Good morning. Art life
ギャラリーのトビラを開ける。いい作品に出会う。「欲しい!」と思う。リビングルームに持って帰って飾りたい。でっかい壁があったらなー。でも、欲しいと思った現代アートのほとんどは記憶の部屋にたてかけて。作品を観覧し、作家さんと話し、またまたいい作品に、持って帰りたいと思う作品に、出来るだけたくさん出会いたいなーとギャラリーをめぐる。→ギャラリーモーニングのホームページ

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演画・中の島ブルースII  「A diary」 2022年4月29日(金)- 5月14日(土)

 

緑滴る京都岡崎、ギャラリーモーニング

展覧会のご案内です。

 

演画・中の島ブルースII  「A diary」

2022年4月29日(金)- 5月14日(土)月休み ※土曜日が最終日です。

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2022/03/a-diary-429-514-ii.html

 

 

大学は違っていても、中の島美術学院という学びの場に通っていたという共通項がある7人の展覧会です。

それぞれの「作品」に別々に魅力を感じ、一人ひとりを、興味深く観ていた作家さん同士が実は、基礎を学ぶ場で繋がっていたというのを知ったときには、ちょっとした驚きで。

全く違う表現の奥にある描く姿勢、伝わってくる魅力、うまく言葉にはできませんが、大学以前の「学びの場」を通り抜けるコトで醸成されるクリエイティブに不思議を感じ、今も、とても気になります。

展覧会を観ていただくことで、もしかしたら、腑に落ちる何かを共有していただくことができるかもしれません。

 

2015年に1回目を開催。

第二回の今回は、柴垣美恵、栗田咲子、中川雅文、成山亜衣、美崎慶一はそのまま、新しく田村洋子(木版画+)、松尾勇祐(木彫)各氏に参加いただき開催します。

 

「演画・中の島ブルース」という企画ワードは前川清が好きという栗田咲子さんの言葉と学院の名前から。昭和演歌の叙情的で艶っぽい声色の歌を思い浮かべてしまうと展覧会のイメージとはちょっと差異が生まれるかもしれません。でも、つながりを示唆する言葉として、今回もショルダーに掲げておきたいと思います。 /ギャラリーモーニング

 

 

作家略歴 

栗田咲子 KURITA Sakiko

1972年 岡山県生まれ

1997年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了

 

柴垣美恵 SHIBAGAKI Mie

1972 大阪府生まれ

1994 京都精華大学 日本画専攻卒業

 

田村洋子 TAMURA Hiroko

1985 奈良県生駒市生まれ

2010 京都精華大学 芸術学部 メディア造形学科 版画コース卒業

 

中川雅文 NAKAGAWA Masabumi

1975 京都府生まれ

1997 大阪芸術大学 芸術学部 美術学科卒業

 

成山亜衣 NARIYAMA Ai

1983 大阪府生まれ

2007 京都嵯峨芸術大学造形学科版画分野卒業

2009 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程版画専攻修了

 

松尾勇祐 MATSUO Yusuke

1979 大阪市生まれ

2002 宝塚造形芸術大学 造形美術学部彫刻卒業

 

美崎慶一 MISAKI Keiich

1965 兵庫県 神戸市生まれ

1990 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業

 

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#現代美術

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藤原みどり個展「Prealba」 2022年4月15日(金)~24日(日)12時〜18時

藤原みどり個展「Prealba」

2022年4月15日(金)~24日(日)12時〜18時(月曜日休廊)

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2022/03/fujiwara-midori-prealba-2022-415-fri-24.html

 

”Prealba”

100年に1度のパンデミックの嵐が吹き荒れ、10年前の日常が嘘のように感じます。

でも、生きているからこそ前を向いて進みたい、明けない夜はないのだから、と強く願い踏ん張っています。

そして「どこ吹く風?」と何も変わらず語りかけてくれる木々や川や空が私の周りにあります。

動じない大自然の力強さ、激しさ、そして静けさを伝えたい、豊かな四季の潔く深い空間や奥行きのある風景を表現したいと、

夜明け前 ”Prealba”の希望を込めて描きました。/藤原みどり 

 

FUJIWARA Midori 略歴

1966 大阪生まれ

1990 京都市立芸術大学 美術学部美術科油画専攻 卒業

1992 京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻油画 修了

 

