発熱と眼の奥の痛みおよび頭痛の整体治療、、、その後の「緑内障」予防整体 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

●当院は「整体治療」と、「2年制整体学校」を運営しています。
●各疾患・症状に対しての研究-治療成果、患者さんとのエピソード、コラムなどを掲載しています。
●当院での治療(左下欄参照)、又は学院への入学希望の方は専用メールか06-6180-6880までお電話下さい。

発熱と眼の奥の痛みおよび頭痛の整体治療

その後の「緑内障」予防整体 はこちら                           
患者Sさん=40才-女性-会社員/主婦の症例

 

● 緑内障の総合案内はこちら

● 頭痛の整体治療=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 


①    Sさんの病歴・・・
患者Sさんは、職場で会議のあるその日の朝から頻脈を来たし、出勤後の会議中には左眼から左側頭部にかけて眼痛と頭痛も生じたそうです。会議は2時間程で終了したそうですが、その後も頻脈と左の眼痛・側頭部痛は持続していたそうです。かなりしんどくなってきたので体温を計測すると37.5°の微熱があったそうです。この後、まだ少し勤務する予定だったそうですが、これら一連の体調不良の為帰宅する事になり、その途中に当院に来院されました。なお、微熱がある事から明日以降の出勤を禁じられ、自宅でのテレワークとPCR検査の受診を会社から勧められたそうです。

 



②    Sさんの診察
【今回来院時の診察所見】
・来院時、Sさんは苦悶状の表情でやや顔面は紅潮していましたが、左右差はありませんでした。また、倦怠感が非常に強く、患者用の椅子に座るのも億劫そうで、ベッドに横になって休みたかったそうです。
・頻脈は以前には毎日数時間あったそうですが、当院の治療で解消し、この1か月は全く出ていなかったそうです。今回の頻脈は1分間に110回もあったそうです。以前に処方を受けていたお薬(リーゼ)を服用して少しマシになったそうですが、それでも1分間に100回前後あったそうです。普段の血圧は110/80mmHgだそうです。
・左の眼痛は眼を手で鷲づかみされた様な痛みで、それが左こめかみから側頭部にかけて痛むそうです。
・10年前の健康診断で眼圧は両眼とも15mmHgだったそうですが、その後毎年1~2mmHgづつ上昇し、2~3年前からはずっと21-22mmHgまで上がっているそうです。一昨年は右眼圧が26mmHgまで上がっていた事もあるそうです。視野欠損や緑内障の診断は受けていないそうです。
・喫煙歴はなく、嘔吐やめまい・耳鳴り、あるいは咳・痰・鼻水・下痢は無いそうです。歩行障害、構音障害、嚥下障害もありませんでした。ただ、気持ち悪さが少しあるそうです。
・頸部の前屈で疼痛の誘発はありませんでした。また頭顔面部から頸部の浮腫あるいは腫脹や腫瘤は認められませんでした。頸部や腋窩のリンパ節腫脹も認められまず、甲状腺の腫脹・腫瘤もありませんでした。気管は正中にありました。
・胸部聴診上、心音や呼吸音に特段の所見はありませんでした。ただ、左右のこめかみの上方(髪の生え際)に数本の細い静脈が視診できました。
・触診上、頸部から頭顔面にかけての皮膚は熱く触診できましたが、腋窩や体幹、あるいは腕や下枝は熱く触れず、ほぼ平熱かあるいはそれ以下の熱感でした。Sさんに改めて確認すると、会社での検温は体温計による腋窩測定ではなく、非接触温度計による前頭部での検温だったそうです。左右の浅側頭動脈の拍動はかなり強く触れることが出来ました。顔面動脈はそれよりもやや弱めですが、ほぼ同様の強さでした。ところが橈骨動脈の拍動は平常に感じられました。


【以前に、再発性の虫歯・歯周病(歯肉の退縮)について来院された時の診察所見】
・小学生の頃から何度も虫歯の治療で歯医者にかかっていたそうです。成人後もこの傾向は続き、今でも年に数度は歯医者に通院しているそうです。当院に来院時は歯医者に通院しておられませんでした。
・虫歯の部位は上顎・下顎、前歯・奥歯関係なく、色々な部位に生じているそうです。
・歯みがきは出来るだけしっかりとしているそうです。歯みがき時に歯肉から出血する事はあまり無いそうですが、押すと痛む部位があるそうです。
・歯のぐらつきは無いそうです。
・鼻出血は無いそうです。また、口臭はありませんでした。
・副鼻腔炎になりやすいそうです。
・視診上、歯列はやや不正で、歯垢の付着が少しみられました。歯肉の色の変化はほとんどありませんでしたが、全般的に歯肉が退縮していました。
・触診上、左右の浅側頭動脈や顔面動脈の拍動はほとんど触知不能でした。橈骨動脈の拍動は左右とも正常に触知可能でした。

 





➂ 治療目標と整体治療
  ⑴    頭顔面からの静脈還流を促進し、眼圧を下げる
  ⑵    頭顔面の動脈血圧を下げる
  ⑶    頭顔面の交感神経緊張状態を安定させる

・静脈還流促進テクニック
・翼突筋静脈叢解放テクニック
・頸部交感神経幹解放テクニック
・頭蓋仙骨療法

 





