無限五 Revision B 取り付け

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最後に自宅のデスクトップPCをいじったのは去年の5月4日にSSDをSATAからM.2 NVMeに取り換えたのである.そろそろまた何かしたくなってきた.今のCPUはRyzen 7 2700Xだが,3000シリーズが出ているからCPUを取り換えることもできる.しかしCPU交換となれば結構な金額になるが,それより10月に買ったブラザーの複合機がかなりのクソっぷりなので早い時期にプリンターを買わなければならない可能性が大.

 

Ryzen 7 2700XはメインストリームCPUだが8コア載っていてTDPも105Wあるので発熱の点ではラフに扱えない.マザーボードはASUSのROG Crosshair VII Heroといういいものを使っているがCPUクーラーはリテール品のままである.ヒートシンクはそれほど大きくなく風速で冷やすタイプ.冷却能力が足りないわけではないのだろうが,ほんの数秒でもCPUに負荷がかかるとフオーン,フオーンとエンジンを空ぶかしするような音がする.Cinebench R20のようなベンチマークソフトを動かすとかなりの音量で気になる.乗ったことはないが日産ノートe-Powerはこんな感じだろうか?そうだCPUクーラーを取り換えよう.

 

写真1.AMD Ryzen 7 2700X CPUの付属クーラー.

 

ハイエンド空冷クーラーというとDEEPCOOLのASSASSIN IIIとかnoctuaのNH-D15とかあるらしいが一万円かそれ以上する.Ryzenの前に使っていたXeon E5-2680ではScytheの虎徹を使っていたので値段も安いしまたScytheにしよう.虎徹Mark IIでは同じだから一つ上の無限五 Revision Bというのに決め,早速ビックカメラ新宿西口店で買ってきた.その上に忍者五と風魔弐があるのだが,デュアルファンでボリューム感があるので怖気づいたのである.

 

写真2.Scythe 無限五 Rev. Bの商品パッケージ.

 

取り付けは小一時間ですんだ.記憶の中の虎徹取り付けよりずっと簡単だった気がする.バックパネルにマウンターを取り付けるとき手が三本必要になって困ったくらい.バックパネルを二回マザーボードとケースの間に落としてマザーボードを外さなければならなかった.虎徹はヒートシンクをCPUに乗せたとき位置が決まらないでぬるぬる移動した.ネジで完全に締めないと止まらないのである.それと針金でファンを取り付けるのが面倒だった.

 

写真3.マウンターを取り付けたところ.

 

写真4.ヒートシンクをねじ止めした.あとはファンを取り付けるだけ.

 

心配したメモリDIMMとの干渉もずいぶん余裕があり拍子抜けした.これなら忍者五でもドンとこいだ.

 

写真5.外したビデオカードも再度取り付けて完成.

 

Cinebench R20をやってみたらリテールクーラーで最高70℃まで上がったのが63℃に下がった.しかし,それよりファンの最高回転数がわずか1200rpmなので音がほとんど気にならなくなった.大衆車から高級車に買い替えたようだ.