「その咳、どこから。。。? 」 喉からの咳と肺からの咳の見分け方 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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「その咳、どこから。。。? 」 喉からの咳と肺からの咳の見分け方

参考資料=風邪(インフルエンザ)の予防と初期治療方法

 

 

 

 

◆いよいよ風邪-インフルのシーズン到来ですね。
(別に喜んでいる訳ではありません、、、)
幸い、孫娘のクラスは無事だったのですが、小学3年生の孫娘の学校でも、インフルの影響で学級閉鎖が数クラスもありました。

 

 

◆ところで「風邪」・・・と言えば、
咳とか鼻水が主な症状ですが、今回はその「咳」についてスポットを当ててみました。
問題は、その咳がどこから出ているか?、なんです。
「そんなもん喉からに決まっているやないけ、、、、」と、おっしゃる方も多いかと思います。
確かにそうです、ね。

 

◆でも、必ずしも「喉から」とは限らないのです。
例えば「気管」からかもしれません。
ひょっとしたら「肺」からかもしれないのです。
つまり「喉から気管-気管支-肺」のどの部位に炎症が起こっても「咳」という反射は生じるのです。
(ケースによっては「心臓」に問題があっても咳が生じることがあります。)
もし気管とか肺に原因があるとすると、それは単なる「風邪」ではない可能性が高まりますので、当然市販の風邪薬-咳止め薬の類いではいけません。キチンとした専門医に受診する必要が有ります。

 

 

◆ここで又問題が一つあります。
それは専門機関への受診の機会が遠ざかるケースがある、という事です。
例えば肺炎などの咳であれば、その時はおそらく40℃前後の発熱があったりするので、当然専門医を受診しているはずです、が、もし肺結核や肺癌の初期であれば、チョッとした咳が続くくらいで専門医を受診するケースはそれほど多くないであろう、という事です。
誰だったそうですよね、その様な専門医に行くのはメンドイし、長時間待たされるし、、、で。
ですから、その様なケースでの専門医へ行くべき一つの目安をご紹介したいと思います。

 

 

◆それは見出しでも記しました「その咳、どこから・・・?」
という事です。
つまり普通の風邪やインフルの場合(☚上気道炎)、その咳は上気道である喉付近から「ゴホン」と生じますよね。又、喉付近のイガイガ感や痛み感が伴ったりもします。

でも、もしその原因が肺にあった場合、その咳は喉付近からではなく=胸付近=から「ゴホゴホ」あるいは「ムフムフ」と生じているからです。もっと言うと「胸全体で咳をする」感じです。ただの風邪では胸全体で咳をする事は、まぁ~ありません。
これを目安として、専門医へ受診するか否かの判断材料の一つにして頂くと良いと思います(本当はどんな所見の時でも専門医へ行く方が良いのかもしれませんが・・・)。

 

 

 

◆一つ見本をお知らせすると、
それは映画やドラマ等を注意して見ていると分かりやすいですよ。
例えばあるドラマの登場人物が「肺結核」or「肺癌」であった場合、そのドラマ中に咳をするシーンが必ずありますが、その際、その役者さんは「喉から」ではなく、「胸から」咳をする演技をされているはずです。
でもこれ、面白い事があるんですよ。それは(たんまに)演出家(役者)が下手くそな時、肺癌であるにも関わらず「喉から」の咳を演じているシーンがあったりする時です。これ、結構あったりしますよ。ですから、その手のドラマを見る時、必ずその「咳をするシーン」に注目していたりするんですね。

話しが少々脱線しましたが、中年を超えた方、愛煙家の方、過労等で免疫機能が落ちていると思うか方で、上記の様な「胸からの咳」と思われる咳をしているか、忙しくっても専門医に行ってくださいね。