どーも、僕です
前回は「おたる運河ロードレース大会」のスタート前まで書きました。
今回はその続きになります
無事にトイレも終わり、スタート地点へ行ったところ、
思わず、思ってしまったことが・・・
いや、申し訳ないですけど、人多すぎて、
ムスカのセリフを思い出してしまいました
そんな人ごみの中に私も入っていったわけですが、
私の出たレースは距離が「10km」なので、
その10kmを何分で走れるかの自己申告で、最初の位置を選べました。
私はどのあたりの位置にしたかというと・・・
最後尾で、すぐ海に落ちそうな場所
に陣取りました
実は本番から一ヶ月前の練習の時に、
急激に練習量を増やしてしまったため、膝を痛めてしまい、
当日も歩くことしかできないような状態だったのです。
でも、「今年はこの大会だけでも出よう」でも決めて、
参加することにしたのです。
そんな状態で大会に出ているわけですから、
とりあえず、最初から歩いて、リタイアしている人がいたら、
一緒にリタイアすればいいや
な~んて感じに考えて、参加していました
そして、定刻の9:25になり、10km走スタートです
私は作戦通り、最後尾で、最初から歩いていく作戦でしたが、
まさかの、
誰も歩いていない
という想定外のペースに翻弄され、
しょうがなく、自分も駆け足で走ることになりました・・・
走り始めてすぐに膝が悲鳴をあげ、
やはり全く走れる状態では無かったと実感し、
とりあえず、「リタイアする人探そう」という感じで、
最後尾で走っていました。
すると、公道に出た瞬間、背後に何かの気配を感じ、
恐る恐る確認してみると・・・
どうやら、最後尾の選手には
もれなくパトカーが尾行してくるようでした
そんな中でも膝の痛みはすごいわけで、
サポーターを締め直すために立ち止まると、
パトカーも同時に止まる。
その後、走りだすも、またすぐに膝が痛くなり、立ち止まると、
パトカーも同時に止まる。
これを何回繰り返しただろうか、
まさか小樽で、こんな辱めを受けることになるとは
思ってもいなかった
スタートから2~3km、これを繰り返したので、
正直、パトカーに乗っている警官に感想を聞きたかった。
きっと彼らはこう思っていたことだろう。
「早く楽になれ」
くっそ、そんな感じで思われてるんだろうな、
でも、自分自身も早く楽になりたいし・・・
早く誰かリタリアしてくれよおおおおおおおおおおおお!
と思いながら、走っていました。
そんな馬鹿なことを考えて走っていたわけですが、
3km過ぎたあたりから歩いている人が増えてきました。
(このときはまだ最後尾でパトカーに追われてます)
パッと見た感じ、
普段、走ることなど一切せず、ポテトチップス食って、
寝ることが趣味ですみたいな!?
そんな選手が目に入り、自分が思ったことは
「負けてらんねぇ」
やはり「なんちゃって体育会系」の人間として、
腐っても鯛だと思っているわけで、
意味不明な闘争心が湧いてきたわけです。
そこからは左膝に負担が掛からないように
右足一本だけで跳びながら走るジャンプスタイルで
周りの選手をごぼう抜きしていきました
そんな感じでポンッポンッ飛びまくっていたら、
あれよあれよという間に9km地点まで来てしまい、
あと1kmということで、サボっていたら撮られた写真がコレです。
「金○○将軍、マンセー」
と見せかけて、ストレッチしてるだけです
将軍様、大変申し訳ございません。
もう膝が限界で、ストレッチしながら歩いていただけです・・・。
この頃、私が頭の中で考えていたこととしては、
いやー、なんか走り切れそうだなー
まじか!まじで走り切れるのか!
リタイアする予定だったから、ここまで来れただけでも嬉しいな
身体の調子が万全でも10kmで十分だな。20kmとか死ぬ
そんなことを考えて走っていたら、
うはー、奇跡だわ。。。
素直に嬉しすぎた。
全くこんな予定では無かったので・・・
大会後、一週間は普通に歩くことができず、
しばらく車生活(車椅子じゃないよ?)になりましたが、
本当に参加して良かったなと思いました。
ちゃんちゃん