青い(緑)瞳から見た色 | フランス額装、アトリエ・オリーブのブログ

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フランス額装のアトリエ・オリーブブログです。

額装や額縁の事、西洋美術の事、アートの事、フランスでの事、 猫についてなどを書きます。

私は今、少し時間待ちをしていて、
何となくブログを書いています。

まあ、ふとこれまた何となく、思いだした事を書いています。

私は以前、紳士服の仕事をしていました。
正直、アパレルが好きな訳でもなく、
これまたですが、何となく流れや会社の配属先等で
、紳士服の仕事をする事になったのです。

会社内では、特に欧州への出張もあったり、また、欧州から日本へ来る方もいました。

私達も、日頃から生地や商品の選品をする事もあり、そんな時、イタリア等の生地の発色の美しさを華やかさを感じていました。
以前、イタリア人の技術者に、
何故、そんなに美しい色だしが出来るのか?と質問をすると、

それは、私達の青(緑)の瞳から見て
作った色だから。

と、言われました。

う~ん、もしかしたら半分ふざけて?
言ったのかな?


しかし青い瞳は、日本人には無いもの。
私の黒茶の瞳からでは、見る事が出来ない色です。

あ~、私も青い瞳だったら良かった。
と思ってしまいました。

海外の生地は、色落ちもあるし、
日本の生地よりは扱い難いけど、
あの配色や鮮やかな色出しは、
日本には無いと思いました。

しかし、この色合いが日本人に合うかと言うと、そうでもない。
以前、ロンドンに本店があるシャツを取り扱った際に、日本の男性に合う物を探すぞ!
と、ロンドンの街を歩く英国ビジネスマンを監察しました。
しかし、
例えば、紫色のシャツに、ダークなネクタイを締めている人、またそれが似合っている英国紳士を見ると、日本人には、難しいかな?と、思ってしましました。

私は、その滞在期間中、
ルイヴィトングループである、
トーマスピンクのレディスシャツを購入しました。鮮やかなストライプのシャツで、
今でも大切な一枚です。
このトーマスピンクのシャツは素敵です。
以前、冗談でこのブランドのライセンスを
取りたい。と、同僚と話したほどです。

私はフランスで、もしかしたら
その青い瞳から見える色を探して
いたのかもしれません。
しかし、何故かこれは自分でも
わかりません。


日本にも、日本の良い色があります。
日本名の色も大好きです。

少し違う話ですが、
以前の仕事で、愛知県にある
ウールの染色工場を訪れた際に、
職人さんが言っていました。

大切な黒い服は、
高い物を購入した方が良い。
黒は、素材の良さがはっきり出る色だと。


話はまたまた変わり、
額縁についてですが、
額縁職人の小俣さんに、フランス等の額縁の話をしていると、
これまた、
ヨーロッパの額縁は、日本では色や飾りが重たすぎ、日本の絵には合わない等、
言われていた事を思いだします。

しかし、敢えてヨーロッパ風の額縁も、
日本の何かに合わせてみたいですね。

2015年に開催された、
写真家  上田義彦  さんの
展覧会では、素敵な額縁に、上田 さんの
作品が飾られいて、素晴らしい写真展
でした。写真ですと、通常パネルやシンプルが額等が多い中、斬新で、
額縁だけで、写真の雰囲気 も随分変わると、とても嬉しくなりました。

友人と話し合うと、やはり上田さんの
作品は
額縁に勝る素晴らしい作品だからだ。
と言う事になりました。











携帯電話の中に入っていた、
展覧会の写真を何枚か。

そろそろ帰りますので、
今回のブログはこれでおしまいに
します。

とりとめない話でした。