4年前からの左股関節痛(変形性股関節症)と整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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4年前からの左股関節痛(変形性股関節症)と整体治療

主に腹部の内臓整体で改善した症例の解説です。

下腹部の内臓整体は大きな効果が期待できます !!
患者=Hさん-52才-男性-会社員

 

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① Hさんの病歴・・・4年前から痛みます
患者Hさんが左股関節に違和感を感じだしたのは4年前だそうです。その後、違和感が痛みになったので整形外科で受診したところ担当医より「左の変形性股関節症の初期」と言われたそうです。現段階で手術するほどではないそうですが、しかし「特段の治療法も無い」との事で、「大切に(左股関節を)使うように」と指示されただけだそうです。
その後、他院に受診することも無く放置状態だったそうですが、2-3か月前から次第に痛みが強くなってきたので、今回の来院となりました。

 

 

 

② Hさんの診察
・数年前まで25年間ほどボディービルをされていました。ウォーキングは今も月に二回程度されています。
・4年前のX線写真のHさんの記憶では、左股関節の「関節裂隙」の間隔が、右側に比べて半分以上狭くなっていたそうです。大腿骨頭も若干「ギザギザ」としていた、と記憶されていました。また、関節臼の上縁に小さい「骨棘」が出来ている事もHさんは記憶されていました。
・起床時、階段を上る時、靴下を履く時、寝返りの時、椅子に座る時などに痛みが増強するそうです。安静時には痛みは無いそうです。
・痛む部位は「左鼠径靭帯」で、特に同靭帯の一番下方(恥骨下肢)が一番痛むそうです。また同部に著明な圧痛があります。左スカルパ三角に腫脹・圧痛はありませんでした。
・左下肢を外旋・内旋したりすると、上記患部に痛みや「ゴキゴキ」としたヒッカカリ感が生じるそうです。
・跛行は無く、歩行も真っ直ぐに歩けます。
・発熱、リンパ節腫脹はありませんでした。陰嚢の違和感・痛み・腫脹はありませんでした。
・神経学検査に異常はありませんでした。
・アンピルテスト、トーマステストは陰性でした。ドレーマンサインは左で陽性でした。デシェンヌサインが左下肢で陽性でした。
・左の大腿四頭筋、大内転筋、大腰筋、腸骨筋、大腿二頭筋、中殿筋に著明な緊張と圧痛がありました。
・腹部聴診上、血管雑音やハム音はありませんでした。
・腹部は平滑で、触診上、左鼠径部の深部に著明な緊張と圧痛がありました。腫瘤感・抵抗感・肝脾腫はありませんでした。
・徒手筋力テストで左の腸腰筋、大腿四頭筋が「4」でした。
・大腿周囲径に左右差はありませんでした。下肢長差(SMD,TMD)も左右差はありませんでした。
・社内検診では尿酸値、血糖値、コレステロール値がやや高めだそうです。血圧は120/80だそうです。尿酸値をコントロールする薬を服用されていますが、他の治療(処方)はされていないそうです。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療・・・
      (ア) 関節裂隙の解放と関節軟骨の体液循環改善
      (イ) 股関節関連の筋肉群の調整
      (ウ) S字結腸の癒着の解放

・股関節症テクニック
・推拿(圧法、袞法、揉法)
・大腸はがしテクニック

 

 

 

 

④ 経過と結果
・初診の施術終了直後、股関節の痛みは40%程度まで軽減していました。特に効果が高かったのが「推拿(圧法、袞法、揉法)」と「大腸はがしテクニック」で、これらのテクニック直後に50%ほど痛みが軽減したそうです。
逆に「股関節症テクニック」では10%程度しか軽減感がなかったそうです。


・2回目来院時、初診時と同様の施術をしました。その結果、痛みは来院前の十分の三程度まで減弱していたそうです。


・3回目来院時、「二日前に小一時間ほど歩いたが、ほとんど痛みは感じませんでした」と仰っていましたので、とりあえず集中治療は今回の三回目で終了する事にしました。
ただ、実際に軽度の股関節の変形はあるので、定期的に通院して悪化を防ぎ、出来れば少しでも改善する方向に持っていけるように、定期的な整体治療を勧めてご理解して頂きました。

 

 

 

 

⑤ 今回の症例の概説、、、
◆ 股関節の自然治癒力を回復する整体治療…

・今回のHさんの変形性股関節症の集中治療は比較的早く終了できました。その理由は股関節に対する自然治癒力を増強させる整体テクニックを施術したからだと思います。
その「股関節の自然治癒力増強」とは股関節周辺の血液・体液の循環を改善させてあげる事、そして股関節の軟骨の体液循環を改善させてあげる事、です。

 

 

 

 

 

◆ 下腹部の閉鎖動脈が股関節に循環する…
・上図の様に、股関節には下腹部から「閉鎖動脈(寛骨臼枝)」、大腿部から「大腿深動脈(回旋動脈)」が血液を運んでいますが、何らかの理由でその血流が阻害されると当然股関節の自然治癒力は低減します。
そこで今回のHさんのケースでは、特に下腹部からの血流「閉鎖動脈(寛骨臼枝)」が阻害されていたのでは、と推定されます。

 

 


・それは「左鼠径部の深部に著明な緊張と圧痛」から推定されます。つまり同部でS字結腸が何らかの理由で癒着を起こし、それがその深部を通過する閉鎖動脈を圧迫-阻害しているのでは、という推定です。結果的に「大腸はがしテクニック」が奏功したのは、その理由によるものでは、と考えます。

 

左股関節に近接するS字結腸

 


・実は今回のHさん以外にも変形性股関節症の患者さんの治療で内臓整体が奏功する例は多いのですが、それは上記の理由が一番なのかもしれません。

 

 

 

 

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