- ボブ・ディラン
- 欲望 (紙ジャケット仕様)
髪結いから美容師へ、その歴史は以外に浅い。
2代目の父がフランスで毎年開催される理美容の世界大会に参加したのは私がまだ小学生の頃。
初めて参加したその大会で思いがけず(笑)1位を受賞してからたびたびフランスの地を踏むようになった。
フランスから届く絵葉書が丸くて、その楽しさに自然と憧れが募った事は今でも鮮明。
そんなお土産の中に当時大ヒットしていたという1976年のボブ・ディランのアルバム「Desire(欲望)」があった。(フランスでもヒット?)
ランチに寄った本屋さんの中のコーヒーショップの一角に音楽のコーナーがあって、新たしくリリースされたローリングストーンズのアルバムをちょっと聞いてみようと立ち寄った偶然。
もともとマイペースの私は、憧れるものの、ロックなスピリッツは持ち合わせていない。
大好きな作家がストーンズのファンで、作家、彼を知りたくて聞きたい不純な選択。
ローリングストーンズ、エリッククランプトン、そしてボブディランがコーナーを作って並んでいた。
ローリングストーンズをちょっとだけ聞いて、
エリッククランプトンをちょっとだけ聞いて、
ボブディラン、一曲目の「ハリケーン」を聞いて
あのときのアルバムだったことがすぐに解った。
バイオリンも歌声も、なげやりに聞こえて、ちっとも心地よくないのに心がざわざわした。
丁度その頃、お家が増築されて始めて子供部屋ができた頃。
あの部屋で弟と聞いたこのアルバムを彼は覚えてるかな。
日本語の訳があるわけでなし、英語がわかるわけでなし、聞いても解る人もいないまま記憶にしみついた長い曲。
この曲が1966年ニュージャージー州の酒場で起こった本当にあった事件を歌ったものだと知ったのはずいぶん後になってから。
白人3人が射殺された事件。
事件現場から立ち去ったという黒人ボクサーのルービン・ハリケーン・カーターの有罪証言を警察が捏造。無実の証拠となる否定証言を隠蔽し、犯人に仕立て上げたというもの。
事件から22年後の1988年に無罪判決を勝ち取った。
人種差別を訴えたボブ・ディランのこの曲が判決に大きく影響したといわれている。
同じハリケーンでも、天災であるはずのハリケーンカテリーナの復興は2週間以上にもなるというのにちっともはかどっているように見えない。
思い過ごしだといいんだけど、人口の80%がアフリカンアメリカンと報道されるたびにそこに仕方がないムードが漂っているように感じてしまう。
関係ないはずだけど思わず、レコードで聞いていたそのCDを買ってしまう。
懐かしいのとちょっとちがう。
シンクロするざわざわを確かめたいんだ・・・
ずっと聞いてると気持ちがはやってしまいそうで、
キッチンで聞いていたヨー・ヨーマを10枚入る車のCDプレイヤーに積み込んだ・・・
- Yo-Yo Ma, Ennio Morricone, Ennio Morricone, Roma Sinfonietta, Gilda Buttà
- Yo-Yo Ma Plays Ennio Morricone
はちゃめちゃか・・・