ソニー ロリンズ::セントトーマス

        短編小説:ソニーロリンズ サキソフォンコロッサス

このところ、ソニークラークの”クール ストラッティン”や こちらのソニーロリンズの”サキソフォンコロッサス”など、いわゆるモダンジャズの名盤と呼ばれるLPレコードをアマゾンで買い漁っています。

 

明日も、ビル エヴァンスとジムホールの”アンダーカレント”という名盤が我が家に届くはず。これが2年間も続くものなら数百万円の年金が飛んで行ってしまいそうです。

 

冗談はさておき、今まで私は、テナーサックスに関しては断然ジョン コルトレーン派でした。ロリンズのテナーサックスの素晴らしさは百も承知でしたが、コレクションは、コルトレーンばかり、しかし、三日ほど前、思い切ってこのサキソフォン コロッサスをアマゾンに注文しましたよ。

 

真剣に聴いた結果、ロリンズのプレイに度肝を抜かれました。このレコードは、プレステージというジャズの名門レーベルから出されているのですが今は、DORという会社で生産されて恐ろしく音がよくなっており、針のノイズもほとんど感じられません。レコード自体の重量も180gで音質の向上に寄与していますね。

 

ロリンズのテナーサックス、トミーフラナガンのピアノ、そして、マックス ローチの名人芸的なドラムも、まさに目の前で演奏されているかのようなのです。還暦を過ぎ改めてソニーロリンズの真の偉大さに気づいた次第です。

 

更に、グーグル検索でソニーロリンズとインプットしましたら、90歳を迎えますますお元気であることがわかりました。一般に、ジャズミュージシャンは、麻薬禍もあり、だいたい短命です。バド パウエルジョン コルトレーンビル エヴァンス天才トランぺッター クリフォード ブラウンなど、ロリンズの1/3も生きられませんでした。

 

こういった中で、ロリンズさん、しっかり生きておられるんだなあとと思うと、自然とうれし涙が出てきて、昨夜は、

かねふくの辛子明太子を肴に、政界きってのジャズファンでおられる、菅官房長官からいただいたミニチュア瓶のオールドパーをたしなみながら、何度も何度もロリンズが演奏するセント トーマスモリタート(マック ザ ナイフ)

を聴き続けた次第です。 もちろん、ウイスキーはストレート ノー チェイサーでね!

 

ソニーロリンズ            菅官房長官

 

ニュージャズ”Bless in disguise"を演奏するソニーロリンズもご覧になる方は、上の動画の音を切って、下記の写真の入っている部分をクリックしてください