個展 

京都 ギャラリーココ 1991, ‘92

   アートスペース虹 1996

   ギャラリーすずき 2011, ‘14

大阪 オンギャラリー 1990, ‘93, ‘94

   番画廊 2000

   画廊編 ぎゃらりかのこ 2000, ‘01, ‘03, ‘05, ‘07, ‘08, ‘18

滋賀 愛知川駅ギャラリー 2005

兵庫 アートスペースモーヴ 1992

東京 中和ギャラリー 2012, ‘13, ‘15, ‘17, ‘19, ‘21

 

グループ展など

現代美術茨木1990展 招待特集作家 (青少年センター,大阪), ‘90 

ミニュアチュール展 (ギャラリーココ,京都) 1990~ ‘99

五つの心臓Special展 (ギャラリー16,京都) 1992

アーティストからのメッセージ展 (ひらかた近鉄アートギャラリー,大阪) 1993

SEOUL VECTOR展 (寛勲美術館,韓国ソウル) 1995

ウィメンズ95展 (大阪府立現代美術センター,大阪) 1995

藤原みどり・谷本天志展 (ギャラリーそわか,京都) 1996

Drawings展 (ギャラリーそわか,京都) 1998~2000

EYES1998展 (大丸心斎橋店美術サロン,大阪) 1998

COMPACT DISC V.A. (神戸アートビレッジセンターKAVCギャラリー,神戸) 1999

Painters藤原和子・藤原みどり展 (ギャラリーそわか,京都) 2000

新鋭美術選抜展 (京都市美術館,京都) 2002

gallerism2005~屋台的アート~展 (大阪府立現代美術センター,大阪) 2005

CAF.Nびわこ展 (大津市歴史博物館,滋賀) 2010~

おてらてん (南丹市八木町如城寺,京都)2011

隠岐しおさい芸術祭 (隠岐西ノ島,島根) 2012

万年室ペンpen草作品展 (ギャラリーみやがわ,京都/アトリエベムスター,東京) 2013

日吉大社芸術祭 (山王総本山日吉大社,滋賀) 2013

京都野外彫刻展 (京都府立植物園,京都) 2013/2015

インテリアフェスティバル (そごう横浜店,神奈川) 2017

サンフェア アートフェスティバル (東京国際フォーラム,東京) 2019

横浜開港アンデパンダン展~特別企画現代作家の縄文インスパイア作品展(横浜市民ギャラリー,神奈川) 2020

CAF.Nびわこ 湖の覚層展 (愛知川駅ギャラリー,滋賀) 2020, ‘21

 

黒い画布に浮かびあがる力強い絵具の軌跡、暗闇の先に見える光のよう。制作の姿を想像します。

東京、大阪などでコンスタンスに発表を続け、京都では8年ぶりの個展です。/gallery morning

アートの旅へ。

 

桜が満開へ向かいます。

南禅寺、インクライン、そしてアートの岡崎へ。

 

PRINT 17 「版画旅行17」

2022. 3.26 (土)- 4.10(日)12時〜18時(月曜日休廊)

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2022/02/17-print-17-2022326-410.html

 

 

一枚の版画から始まるアートへの旅。

エディションのある版画ならではの、同じ作品がいろいろな場所へ旅するように。

 

17回目の今回は

フランスで制作する イシイアツコ(銅版画)

シンプルな抽象表現で刷りの技術がひかる 一圓達夫(木版画)

遊ぶような線が魅力 河崎ひろみ(ドライポイント)

絵画とは別の魅力が現れる 廣田美乃(銅版画)

アイデアを形にする 本田このみ(木版画)

今年の新鋭選抜展で優秀賞受賞 松谷博子(油性木版)

絵画と同様に心躍る色使い、季節感のある生活の一面 マツモトヨーコ(リトグラフ)

次元の異なるシーンを独自の技法で表現する 吉原英里(銅版画)

真面目におかしい木版画とパフォーマンス。走ることも愛する 若木くるみ(木版画+)

ほかに、常設メンバー約10名の版画作品を展示しています。多様な版画表現をご覧いただく機会となれば幸いです。/gallery morning

 

