今日も朝から新大阪にてレッスン。
ブルースでよく使われるフレーズを例題に出してみると、皆さんのウケは良かったと思います。
やっぱり、カッコイイフレーズを弾けるようになるのが一番!
モノトニックベース奏法というやつなんですが、実は本当のことを言うと、「〇○奏法」というのはあまり好きではないんです。
というのも、トレモロ奏法もスリーフィンガーも突き詰めると数多くあるアルペジオの1つのような気がするのですが、どうでしょう?
そんなことを考えながらスタジオのテラスでボーっと過ごす。
【雑感】
①禁じられた遊び
前半の5フレット、7フレットをセーハする部分は初心者の人にとって、難しい。セーハを克服するエクササイズをしながら、簡単に弾ける曲、エチュードを選んで全体を上げていく予定。ただ、どのエチュードを選ぶのかが一番難しい、コテコテのクラシックか、分かりやすいアレンジ曲を抜粋するのか。う~ん。
②喜びの歌
メロディとベース音の交互を繰り返す。簡単な曲だが、piの繰り返しがとても有効。これが曲に聞こえるようになったら、初心者の壁を脱出できる!
何でも良いから、ギター1本で曲が弾ける様になりたい方にはオススメ。
ドイツ語で「フロイデッ、シューネル、ビンテンヴォーケル」と歌ってもグッド。
③弾き語りの曲全般。
弾き語りの曲はイントロが一番難しい!コードを鳴らすのと、口ずさむ歌詞を一致するように何度も繰り返すことが大切。
リズムはつけずに、コードチェンジと歌詞にフォーカスを当てるとグッド。
ローポジションからハイポジションに移動する箇所など、「難しポイント」はある程度共通するので、指の動きか、リズムが難しいのか、歌詞が難しいのかなど、練習する時にどこに比重を置いた方が良いのか、僕ももう少し分かりやすくレッスンした方がよかった。
④ソロアレンジ全般
ソロで弾けるようにアレンジされたものは、「コードがメイン」か「メロディがメイン」かのどちらかに分かれる。
なのでコードがメインの場合、実際にコードを楽譜に書き込んで、背後にある大きな流れを実感するのがベター。
また、編曲者のアレンジ部分がある楽譜もあるので、オリジナルとアレンジの違いが見えるとOK
大体、アレンジ部分に気合が入ってるので練習する方も気合が要る(笑)
帰宅して、近くのプールへ。
この前の健康診断で先生から
「中川さん、ちょっと脂肪肝のケがありますね~」
と言われました。
...マジか。
やはり、寝る前の飲酒が良くないようだ。
落語を聴きながら、飲む清酒は最高なんですが、生活習慣を考えると改めた方がいいみたいです。
1kmを水中ウォーキング。また間食や飲酒はしばらく辞める。
頑張って脂肪を燃焼させて、スマートになろう。
その後は自分の練習と教材研究。
1日弾かないと、3日は遅れるというのは本当。
コンサートプロは1日に8時間は練習すると聞くけど、全体の仕事量としてはやっぱそれくらいかかると思います。
演奏だけでメシ食ってる人はやっぱスゴイんですよね。
教材研究はレッスンでやってる曲の確認と、これから出すつもりのエクササイズや練習曲をどうしようか、アレコレ考える。
また、クラシックの曲集をパラパラめくり、軽くさらっと通す。大体どんな所が質問されやすい箇所なのか、そのポイントを確認する作業。
「そもさん」と聞かれたら「せっぱ」と応えれるような練習。
たまにあるのが、
「譜面に休符が書いてあるのは消音の処理をしなければいけませんか?」
「なんで、ここのフレーズにこの和音があるのですか?」
というマニアックな質問があります(笑)
消音の処理はした方が良い場合と、しない方が良い場合の2パターンあります。
例えばオリジナル曲を演奏するのは「創作する音楽」ですが、クラシックは「継承する音楽」です。
ですので、色んな縛りはありますが、その中でもある程度の自由はあると思います。
譜面通りに写実的に再現するのか、または自分のスタイルを入れていくのか。
その違いをどう思うのか?が大切な気がします。
「ここは〇○だと思う。何故なら~で、例えば△△があるからです。」
というのが丁寧なやり方。
「ここは〇○だ。何故なら吾輩は先生だからだ」
というのが、マッチョなやり方。
もし、あなたが誰か先生について楽器を習っていたら「何故、ここはこう弾くんですか?」と理由について聞いてみると良いでしょう。