バカ | 黒い羽根


結局、会社を休んだ「私」は


夜まで携帯の電源も切っていた


「彼」から連絡が来る気がしたからだ


とても話す気分にならないし


メールですら見る気にもならなかったから



夜になって電源を入れると


何件かのメールの中に「彼」の名前


内容はたった一言 「ごめんね」


謝ることじゃないし


謝られたい訳じゃない



発信時間は午前になっていた


バカだ、朝は「彼女」の病院に行くって言ってたくせに


メールなんて打たなくてもいい


だけど、それでも少し嬉しかった「私」は


もっともっとバカだ