展示作家

イシイアツコ・一圓達夫・河崎ひろみ・廣田美乃・本田このみ・松谷博子・マツモトヨーコ・吉原英里・若木くるみ

上村亮太・右近あかね・川村紗耶佳・岸雪絵・田村洋子・橋本尚恣・藤井敬子・見崎彰広・宮本承司・吉田真紀子ほか

河嶋菜々個展「庭にまつわるエトセトラ」 2022年3月8日(火)~13日(日)

春の光イッパイの京都岡崎です。

2022年ニューフェイス展のご案内です。

 

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河嶋菜々個展「庭にまつわるエトセトラ」

2022年3月8日(火)~13日(日)12時〜18時


 

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2022/02/kawashima-nana-202238-13.html

 

自身の感覚を通し、家の中にある庭を描いています。

庭の空間/植木鉢・植物・ジョウロなどを描いている内に、それらはぼんやりと私にとって愛おしい存在になりました。

庭というスクエアサイズの枠内に点在している植物たちに星座のような1つの繋がりを感じています。

また庭を通して生まれた新たな感覚/発想から、部屋の中にある生花などを描くことに魅力を抱き描くようになりました。

実際の景色と庭を描くことで生まれた自身の感覚を絵の中で共存させていきたいと思い制作しています。

河嶋菜々

 

KAWASHIMA Nana 略歴

1997年生まれ 京都府在住

2020 京都市立芸術大学美術学部美術科日本画専攻 卒業

2022 京都市立芸術大学大学院美術研究科日本画専攻 修了予定

 

個展

2020 『やわらかな眠り』 GALLERY35 kyoto kamanza

 

グループ展

2021 第46回学生日本画展示 ホテルグランヴィア京都

2020 オンライン2人展『うつわとにわ』 

 

 

ここ二、三年の不自由な期間、毎日眺めていた自宅庭を自身の感覚を通して表現。

同じ対象を描くたびにかたちは省略され、現実をはなれて浮遊し愛おしさに満たされていくようです。/gallery morning

 

 

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月本ちしほ個展「春ぎらい」 2022年2月25日(金)~3/6(日)

朝は、氷が張る冷え込みの京都岡崎。

でも、午後の光はもう春です。

ギャラリーモーニングから展覧会のお知らせです。

 

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月本ちしほ個展「春ぎらい」

2022年2月25日(金)~3/6(日)/12-18時・月曜休み

 

 

「いつか冬は終わる」 「いつかまた春がやって来る」 

苦しい時、悲しい時そんな言葉をかけられる。

けれど私は春が嫌いだ。

土の中でずっとじっとしていたいのにざわめきが侵入してくる。

青みがかった透明な光に透過されて輝く新芽。

私の後ろめたさは同じ光に透過されて影をなくす。

まるで「悲しみは去ったのだ」となにもかも光で上から塗りつぶしていくようだ。

まだ起こさないでほしい。 そんな喜びの歌を歌わないでほしい。

私はついていけない。 私はまだ暗い底で眠っていたい。

春は暴力的な微笑みで、やって来る。

私の喪失も悲しみも光の中で影を無くしていく。それがどうしようもなく怖い。

今年も春が来る。 あの透明な光とともに。

私の悲しみは、まだ手放したくないのに空に溶けていく。

花びらが空に舞った。/月本ちしほ

 

 

TSUKIMOTO Chishio 略歴

1981年生まれ 東京都出身 現在綾部市在住

2005  京都大学文学部  人文学科日本史学専修 卒業

2011  京都市立芸術大学  美術学部美術科油画専攻 卒業

2013  京都市立芸術大学大学院  美術研究科絵画専攻 修了

 

個展

2013  月本ちしほ個展 「spirare」(ギャラリーモーニング/京都)

2020  月本ちしほ個展 「translucence」(ギャラリーモーニング/京都)

2021  月本ちしほ個展 「星の欠片」(ギャラリーモーニング/京都)

 

グループ展

2013  ホテルグランヴィア大阪×京都市立芸術大学×ART OSAKA

      アートワークスプロジェクト「アートでねむる、アートで目覚める」

 

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いのち永らえてひと知れず咲くつつじ、忘れたくない桜の記憶。

好きだけど嫌いな春。複雑な心境と明るい光が入り混じるかのようです。/gallery morning

 

 

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さかいはるか個展「いびつでやさしいIII」2月11日(金)~20日(日)

