こんにちは、ギター講師の中川です。
レッスン覚書で新しく「フィードバック」のコーナーを設けました。
普段レッスンしている曲を一部抜粋して、レッスンポイントを箇条書きにまとめたいと思います。
どんなレッスンを行ってるか、イメージして頂ければ幸いです。
【11月のある日】
・アンダンテ・カンタービレ
カンタービレ(歌うように・美しく)→では、具体的にどのように歌うようにを表現すれば?
メロディ部分にマーカーで色を塗る。単音だけで弾いてみる。
その際、ただ棒弾きになるのではなく谷場・山場を意識 → フレージング
・テンポを刻みながら歌う。
一定のテンポを刻みながら歌えないと弾けない。
・中間部のセーハが続く所は、人差し指をスライドさせるイメージ。
どのフレットに置くのか意識しよう。
・ブローウェルはコンテンポラリー曲がメイン。
舞踏礼賛を弾いて、どんな曲を作ったのかイメージを持ってもらう
・映画「11月のある日」について
革命の話。キューバ革命の歴史的背景。エステバンと言う青年。
脳に疾患を抱え、若くして余命わずか。
自分の人生を振り返る物語。
【禁じられた遊び】
・4分の3拍子
ワルツと同じリズム、1拍目がpとaを同時に弾くので注意。
・スペイン民謡の歌詞を実際に、ギターの伴奏と合わせて歌ってみよう。
・1弦をアポヤンドにする事にこだわりすぎてはいけない。
アルアイレでも芯のある音を出せるな弾き方をレクチャー
・5フレットの半セーハ、7フレットのセーハ部分が難所。
セーハのコツは3つ。人指し指の側面,メガネケースを持つイメージ,フレットと人差し指はなるべく平行。慣れてくるとアーチ状に変化できる。
【アルハンブラの思い出】
・トレモロが難しく見えるが、体系的に練習すれば数か月で必ずマスターできる。
pamiのみならず、pima,pmiaなど様々な角度からトレモロの練習をアプローチ。
1弦トレモロ,2弦トレモロなど均等に弾けるようなエクササイズをたくさん用意。
・メトロノームを使用した練習方法
・意外と、左手と右手のトレモロを合わせるのが難しい
左手はコードの押さえ方を確認。前編、中編、後編と3つに分けて、押さえ方を左手に覚え込んでいく。
・アルハンブラ宮殿について
タレガが旅行先のアルハンブラを見て、印象的だったので記譜。アルハンブラ宮殿は国土回復運動によるもので、イスラム圏の建造物。
・楽譜を見ないで弾ける様になれば、練習前のアルペジオのエクササイズに使用しよう。
【弾き語り全般】
・アップストロークが苦手な方が多い。
オルタネイトピッキングのエクササイズ。何がなんでもアップピッキングするというイメージより、ダウンピッキングした元のポジションに戻すイメージ。
・イントロ、間奏、エンディングのソロ
コードからオリジナルのフレーズを創れるようにしよう。
その為には、アルペジオとスケールの知識は不可欠。
鼻歌で歌った曲をメロディラインで弾けるようになることが大切。