へヨチヨチ歩き出す。
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ジローとサブローは親鳥の方へまっすぐ進む。
 
イチローは、やはり元気がないのだろうか、足取りが重い。。。
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何度も立ち止まって座り込み、また進む。。。病気かな。。。
 
何とか辿り着いて一安心。
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親鳥は自分の羽根を広げてヒナたちを包み込むようにして守る。
 
あれ?シローがいない。。。ん?いた!
親鳥からどんどん離れていく為、親鳥はまたキキキッと小刻みに鳴きだした。
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逞しい。。。ミミズみたいな生き物を突いて食べている。
人間の子も兄弟で性格が違うように、鳥もそれぞれ性格が違うようだ。
 
結局シローは親鳥のもとには帰らず、ひたすら獲物を探していた。
親鳥も警戒を解いたのか、隠していたヒナを解放し、シローのいる方へ誘導していた。
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                                                  ↑
                                                シロー君
 
夫婦で必死に子を守る親鳥を見て、何とも言えない強い愛情を感じることができました。
驚かせてゴメンね。
 
最後におまけとして。。。
 
この日は他に、東浦自然環境学習の森でオオヨシキリとバッタに会いました。
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春から夏へ、少しずつ近づいてますね。