快晴京都。京都市京セラ美術館では京都市立芸術大学の作品展が開催されています。

美術館東門から徒歩3分。gallerymorningkyotoから展覧会のお知らせです。

 

 

さかいはるか個展「いびつでやさしいIII」

2022年2月11日(金)~20日(日)/12-18時・月曜休み

 

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2021/12/sakai-haruka-2022-211-20.html

 

 

悠然と漂う空洞のような生き物を描いている。

ふと窓の外を見ると、漂う雲が大きな鳥に見えた。

その時、今まですっかり息を止めていたことを思い出して、大きく深呼吸した。

雲はゆったりと流れ、ちぎれては取り込まれ、形を変えながら正体をとどめない。

次に振り返ったときには、もういなくなっている。

わたしたちの抱えるいびつさや矛盾、不完全さ、孤独。

そういうところに人間らしい素朴な美しさを見出している。

すべてはいびつなものたちによる、やさしい物語である。

支持体に和紙を使うのは、柔く食い込む感触が繊細な肌の質感に近く、多層的な白が虚無の奥深さを思わせるからで、

描画材に色鉛筆を使うのはアナログテレビの砂嵐(赤ん坊が泣き止む)のようなザラザラとした質感が内的世界の心地よさを感じさせるから。

ふと自然に目があって、息をすることを思い出すような絵が描きたい。/さかい はるか

 

 

SAKAI Haruka 略歴

1990生まれ 大阪府在住

2009 大阪府立三島高等学校卒業

2013 京都市立芸術大学院 美術研究科絵画専攻 卒業

2015 京都市立芸術大学大学院 美術研究科油画専攻 修了

 

個展

2012 酒井遥 個展/gallery i(京都)

2012 酒井遥 個展「 Oval 」/京都市立芸術大学内ギャラリー

2014 酒井遥 個展「ハレ」/ギャラリーモーニング(京都)

2014 かしましドローイング展/京都市立芸術大学小ギャラリー

2016 酒井遥個展「吊革の森」/ギャラリーモーニング(京都)

2017 さかい はるか 個展「余白の人たち」/ギャラリーモーニング(京都)

2018 さかい はるか 個展「正気の花」/ギャラリーモーニング(京都)

2020 さかいはるか個展「いびつでやさしい」/ギャラリーモーニング(京都)

2021 さかいはるか個展「いびつでやさしい II」/ギャラリーモーニング(京都)

 

グループ展

2012 油画三人展「カーテンプール 1」/京都市立芸術大学内ギャラリー

2013 油画三人展「カーテンプール 2」/京都市立芸術大学内ギャラリー 

 

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身体の内のような、逆に身体を取り巻くすべてのような世界。

『「いびつでやさしい」形や生き物は曖昧な形(あいだの形)をしていて空洞。

見るたびにこたえが変わるようなものを描いている。これがなにかは重要じゃない』(さかい)

 

学生時代の油絵からここ数年の色鉛筆だけの表現へ。迫ってくるような強さではなく、やわらかく包み込まれるような優しさがあります。/gallery morning

 

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泰地朋香個展 TAIJI Tomoka「reflect」 2022年2月1日(火)-6日(日)

立春目の前。岡崎の美術館では京都にある芸術系大学の卒業制作展開催のシーズンです。

光はもう春の様相です。ギャラリーモーニングから2022年ニューフェイス展のご案内です。

 

 

泰地朋香 個展 TAIJI Tomoka Exhibition「reflect」

2022年2月1日(火)-6日(日) 12時〜18時

 

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2021/12/reflect-taiji-tomoka-2022-21-tue-6-sun.html

 

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私はよく、写真を撮ります。

ある時、窓ガラスの向こうにある景色を撮ろうとしたのですが、余計なものが反射して映り込み、思うような写真が撮れず、もどかしい思いをしていました。

しかし、少し視点を変えてみると、あることに気がつきました。

実体と虚像が重なり、建物、人間、植物、光、何もかも境界線がなくなったかのように混じり合うことで、新たな色や形、空間がガラス面に生まれ、幻想的で不思議な風景がそこに広がっていたのです。

