ある関節リウマチ患者さんの思いで 「苦渋の決断」  | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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ある関節リウマチ患者さんの思いで 「苦渋の決断」   



その患者さんが来院された時は、明らかに末期状態でした。



Aさん 女性 主婦 50

30代で関節リウマチを患い、その後20年以上近くの総合病院に通われていたそうです。

全身あちこちの関節に炎症状態が広がり、特に右股関節は末期状態で、杖をついて歩くのも「やっと」の状態でした。

その様な時に紹介で来院されたのが最初でした。




「いゃ〰、こりゃ行ってるな~

と言うのが最初の私の感想でした。

ここまで進行すれば、リウマチ体質を改善させる整体法もどれだけの効果があるのか、あるいは間に合うのか、正直自信が持てなかったですね。






来院される度に「右の股関節が痛い」と訴えておられました。

いつも自動車でAさんを連れて付き添いで来られる長女の方のお話しでは「右股関節はもうボロボロでダメで、人工関節しか手は残っていない」と担当医師から言われ、手術を勧められているのだそうです。




でもAさん本人は手術が絶対に嫌だそうで、あちこちの治療院を探してはそこで治療を続けているのだそうです。Aさんにとっては正に「藁をもつかむ気持ち」なのでしょう。

やれる事は全部やりつくした状況で、難しいのを承知の上で当院での施術を希望されていたようです。

そんな状況の中でとりあえず「関節リウマチの体質改善を促す整体法」を施術が始まりました。






関節リウマチは「滑膜(関節の内側)」に対する自己免疫疾患と言われ、一種のアレルギー体質が起因している原因不明の疾患です。

JHSCの「関節リウマチ整体」は、そのアレルギー体質を改善させていく目的で考案し、お陰様で今までの治験で結構体質改善する例が見られ、何十年も続いていた「リウマチ因子」も大幅に減少するになどの成績がある整体術です。

しかし相当に破壊された関節を元の健康な状態に戻す事は非常に難しい事なのです。






Aさんもその話をお聞きになって来院されたのですが、しかし少々末期-進行しすぎていました。

やはり結果は悪い方に予想通りでした。

Aさんの右股関節の痛みは改善せず、「痛い痛い」と仰ったままでした。




非常に苦渋なお話をする時期が来ました。

このままだと右の股関節の破壊が進行し、場合によってはチョッとつまずくだけでも右股関節を複雑骨折するかもしれません。

それよりも何よりも、痛くて日々の生活にも支障が出て、夜も痛みでほとんど睡眠がとれなくなりつつありました。

精神面についても抑うつ状態が進み、相当参っていると推定されます。




もう限界でした。






最後の治療の時、そのお話しをしました。

私の実力はここまでだと、、、




整体師と言う立場上、医療行為についてあれこれ指示するのは法的に言っても差しさわりがあるのですが、今ある最良の手段は「手術=人工関節」しか無いのでは、との意見を述べました。そして担当医師と丁寧なお話をする事を勧めました。






Aさんもある程度は分かっていたらしく、ある意味さっぱりと私の話しを聞かれていた観があります。それがせめてもの救いでした。




その後Aさんは手術をされ大成功をおさめたそうです。

右股関節の機能も良く、かなり普通に歩けるようになったみたいです。

整体師としても非常にうれしかったですね、自分の助言が少しは役に立ったのですから、、、






世の中には様々な病気があり、その全部を整体治療で治癒できるはずはあり得ない。

得意な分野もあれば、不適切な分野もあるのは当然です。




それは分かっていてもメチャメチャつらかったですね、そして悔しかったです。

もう少し早く来院されていたら・・・

これは言い訳にしかなりません、でも真実でもあるのです。

どんな疾患でも早期発見-早期治療が一番治癒に近い道である事は!




でも、やはり言い訳なのです。




医療と言うのは嬉しい事も有り~の、そしてつらい事もあり~の、改めて思い知らされた経験でした。



追記・・・

Aさんはその数年後、肺線維症が合併-進行し、お亡くなりになりました。 

合掌



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