「びっくりしちゃった。あんなにかわいかった豊がすっかりおじさんに。先生なんておじいちゃんになっているんだもん。」
豊&池江父「メジロマックイーン!!」
マック「みんなには見えていないっぽいから、あんまりマックイーンって言うと変人扱いされるよ。」
豊「マックイーンどうしてここに?」
マック「お世話になった先生にも、戦友の豊にも利益になるような恩返しをしたくて。」
池江父「幽霊!?」
マック「人聞き悪いなあ。でも確かにその通り。昨日タヤスツヨシと焼き肉食べたんだよ。」豊「??」
マック「そうしたらね、ツヨシが凄い良案を提示してくれたんだ。」
池江父「??」
マック「まあ見ていてよ。」
実況「オルフェ!オルフェ!今年の宝塚記念を制したのはオルフェーブル!!これぞ三冠馬の意地!力!完全復活です!!」
池江父「オルフェーブル…」
豊「うーんやっぱり強いね…怪物だ。」
池江父「あんなバカ息子だが、オルフェーブルに関してはかなり悩んでいたんだ。調教師である以上つきまとう問題ではあるが、何とか頑張って欲しかった。乗り越えて欲しかった。良かった…良かった…!!」
豊「…先生。ヅラ…泰寿さんの馬に乗れなかったのは悔しいけど、今とても嬉しいです。」
マック「喜ぶのはまだ早いよ。先生仰っていたよね。如何に人の心を動かし、彩るかって。」
豊&池江父「な…何!?」
マック「凍てつく睦月の朝のこと。健やかに、ただ真っ直ぐに生きてくれとはにかんだ。蹄の音は子守唄。なびく鬣晴れ姿。いつか一羽の鷹となり、身に纏うは鮮やかな風…。」
池江父「なっなんだこの風……!!」
豊「…マックイーン、この風は…!?」
マック「豊と駆け抜けた、あの日の宝塚記念。この風、この匂い、この温もりだったでしょ?」
池江息子「オルフェーブル!!よくやった!!池添君!!本当にありがとう!!」
池添「……」
吉田勝己&俊介「……」
その他大勢「…っくwwww」
池江息子「えっ?何?どうしたの?」
池添「……池江さん、ヅラ…髪が風に煽られて取れそうです。」
池江息子「…!!ちょwwマジだwwとれかかっとる」
マック「ね?絶対みんなの心に残るでしょ?」
豊&池江父「鬼畜wwww」
泰寿、早く私を越えてくれ。
私もあと幾許生きていられるか分からない。
その晴れ姿を見せてくれ。
立派な鷹となり羽ばたいておくれ。
……お前の父として、見届けようではないか。