他の塾に通っていた生徒本人や保護者会らよく聞くのが、もちろんそれまで通っていた塾の欠点です。
多くの人たちから出て来るのが次の4点。
・先生が毎回違う
・先生の説明が分からない
・先生が質問に答えられない
・間違えると先生がすぐに怒る
それは仕方ないですよ。
利益重視で費用を抑えるために雇っているのは基本的にFラン大学の学生ですから。
偏差値30台の大学に通っている者がまともに教えられる訳がありません。
もしも優秀な中学生の担当になった時、下手をすればその中学生よりも頭が悪い者が教える立場になるのです。
同じ問題を解かせたら、中学生の方が良い点数ですよ、きっと。
さて、ある塾の先生がネット上で公開されている資料を基に有名な塾に通っている生徒の中で成績が上がっている者の割合を算出しました。
一つの塾では5人に1人しか成績が上がっていません。
もう一つの塾では6人に1人しか成績が上がっていません。
これが現実です。
では、塾に通っているのにどうして成績が上がらないのでしょうか。
・教えている先生が偏差値30台のFラン大学の学生
・塾には同じ学校の友達と遊びに行っているだけ
・家庭学習がゼロ
・動機づけがない
この中で最も重視すべきが動機づけです。
学校は一日中、毎日通っているのに授業内容が分からない生徒がたくさんいます。
それをたかだか一回数十分の授業に過ぎない塾で「教え切る」のは不可能です。
だから大事なのは動機づけです。
鍵になるのは教える者の学力です。
自分が学習内容を理解する力を1としたら、自信を失っている生徒に学習内容を理解させる力は10のように考えて間違いありません。
他人に理解させるのは大変な労力です。
そのベースが教える者の学力と言語力です。
説明が下手では生徒は理解できませんから。
私が大切なしているのは、自信を失っている生徒が自分でもちゃんと理解できるんだと確信を持てる説明です。
小学3年生に大学入試の数学の問題を解かせたことが過去に何回もあります。
その大学が発行している過去問集からコピーして解かせてみると、もちろん1回目は不正解。
ですが、3年生でも理解できるように易しく詳しく説明してあげると大学入試の数学であっても説明の途中で「あっ!」と声を上げるのです。
理解できた瞬間ですね。
そこで数値を変えて同じような問題を出すと、今度は全問正解です。
解けるのです。
指導する者の説明の仕方一つで小学3年生が大学入試の数学が解けるのです。
そのことがきっかけで多少うぬぼれても構いません。
自信を失ったままの状態でいることと多少うぬぼれても自信がよみがえった状態では全然違うではありませんか。
私はどの学年の生徒に対してもこのような指導をしています。
自分はバカじゃない!と思った生徒は自ら自宅でしっかり勉強します。
理解できると勉強って楽しいなあと思ってくれたからです。
一対一で教えていても集団授業でも私の説明は同じです。
ちゃんと聞いていたら、どんなに難しい問題でも理解できます。
他人の数倍勉強して来たことはこのような場面で活きて来るのです。
中1を修了したばかりの新中2にはもう中学校3年間の英語は教えてしまいました。
みんな理解してくれているからです。
もちろん家庭での復習は大事ですよ。
最後に、私の授業を見れば常に笑みがあります。
笑わせているのではなくて、理解できているからです。
難しい問題が解けてしまうと人間は自然と笑みの表情を浮かべるものです。
その満足した表情を見せてもらっているのが私にとっての快感です。
人間は歳をとって来ると様々な欲がなくなって来ますが、私においては二つの欲は若い頃よりも大きいかも知れません。
一つは知識欲です。
本を読むのはもちろん、テレビを見ていても新たな知識は増えて行き、それはやはり気持ちの良いものです。
もう一つは1人でも多くの生徒を救ってあげたい欲です。
おバカだった生徒たちが医師や弁護士になったり、研究職に就くなど、縁あって出会った生徒たちは伸びて行ってくれました。
もう私を超えていますよ。
教え子に越えられてしまう、これこそ自分の指導が正しかった証明であり、言葉では言い尽くせない快感です。