まるで、何の変哲もないただの窓ガラスが、別の世界に繋がる特別な扉に変わったようでした。

私が感じる「反射」の魅力、おもしろさをどうすれば絵で表現できるか、他者にも感じてもらうことができるか、日々試行錯誤しながら制作しています。

 

泰地朋香

 

 

※同時展示 合わせてご高覧いただければ幸いです。

嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 第50回 「制作展」2月3日(木)~6日(日)

京都市京セラ美術館 10:00~18:00 入場17:30まで

 

 

泰地朋香  TAIJI Tomoka

 

1999 大阪府生まれ

2018 嵯峨美術大学芸術学部造形学科 油画・版画領域に入学

2022 同 卒業見込

 

グループ展

2020 嵯峨美術大学芸術学部造形学科 油画・版画領域 選抜展

   「saga dash2020」ArtSpace-MEISEI/京都

2020 絵画四人展 ギャラリー風雅/大阪

2021 大井ギャラリー選抜展「第2回嵯峨美術大学ゆかりの作家たち展」(ギャラリー大井/大阪)

 

 

映り込んだ世界の面白さと、そこに存在する自分。その瞬間の自画像にも思えます。初個展。/ギャラリーモーニング

 

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中村 潤展「さやかなり」NAKAMURA Megu 2022 1/18-30

冬冷えの京都、2022年はじめての個展、スタートです。

 

中村 潤展 「さやかなり」NAKAMURA Megu Exhibition

2022 1/18 tue. -30 sun. 12時〜18時(月曜日休廊)

 

https://www.blogger.com/blog/post/edit/5767420192513136381/8391701766401069047

 

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このところ,作品制作の中でできる糸くずを集めて,つまんで,並べ,紙に通すなどして楽しんでいます。

一本つまんで光にあてると,ちりちりとしたねじれや妙な曲がり具合が美しく,一本一本の微差にいちいち喜んでは,明るい気持ちが膨らみます。

一月の,寒くてくっきりとした空気が好きです。

新しい年に,新しい気持ちで,新しい光を浴びた糸や紙の色・形を眺めたいと思います。

 

中村潤

 

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中村 潤  NAKAMURA Megu

1985年生まれ。京都府在住。

2011年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。

 

主な展覧会

 

個展

「さて」(gallery morning kyoto,2019,京都)

「Showcase Gallery 2018-2019」(横浜市民ギャラリーあざみ野エントランスロビー,神奈川,2018)

「めいめいの重なり」(アートスペース虹,2017,京都)

 

グループ展、他

「市」@ ACG Villa Kyoto」(ACG Villa Kyoto,2021,京都)

「HOME PARTY 06 -蝶や花や(ちやほや)-」(みずのき美術館,2020,京都)

「Tricolore2019―中村潤・尾崎森平・谷川桐子展」(ギャラリー ときの忘れもの,2019,東京)

「ART OSAKA 2019」ホテルグランヴィア大阪(大阪)

「清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE2017」(岐阜県美術館,岐阜,2017,入賞)

「Art Court Frontier 2014 #12」(アートコートギャラリー,2014,大阪)

「ゲンビどこでも企画公募2011展」(広島市現代美術館,2011,広島,審査員特別賞)など。

                  ほか、ワークショップも多数実施。

  https://www.instagram.com/nakamura_megu/

 

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刺繍糸、紙、ロープ(をほどいたもの)など身近な素材が作家の手(時間)によって、あらたな形を与えられた立体作品。

そのままの色、自由な線で自立するさまは柔らかな存在感、曖昧な境界線がどこかユーモラスです。/ギャラリーモーニング

 

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濱野裕理個展「夜を駆ける」 2021年12月7日(火)~19日(日)

雨でもみじ落ち葉がうつくしい、京都岡崎より展覧会のお知らせです。

 

濱野裕理個展「夜を駆ける」

2021年12月7日(火)~19日(日)

12時〜18時(月曜日休廊)

 

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2021/10/hamano-yuri-exhibition-2021127-19.html

 

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夜を駆ける

 

午前0時、暗闇の街を私は全速力で駆けていた。

冷たい冬の空気が頬に刺さる。

夜風は私の皮膚を擽りながら猛スピードで流れていく。

耳の横でぐるぐると塒を巻きながらそれはヒュルヒュルと乾いた音で鳴いた。

私は息がすっかり上がっている。

心臓の音が低音で頭の奥に鳴り響いている。

「生きている実感」が沸々と湧いてきた。

 

