ここからは終盤に向けてガツガツ滑ってスピードが上がっていくところ。公式コメントで言うところの、“「あなた」に対する抑えきれない感情を、氷上のスピードに転化させることで、フィギュアスケート作品としての特色を生み出す”としたテーマの端緒となるところだと思う。

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フォアクロスでガツガツ滑りながらも、「どんなに あ~いしても~」の後の「かなうこと~ない~」の言葉に合わせてのステップと振り

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「あーいも~」でも、言葉に合わせてのステップと振り

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「あーるーこーとーなど~」ではステップを入れてからのトリプルフリップ。このあたりは、言葉のリズムに合わせての振りやステップが印象的。1番や2番のAメロのように、たくさんの振り付けが入っていないのが、無理矢理感がなくて私には見やすかった。

1つ目のジャンプのトリプルサルコウも、この2つ目のジャンプのトリプルフリップも、もうワンテンポ早く跳ぶと曲にピッタリなのでは?と思ってしまうのは、なぜだろう。素人目だからと言われればそれまでだが、私にはそう思える。というか、やはりJ-POPにフィギュアスケートのエレメンツは合わせにくいのでは?と思ってしまう。ゆったりと振りをやったり、ジャンプを跳んだりしている暇がなく、どんどんと曲が進んでしまう感じがする。こんなところからも、フィギュアスケートにJ-POPはいかがなものか、という感想を持ってしまう。

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「気づきもしーないほど~」の後の「あーなたーだけ~」の部分の、歌詞よりは伴奏に合わせて、両手を合わせて胸から落としてしまった何かを、もう一度自分の胸に戻すような振りがある。この「ハートブレイク」したような振りも、いくつかのプログラムにある。

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「継ぐ者」のこの振りはすぐに思い出すだろう。「白夜行」にもあったような気がしていたが、こちらは片手で、ちょっと違った。

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先ほどの振りで拾った(私の)想いをしっかりと胸に抱いてからの、「愛してた 見つめてた 私のすべて~をかけーて~」のところで、逢いたい気持ちMAXで疾走するサビに向けて、バッククロスでスピードを上げていく。

このあたりは自然な感じで、上の写真の町田君は、本当に町田君らしい振り付けだなあと思えるし、そこに特に文句はないのだが、こういう自然なところほど、「歌詞をそのまま表現」しているように思えるのだけれど、どうだろうか?
ここはそれでも「歌詞をそのまま表現する人でなく、歌声に応答する人」と位置づけなくてはならないんだろうか?
…ああ、でもこれは、やはり夢の中でお互いの逢いたい気持ちをぶつけ合うというか、呼び交わしちゃっているんだから、「わたし」の気持ちと「あなた」の気持ちは、一緒くたに演じられてもかまわないんだろうな…と考えるしかないと思う。
こんな風に「いいなあ」と思う場面に来ても、最初にインプットされた「ややこしい設定」が邪魔して、どうもプログラムの世界観に入り込めないのだった。
2番の方は、町田君らしさ満載だと思う。そのためか、既視感のある振りやポーズも多い。

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2番の出だしからこれである。このあたりは、トウのギザギザ部分で立ってのポーズが続く。バレエのポアントと言うほどではないが、まさにスケート靴の先端のポイントで立つような感じだ。どうしてもちょっとグラついてしまうようだが、これがピタッと決まるとしたら、それだけで「オッ!」となるかもしれない。しかし、スケート靴履いてこんなことをしている人は、他には見たことないかもしれない。

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「あなたの後ろ~歩きたかった~」の後の短い伴奏に、右足を振り上げてフライングして1回転だけする。このあたりも、バレエっぽい振り付けだ。
下の写真は「エデンの東-Celebration-」での、同じ振りの部分。ちょこちょこと他のプログラムで見覚えのあるポーズや振りが出てくるけれども、町田君独自のものだなと思う。

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これは「二人で未来~築きたか~った~」の部分の一連の動き。まるで単語ごとに振りがある感じで、本当に細かい。でも、言葉と伴奏を意識していくと、こういうことになっていくんだろうか。細かすぎて印象的には流れ気味だが。

