逆流性食道炎/食道裂孔ヘルニアの整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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逆流性食道炎/食道裂孔ヘルニアの整体治療
患者=Sさん-50才-男性-自営業

 

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① Sさんの病歴…半年近く薬を飲んでいますが、、、
患者Sさんは、半年前の「飲み会」後に胸やけ・呑酸・喉のヒリヒリ感などを発症し、精密検査を受けたところ「逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアを合併している」と、診断されました。バレット食道には進行していないそうです。それから制酸剤などの胃腸薬の処方を受けていたそうですが、半年経ってもほとんど上記症状は改善しなかったので、当院に来院されました。

 





② Sさんの診察
・胸やけ・みぞおち(心窩部)鈍痛・呑酸・喉のヒリヒリ感は一日中ありますが、特に起床後が一番つらいそうです。
・血液検査では、悪玉コレステロール値・中性脂肪値が高めだそうですが、血糖値・尿酸値などは正常範囲内だそうです。血圧は130/80だそうです。
・腹部は緊満状で張っていました。
・腹部聴診上、血管雑音やハム音は聴取できませんでした。グル音は微弱でした。
・腹部打診上、全面的に濁音でした。
・腹部触診上、回盲部・心窩部・空腸曲などに緊張と圧痛がありました。肝脾腫はありませんでした。
・「水」嚥下時の下部食道括約筋の排水音が聴取できませんでした。
・胸骨下端に著明な圧痛がありました。頸動脈の雑音はありませんでした。
・お通じは毎日あるそうですが、しかしまとまって出ている感じは無いそうです。 

 



③ 治療目標と整体治療…自力で胃酸の逆流を阻止する為に
    (ア) 下部食道括約筋の機能を回復させ胃酸の逆流を阻止する
    (イ) 食道を腹腔内に戻す
    (ウ) 十二指腸空腸曲、回盲部、腸間膜根の緊張を取り、横隔膜脚の機能を回復させ横隔膜の緊張を取る

・下部食道括約筋テクニック
・横隔膜解放テクニック
・噴門牽引テクニック
・消化管の平滑筋テクニック
・絨毛運動促進テクニック

 



④ 経過と結果
・2回目の来院時、みぞおちの鈍痛は30%程度軽減した、と仰っていました。


・治療2週目に入ると、みぞおちの鈍痛や呑酸・胸やけ・喉のヒリヒリ感などが3分の一程度まで軽減してきたそうです。「水」嚥下時の下部食道括約筋の排水音も聴取出来る様になりました。
但し、「水」嚥下時の下部食道括約筋の排水音のタイミングが7-8秒の時もあれば25秒前後の時もあるので、下記整体テクニックを追加して、自律神経の反射調節をしました。

・迷走神経解放テクニック


・その後、漸次治療間隔を開けていき、7週目に入ったところでほぼ心窩部鈍痛・胸やけなどの症状は無くなっており、「水嚥下時の下部食道括約筋の排水音」も10秒前後で安定していましたので、とりあえずの治療終了とし、様子を見て頂く事にしました。


・ただ、胸やけ-呑酸などの胃酸逆流症状の改善から胃酸の逆流状態は解消していると思われますが、裂孔ヘルニアが腹腔内に戻ったかどうかは確認できませんので、念のため専門医での受診を勧めました。

 





⑤ 今回の症例の概説、、、
◆ 裂孔ヘルニアが合併している逆流性食道炎は、少し手間がかかる。

・当院では「逆流性食道炎(胃食道逆流症)」の治験例はかなり多く、その治療目標もはっきりしています。

それは筋力低下している「下部食道括約筋の筋力を回復させる整体テクニック」です。ですから比較的早期に症状が改善するケースが多いです。しかし「食道裂孔ヘルニア」も合併しているとなると、その作業だけでなく、横隔膜の食道裂孔のケアも必要となり、少し手間がかかります。

 

 

 

◆ それに加えてSさんは、自律神経失調も影響している ?!
・さらに今回の症例では、Sさんが水を嚥下した時、下部食道括約筋の排水音のタイミングが7-8秒から25秒と(☚平均10秒前後で排水音が聴取されます)、かなり差があり安定していない事もあり、迷走神経による嚥下反射にも失調があるのでは、と推定されました。

 

①から⑩まで平均10秒

Sさんは7秒から25秒と不安定状態

 

 

◆ 自律神経失調の整体治療も施術が必要…
・そこで迷走神経は「食道裂孔」という孔を食道と一緒に腹腔まで通過しますので「胸腔に脱出した食道が迷走神経を絞扼しているのでは」と想定し、「迷走神経解放テクニック」を取り入れる事にしました。その結果、上記「経過と結果」に記載した様に、「水嚥下時の下部食道括約筋の排水音」も10秒前後で安定したので、一応の終了としました。

 

 


・症状が改善すると、改めて精密検査を受ける方は少ないのですが、やはり「裂孔ヘルニア」がある方は念のため検査してほしいと思います。なぜなら、もし、運よくヘルニアが解消していると再発しにくいと思いますが、ヘルニアが残存していれば逆流性食道炎が再発しやすいのでは、と想定されるからです。
Sさんにもその旨を説明し、その結果報告を待ちたいと思います。

 

 

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※ 参考整体コラム

1 下腹部の「ポッコリ」とした膨らみを改善するウエスト矯正(その一/全二章)

2 下腹部の「ポッコリ」とした膨らみを消滅させるウエスト矯正(その二/全二章)

 

 

 

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