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濱野 裕理 〔Yuri Hamano はまのゆうり〕

 

1986年 奈良県生駒市生まれ

2005年 京都市立銅駝美術工芸高校洋画科 卒業

2009年 京都嵯峨芸術大学造形学科油画分野 卒業

 

個展 

2009年 「eyes open」/ Galleryはねうさぎ(京都)

2011年 「束の間の夢」/ ギャラリーモーニング(京都)

2012年 「空想旅行、架空のまち」/ ギャラリーモーニング(京都)  

2013年 「心の庭」/ ギャラリーモーニング(京都)

2014年 「どうしようもなく退屈な日に僕らは平和について語り合う」/ギャラリーモーニング(京都)

2015年 「あの日僕らがみた風景はこの世界の断片に過ぎない」/ギャラリーモーニング(京都)

2016年 「水色だった日々。」/ ギャラリーモーニング(京都)

2017年 「僕とブルーとジャングルジム」/ サコダアートギャラリー(兵庫)

2018年 「祈りにも似た世界」/ ギャラリーモーニング(京都)

2019年 「濱野裕理 展」/ うめだ阪急 アートアップデコ(大阪)

2019年 「水の夢におぼれる」/ ギャラリーモーニング(京都)

2020年 「濱野裕理 展」/ 伊勢丹新宿店 アート&フレーム(東京)

2020年 「濱野裕理 展 -祈りにも似た世界-」/ ヒルトンプラザwest 3階(大阪)

2021年 「どうしようもなく退屈な日に僕らは平和について語り合う」/ 神戸元町歩歩琳堂画廊(兵庫)

 

グループ展

京都、大阪、東京、神戸などで多数

 

アートフェア

2016年 「神戸アートマルシェ2016」/ 神戸メリケンパークオリエンタルホテル

2017年 「神戸アートマルシェ2017」/ 神戸メリケンパークオリエンタルホテル

2017年 「東美アートフェア2017」/ 東京美術倶楽部(東京)

2018年 「神戸アートマルシェ2018」/ 神戸メリケンパークオリエンタルホテル

2018年 「東美アートフェア2018」/ 東京美術倶楽部(東京)

 

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美しく静けさをたたえた作品のなかに自身の死生観とともに、かすかな希望を感じます。

「夜を駆ける」という展覧会タイトルは、「夜」「暗闇」を「目には見えないさまざまなもの」にたとえ、その感覚世界を自由に駆けまわるイメージからつけられました。

東京、大阪、神戸での展示を経てギャラリーモーニングでは2年ぶりの個展です。

新作19点に加え、「涙をすくう」(19年制作に加筆)、東側ウィンドーに今展タイトルのきっかけになった「夜の囁き」(2012年)、

西側二軒隣のビストロreisinさんに「あの日の私に帰れない」(2017年)を展示しています。/gallery morning

 

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冬季休廊

12/7〜 濱野裕理展終了後は冬休みです。

休廊中、ギャラリーには常設作家の作品を展示します。

ご興味のある方は、ご連絡ください。

照明が付いているときは、事務作業などしております、どうぞご覧下さい。

成山亜衣展 2021年11月23日(火) 〜12月5日(日) 12時〜18時

成山亜衣展

 

2021年11月23日(火) 〜12月5日(日) 12時〜18時(月曜日休廊)

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2021/10/nariyama-ai-20211123-125.html

 

 

“四次元ポケット”という架空の便利グッズをご存知だろうか…主に猫型ロボットの腹部にあり、その中から考えられない容量の道具を収納し取り出せるポケットの事だ。四次元ポケットとはそういうもんだと何の疑いもなく受け止めているが、よくよく考えてみると、この発想は実に日本的ではないだろうか。四次元ポケット自体が“表面”に出ているモノが全てではない“秘めたる奧”があるという事を示唆しているからである。表面に出てきているモノより奥に秘めているモノを見つめようとする日本人特有の物の捉え方をどの様に平面で表したら伝わるのか…と考えながら、“疑って見つめる画面”を軸として制作している。  成山亜衣

 

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中井康之 (国立国際美術館)

 

