準備、花材の紹介も終わり、ここでやっとお花をいける段階に入ります
フローラフフォームにお花をいける(挿す)際の一番の注意点は
『中心となる点を決めること』 『すべての花材をその中心に向かって挿すこと』
・・・文章ではなかなか伝わりにくいかとおもいます。
まずは実践で
今回のデザインでは、中心となる点を『製作者から見て、横幅では中心、縦幅では中心よりやや後方』とします。
フローラルフォームを上から見た図です。製作者は下方にいるとすると、黒い点のところにその中心点をおきます。
・・・で、分かりやすいようにその中心点にまず何でもいいので花材を挿してしまいます(笑)
今回は、ゴットセフィアを。
そして、このゴットセフィアに向けて、他の花や葉っぱを挿してゆくんですね。
基本は大きな花材から
こんな感じ・・・分かりますか?
すべての角度が最初に挿したゴットセフィアに向かっています。
(尚、このカラーに関してだけは、茎を斜めではなくまっすぐに切ります。)
こうしてメインのお花を挿したあとにする作業が『カバーリング』 という作業に入ります。
このカバーリングというのは
『フローラルフォームを、グリーン(葉っぱ)で隠すこと』だとおぼえてください。
フローラフフォームがお花の間から見えてしまうと、デザイン的にあまりキレイじゃないんですね。
ですから、グリーンでカバーする。
で、グリーンですが
ゴットセフィアの残りと、今回はトルコギキョウの葉を使います。
トルコギキョウの葉っぱを・・・・
こんなふうに切り分けます
そして・・・
これが、カバーリングが終わった状態
フローラルフォームがグリーン(葉っぱ)っで隠れているのが分かりますか?
あと写真では分かりにくいかもしれませんが、グリーンもまた、最初に挿したゴットセフィアに向かって角度がついています。)
そして残ったお花を生けてゆき・・・
(基本は大きいお花から小さいお花
への順番です。今回の花材の場合は
・トルコギキョウ→菊→カーネーション→デルフェニウム)の順番です。
繰り返しますが、すべての花材を最初に挿したゴットセフィアに向けて角度をつけることを忘れないでください
この、すべての花材を1つの点に向けて挿すということが、フラワーアレンジメントではとても重要視されます
そして・・・
完成です
ちょっと大きく作りすぎてしまい、上手く写真が取れませんでしたが
注目して欲しいのは、トルコギキョウのつぼみも使ってある点。
トルコギキョウに限らず、菊やカーネーションでもつぼみを使うととても良いアクセントになります
いかがでしたが?
フラワーアレンジメントの基本的な手順を、本当にざっとですが紹介してみました
次は、前回の『お花をいける前の注意点4つ』について、もう少し詳しく解説してゆこうかと思っています