学校図書館へ勤めるきっかけは… | 学校図書館司書な日々

学校図書館司書な日々

学校図書館の事や思った事、児童書の紹介など個人的見解を書いてます。
初心者さん向けです。

今日は、読者になって下さった方のコメントを読むと、図書館司書になりたいと言われている方が多いようですので、学校図書館へ勤めることになったきっかけのお話をしようと思います。


最近では多いと思うのですが、ある派遣会社からの紹介でした

公共図書館に勤めていたこともあり、司書免許も持っていたので、私に白羽の矢が立ったというわけです。


で、

「小学校の図書館のお仕事を紹介したいのですが」

と、電話がかかってきのですが、

「えっ、学校? 嫌です」

って、即、お断りしました。


だって、小学校ですよ? 責任が重そうじゃないですか。

私みたいなのが行ったら、保護者さんに怒られそうですし、先生にも怒られそう。

そう思ってお断りしたのですが、派遣会社の担当さんも

「そう言わないで、行ってくださいよ~」

と食い下がってくれちゃいます。

と、言うのも、図書館に勤めた経験があり、免許を持っていたのが私だけだったそうなんです。

そのうえ、その市との契約は初めてで、どうしても、いい感じに契約したいというのが派遣会社の考えだったそうです。


その市の中学校と小学校の図書館司書のお話が来て、ふたり司書が必要なのですが、免許があるのがふたりしかいないというのです。私のいる地方では有名な派遣会社なはずなのですが。


私の方も、公共図書館で勤めた事はあるのですが、下っ端で本を探しに行ったり、配架したりが殆どだったので、自分ひとりで図書館を管理するなんて、とても考えられなかったし、小学校と言うデリケートそうな場所で下手打つと怖いし。


で、私とその担当さんの攻防戦が電話で小一時間行われたのですが、やはり店子の方が立場が弱いので、

「ここを勤めて下さったら、次は良いところを紹介しますから」

と、言われて、OKしてしまいました。



と、OKはしたものの、すぐに勤める事にはなりません。

まずは、派遣会社の支店長(って言うのかな? それとも支社長?)と面接です

女性の支店長さんで、バリバリ働いてるぞ~って感じの方です。

芸能人で言えば、天海祐希風。

かなり萎縮する感じなのですが、私のゆるっとした性格のせいで、ゆるゆるした面接でした。

面接の最後に、

「中学校の方がいいです」

と言いましたら、

「うん、あなたは小学校の方が向いているから」

と、バッサリ切られました。

中学校の方が、どちらかといえばゆるそうな気がしたのですが、その希望もサクッと終了しました。


次は、その勤め先になる小学校まで、まず行ってみるように言われたので、車で行くと、自宅から小一時間かかりました。心折れそうでしたが、仕方ありません。



で、さらに、その市の教育委員会の担当さん小学校の校長先生方との面接があります。

それも、支店長さんと担当さん付きで、面接。


教育委員会の担当さんとの面接は滞りなく、サクッと終わりました。


そして、小学校の校長先生との面接です。

校長室に招かれ、校長先生と教頭先生のおふたりで面接でした。

普通に経歴とか住んでいるところとか聞かれたのですが、印象に残っている質問が、

「子どもの頃に通っていた小学校と担任の先生は?」

って、ことでした。

小学校の校名は言えたのですが、担任の先生が思い出せません。

完全に想定外でした。っていうか、小学校なんて何十年前だと思っているんだ~とツッコんでやりたいくらいですが。

校長先生と教頭先生が、私の様子を見て、

「担任で頑張って教えても、覚えて貰えないからなぁ~」

と、笑い合います。

どうも先生的自虐ギャグっぽい感じです。このころ、民間企業での勤務歴が長かった私には、全然分かりませんでしたが。

ふと、4年生の頃の印象に残っていた先生の名前を思い出して言うと、

「○○くんか~。なるほど~」

「今、確か××小学校に行ってますよ」

って、なんだか先生の世界は狭そうっていうか、みんな知り合いって感じです。



と、まぁ、そんな感じで面接は終わり、そちらの小学校でお世話になることになりました。


今回は、派遣会社からの紹介のお話でしたが、先生からの紹介のお話と、試験からのお話もまた出来ればなぁと思います。ちなみに、こちらの派遣会社の契約は、市の雇用対策で出来た枠だったので、1年間で更新無し、交通費有り、社会保険等有りでした
最近は、司書のお仕事の派遣も多いので、興味があるなぁと思われる方は、派遣会社を覗いて見られるのも手かもです。特に、公共図書館などが多いようです。


また、勤め始めてから、学校と言う職場の特殊性について知ることになるんですが、それもまたの機会にでも~ (*^ー^)ノ