「偶発的に生じたかのように見せることを意図した

作家の意図による部分が大半であるかもしれないが、

ダブルバインドによって必然的に生じるストレスが果たす割合は

成山の予測を超えるものかもしれない。」

              「成山亜衣の作品から。」より抜粋

 

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略 歴  1983 大阪生まれ 大阪在住

2007 京都嵯峨芸術大学造形学科版画分野 卒業

2009 京都市立芸術大学大学院版画専攻 修了

 

個展

2010 Oギャラリーeyes (大阪) 2011~21(毎年)   

2013 Oギャラリー (東京) ,18, 20,

2018 ギャラリーモーニング (京都), 19, 20

 

グループ展

2005 第30回全国大学版画展 (町田市立国際版画美術館・東京)

2006 第31回全国大学版画展 (町田市立国際版画美術館・東京)

   Open Studio Program! 2006 (京都嵯峨芸術大学・京都)

   thinking print vo.1 (京都嵯峨芸術大学・京都)

2007 Porto di Stamp (アートゾーン神楽岡・京都)

   Dreaming ( アートコンプレックス・センター・東京)

2008 thinking printo vo.3 (京都嵯峨芸術大学・京都)

2009 トゥルービヨン 7 (Oギャラリーeyes・大阪)

   AMUSU ART JAM 2009 in kyoto (京都文化博物館・京都)

   気持ちの奥にあるもの Present Spirit (ギャラリーモーニング・京都)

2010 未来は僕らの手の中 (Oギャラリーeyes・大阪)

   トーキョーワンダーウォール 2010 (東京都現代美術館・東京)

2011 プレゼントスピリット (ギャラリーモーニング・京都)

2012 トーキョーワンダーウォール 2012 (東京都現代美術館・東京)

   The13th Annivarsary Pre Exhibition (Oギャラリーeyes・大阪)

2015 FACE, 演画・中の島ブルース (ギャラリーモーニング・京都)

2016 nigmatic behavior ーなんで年寄りって真夏に熱いお茶を好んで飲むの (Oギャラリー

   eyes・大阪), 植木鉢のある風景 (ギャラリーモーニング・京都)

2017 トゥールビヨン 0 (Oギャラリー eyes・大阪)

2018 シェル美術賞2017 (新国立美術館・東京)

2019 FACE 損保ジャパン日本興亜美術賞 (損保ジャパン日本興亜美術館・東京)

2020 シェル美術賞アーティストセレクション(SAS)2020 (新国立美術館・東京)

 

参考文献

出原 均  :「成山亜衣」Oギャラリーeyes 2020 個展リーフレット(テキスト)

中井康之 :「シェル美術賞アーティスト・セレクション2020」シェル美術賞展2020 カタログ(推薦コメント)

 

一見なにが描かれているのかわからない。タイトルや画面から完全な抽象画ではないと想像し、流れるように動く絵の具に心ひかれ、その奥にあるどこかにピントを合わせ近づこうと気持ちが動きます。

折々に成山作品を観てこられた中井康之氏(国立国際美術館)にテキスト(案内状に一部記載)を執筆いただきました。ギャラリーにてご覧いただければ幸いです。/gallery morning

 

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中井康之 (国立国際美術館)

成山亜衣の代表的な絵画作品を概括的に描写するならば、「具体的な対象物を描いたイメージをつくり出している絵具素材が、同時に絵具素材としての特質である色彩や筆触による表現自体を主張するというダブルバインド的な状況を生み出している」と言い表すことができるだろう。

成山の表現は偶発的に生じたかのように見せることを意図した作家の意図による部分が大半であるかもしれないが、ダブルバインドによって必然的に生じるストレスが果たす割合は成山の予測を超えるものかもしれない。もちろん、そのコントロール不能な部分まで含めて自身の表現であると成山は主張することも可能ではある。

 

そのような構造を持った絵画の誕生に至ったのは、歴史的に見るならばヴァシリー・カンディンスキーが横向きに置かれた自作の風景画に「えもいわれぬほど美しく、内面的な白熱にみちみちた」効果を見出した1906年頃に遡るだろう*。カンディンスキーのこの逸話は、20世紀美術が抽象化を遂げる起源としてよく用いられるが、その後の抽象芸術の流れは単純ではない。