④    経過と結果・・・
・施術中に現在の状況をお聞きすると、「眼の痛みと側頭部の痛みは取れています」と仰っていました。また、頸部は前頭部を触診すると体温はかなり低下している感があったので、これについてもお聞きすると「熱も下がっています!!」と仰っていました。
・施術後、Sさんから先述の眼圧の毎年の上昇傾向について相談があり、このまま眼圧が改善しない事で将来的に緑内障の発症につながるのでは、といった心配と恐れが強いとの事で、緑内障予防のための眼圧改善の為の整体治療をすることになりました。

 

・治療終了後の当院の帰宅時には、来院時の極度の倦怠感は解消し、お元気に帰宅されましたが、一時的にせよ、やはり急激な頭顔面への血圧上昇が疑える病態でしたので、念のために専門医の受診を勧めておきました。
・1週間後に緑内障の予防の為に眼圧を下げる整体治療を受けに来られた際、「あれから家に帰ると調子が良く、翌朝も熱も痛みも無く絶好調だったので病院には行ってません、だからPCRもしていません」と仰っていました。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のSさんの症例については、急な発熱もあったことから、感染症的な病態も懸念されましたが、しかしその高温部位が頸部より頭方に限局されていたため、全身的な発熱を生じるような病態(感染症)の可能性は低いのでは、と推測されました。従って、すぐさま感染症に対応する治療の必要性は低いものと考えました。
 

・次に考えられる病態-仮説は、頭顔面への動脈血供給過剰による体温上昇でした。これは脳出血などの血管障害の危険もある為、専門医への紹介も視野に入れた対応が必要である、と思われました。またSさんの主訴が、眼球全体の疼痛とそこから側頭頭頂部に広がる頭痛ですから、これも同じく脳の血管障害や急性の眼圧上昇などを否定しきれない病態でした。

 

 

 

・ただ頸部の屈曲試験(項部硬直)や、神経系の診察において、急を要する特段の危険な兆候は見当たらず、また以前に再発性の虫歯・歯周病などの整体治療での診察歴などから、今回発熱と眼痛・頭痛は当院の整体治療で改善する可能性が高いのでは、と推測されました。この様な考えから、上記治療方針と整体治療を施術することにしました。
 

・おそらく今回の病態は、会議に対する精神的緊張と、それによる予期不安的な神経過敏状態が、無意識的に頸部の筋肉群の緊張を誘発せしめ、それがSさんの”フルキズ”である「頸部交感神経幹への椎前筋群による物理的刺激」と、同じく「椎前筋群による内頚静脈流域の物理的圧迫による上眼静脈-渦静脈うっ血」を生じさせ、それが前者による頭顔面の血圧上昇を、後者による眼痛・側頭頭頂部痛の誘発につながったのでは、と推測されます。

 

 

 

・結果的に今回の治療方針と整体治療が即効しましたので、とりあえず上記仮説でおおむね妥当であったのでは、と考えます。ただ前述のごとく、やはり脳の血管系は念のための診察をしておく方が安全・安心ですので、折を見て専門医への受診を勧めておくことにしました。
 

 

------------------------------------------------------------------------------------

上記解説文で不明な点やご質問は当院お問い合わせHPか、お電話 (06-6180-6880) にてご相談ください。
それではお大事にしてください。

 

● 緑内障の総合案内はこちら

● 頭痛の整体治療=総合案内はこちら

● JHSC整体院の総合治験例はこちら

 

 

● 治療のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

付属治療室

JHSC整体治療室

●診療時間 【予約制】
 ・午前診…10時~13時
 ・午後診…15時~18時

●診療日
 ・月曜日~金曜日
 (水曜日=午前診のみ)
 ・第2土曜日、第4土曜日=午前診のみ

●休診日
 ・第1土曜日、第3土曜日、日曜日、祝日

●治療費
 ・初 診 7,500円
 ・2回目以降  5,000円
●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F

      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話 06-6180-6880 

メールでのご相談・治療予約はこちら



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

● 本学院-入学のお問い合わせは下記まで

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2年制整体学校

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院


次の二つのコースからどちらかを選んで入学して頂けます。

1 本科2年課程 (一般の方が入学するコース)
2 プロコース (鍼灸師、理学療法士などのプロの方が入学かるコース)

 

●住所 大阪市都島区善源寺町1-5-43 アイムワンビル2F
      地下鉄谷町線都島駅 4番出口徒歩2分
●電話  06-6180-6880
●メールでのご相談資料請求体験入学…受付中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

患者さんが通院される主な地域
大阪市、淀川区、東淀川区、西淀川区、大淀区、福島区、中央区、北区、旭区、都島区、此花区、大正区、東成区、城東区、住吉区、住之江区、平野区、守口市、門真市、寝屋川市、交野市、枚方市、東大阪市、大東市、八尾市、四条畷市、藤井寺市、柏原市、吹田市、豊中市、摂津市、茨木市、高槻市、箕面市、池田市、川西市、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、堺市、岸和田市、和泉市、泉佐野市、奈良市、生駒市、京都市、
亀岡市,向日市、長岡京市、松山市、岐阜市、広島市、横浜市、東京都、和歌山市、和歌県、紀の川市、名古屋市、北海道-札幌市、鹿児島市、島根県