「二人で~」と「築きたかった~」のところで取る両手を前で合わせて、肘を張ったポーズ。この2つは微妙に違うポーズだが、これらも町田君らし過ぎて、特に2つ目のポーズの方は「らし過ぎて」ちょっと気持ち悪いほどだ。こういうあたりは、歌詞の内容をそのまま表現しているように見えるのだが、これもやはり応答している男性の部分なのだろうか?「未練」のようなものが感じられて女性っぽく思える。

最後の伴奏に片足だけでクイクイっとやるところは、エデンのセレブレーションにもあった。
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本当に細かな伴奏の音を拾っていて、中身ギッシリのスニッカーズみたいに、このプログラムはなっているのかもしれないなと思えてきた。

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これは上で書いた「二人で未来 築きたかった」の後の、短い伴奏に付けられた振りのワンシーン。よく「コンテンポラリーダンスのようだ」と言われているのを見かけるけれど、本当にダンスのように振りが細かい。

テレビ放送の実況で八木沼さんが「細かく振りつけている」「細かいプログラムだ」と2回も言っていたけれど、こうして区切ってみると、そのことが本当によく分かる。その代わりに細かすぎて、数千人程度の会場でも微妙だけれども、1万人規模の会場では、何をやっているのか分かりづらいプログラムかもしれない。演劇でいったら、小劇場向けの演目だと思う。



ブログを更新しようとしたら、「著作権に問題がある」ということで、動画付きでは出せなくなったようだ。当然のことではあるので音声付きのキャプ動画を上げるのは止めるが、過去にアップした分はどうなるのだろう?文章だけでもコピーしておいた方がいいのかもしれない。こんな、1日に数十人しか通りがからないブログでも、そういったチェックは行き届いているのだなと、少し驚いた。ツイッターでは野放しでも、アメブロではきちんとチェックしているようだ。厳密に言えば、キャプ画像でもダメだと言われるかもしれないが……。

本題に戻ると、やはり、こんなに引っかかるところがあるのは、日本語の、しかも慣れ親しんだ大衆歌、歌謡曲だからなんだろうか?といつも考えている。

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「あなたの~ぬくもりを~」の最初の「ぬくもり」のところで、滑りながら左足で伴奏に合わせてリズムを刻んでいるのは、細かいな~と思った。

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その後の「そのぬくもりを~」の右手の指を唇にあてて、ぬぐいながらのガニ股イーグル。ここはキスを表しているのか?という感想があるけれど、それぞれの解釈で面白いし、この場面には嫌悪感はない。
2014-2015シーズンのトゥクタミシェワEXのガニ股イーグルもそうだけれど、このポーズはエロく見えても仕方ないし、そこは狙っていると思う。現地の大半の人が(テレビもだけど)あのポーズの町田君を背中側から見るので、光沢のある紫のボトムもあいまって、なおさら湿った色気を感じる。表情はよく見えないが、女性っぽさも感じるところだ。この「ぬくもりを~」のところは全部で3回あるけど、「大切な人」を想起させる部分ということもあって、ここの振り付けはやはり肝なんだろうと思う。

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「そっと瞳閉じてみる~」の両手を顔の前で合わせる振りは既視感あるけれども、「町田君のポーズなんだな」と思う。(下はロシュフォールでのポーズ。2ヶ所同じようなポーズが登場する)

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間奏でのスピンへ向かうところ、物憂げな表情で片足でスーッと滑って行くのだが、色気と余韻があってワンコーラスの締めくくりにはふさわしい感じがする。

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間奏でのアップライトスピンが切なげで、想いを昇華するように、レイバックスピンへと移り変わっていくところも、ここは初見からいいな~と思ったところだった。

部分的には「いいなぁ」と思うところも何ヶ所かあるんだけれど、「ええっ?!」って違和感を感じてしまうところもちょこちょこ差し挟まれているから、安心して観ていられないというのが、このプログラム……。今まで町田君が出してくるプログラムで、(ファン歴が短いからかもだけれど)こんなに「ええっ?!」ってなったことがなかったので、こうしてブログを書きながらも「やっと1番が終わったか……」という気持ちになる。観ている方にとっても長いプログラム。