例えばイタリアの作家ジョルジョ・モランディは、卓上の静物を描いた画面が完全抽象を遂げる間際で、一個の事物を描いていることを僅かに主張することによって、具象と抽象の絶妙な関係性そのものを表現することに晩年を捧げた。また、より知られた事例としては、パブロ・ピカソがキュビスムによる画面分割が限界に達しようとした時期に、新聞や雑誌の文字部分の紙片や写真等を貼り付けた「パピエ・コレ」という技法によって、日常的な空間を介在させて完全抽象への道を閉ざした。以上の様に20世紀美術が一元的に抽象化に向かった訳では無く、現在でも一定の評価を得ている作家たちが、具象と抽象の関係性を巧みに利用してきたのである。

ところで、先のカンディンスキーの逸話は、我々の視覚認識が重力の法則に捕らわれ続けていることを端的に示している。例えば、成山の《コーヒーフレッシュ》(2019)という作品で説いてみよう。成山作品のカンヴァスに描かれた事物たちは、まるで空中浮遊しているかのように見える。その原因は、おそらく大きなテーブルを囲むように整然と置かれた椅子の光景が、左上から俯瞰した視点からの画像であることによって生じた錯覚のようなものだろう。同図像は右上に消失点が生じる構図を隠し持つが、作品の四角い画面の中では、その横に並んだ椅子の下端で画面が切断される処理が為され、その切断面が作品の下端となっている。要するに、その椅子とテーブルを中心に考えるならば、この作品の空間的な位置関係は、左斜め下の方向に鉛直線を描く空間が画面内に位置づけられている。

さらに、その立体を構成する視覚的空間の左側に、その空間を覆うように平板に歪んだ犬の頭部と前脚部分が描かれ、さらに、それらの画像が合成された上から、白い液状の流動体(コーヒーフレッシュ? )が画面に飛び散っているように構成されている。このように成山の作品を描写すると、まるでシュルレアルな光景を思い起こさせることになりかねないが、一個一個の画像や描かれた状況などに感情移入することがなければ、特別に何か見る者の目を留めるような要素を持った作品ということではないだろう。今日、カンヴァス内に描かれた物の置かれた位置関係や、描写された内容の検討、それらの図像の過去作品との照合といった古典的な解読は全て過去のものとなり、あらゆる画像は消費し尽くされてしまうのである。

 

このような動きのある表現を20世紀以降の歴史的作品から参照するならば、未来派の作家ウンベルト・ボッチョーニ初期の代表的作品《立ち上がる都市》(1910)等を取り上げることが許されるだろう。未来派の作家たちは、「未来派宣言」によって20世紀機械文明の象徴とも言える自動車が疾走する姿を《サモトラケのニケ》より美しいと唱えたことで知られている。

彼らは近代化を遂げる都市に渦巻く運動や、人工の光、そして様々な機械の動作を保証するエネルギーを主題としながら新たな様式を模索していた。19世紀後半、漸く国家統一を果たしたイタリアは20世紀初めまでには工業化を遂げ、そのような動勢が文化領域にまで及んでいたのである。

このような過去の事例に対して、成山の絵画から感じ取ることのできるスピード感は何に由来するのであろうか。それは言うまでもなく1995年以降、地球規模で飛躍的に展開したIT革命によるものであることは間違いない。科学技術的説明は省略するが、結果として、同革命の影響下、あらゆる人種や社会階層の分け隔てなく、多くの人々に等しく天文学的数値の情報が行き交うようになり、人々の求めに応じた画像が容易に手に入るようになったことが、成山作品に大きな影響を与えた主要因であると推定できるだろう。

もちろん、このような視覚的環境の変化を知らぬ者はいないであろうが、同現象を題材として表現しようとする者、特に伝統的な造形表現によって表そうとする者は、想像以上に少ない。私自身、未来派の作品との比較対照を設定するまで、成山の絵画を組成するその一端を見過ごしていた。

一言弁明するならば、成山の表現はそのような流行の現象をモチーフとしているとは外面的には見えない。しかしながら、優れた感性を備えた作家の表現は、社会的状況を反映する一面を備えているのであろう。私は成山のそのようなセンサーをとても興味深く受けとめるのである。

 

*西田秀穂「訳者解説」『カンディンスキー抽象芸術論』美術出版社 1956年、p.23(解説内頁)。

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