おじさんの平凡な一日 [2023/09/24再掲載]
今から約24時間前の話です。
昨日はある一冊の本を探し求めて、柏市内、松戸市内の書店を回りましたが、残念ながらどこも在庫なし。
というより初めから置いていないようでした。
そして、最後はここしかないと思って流山おおたかの森ショッピングセンターにある紀伊國屋書店。
何と平積みになっているではありませんか。
ただし、売れている様子は感じませんでした。
とにかく買えたので駅で電車待ちの時から読み始めました。
アマゾンでは嫌がらせに過ぎないレビューの書き込みなしの星1つと星3つを除くと全員が星5つ。
平均評価は4.6。
ノンフィクション。
著者は私より遥かに年下ですが、読みながら頷くこと数回。
昨夜のうちに読み終わっています。
3市の中で探し求めて手に入れた甲斐のある素敵な本でした。
学ぶことも少なからずありました。
人間はどれだけ濃く生きるかです。
言い訳をしない著者の行動力には学ばなければなりません。
さて、野田線で柏駅に着いた時は帰宅ラッシュ。
みんな上り階段目指して駆け足ないしは急ぎ足。
私も常磐線の乗り換え電車の発車時刻が迫っていたので急ごうとしていたのですが、乗っていた場所の近くに優先席がありました。
気がつけば、杖をついた小学校高学年くらいの男の子。
どうやら足が不自由なのかも知れません。
あの帰宅ラッシュでは後ろから来る人たちは男の子の杖が見えないと思います。
知らずに後ろから軽くでも押してしまったら、あの男の子は倒れて怪我をしてしまうかも知れません。
だから、改札を出るまで私はその男の子の後ろを歩きました。
誰も彼にぶつからないように後ろに張り付いていました。
もちろん乗る予定だった電車は行ってしまいましたが、ホームでまた本を読み始めたおじさんです。