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■ケンドーコバヤシのすべらない話ケンコバ 「あのー、がきの頃に近所で、『希望総連』ってあだ名の評判のおじさんがおったんですよ。」
松本 「お、おう。(笑)」
ケンコバ 「なんで『希望総連』なんか言うたら、あの、ぼくら公園で草野球とかしてたんですよ。ほんなら、『お前ら、ちょっとこい!』ってそのおっさんがやってきて、『そこのキャッチャーやってるお前来い。』と。」
松本 「うん。」
ケンコバ 「『来な殺す。』とかって言うんですよ。」
松本 「怖いな。(笑)」
ケンコバ 「(当時、)小学生なんで、びびりまくるじゃないですか。『やばい、殺される。』思うて。」
松本 「うんうん。」
ケンコバ 「んでまあ、バットとか置いて、(そのおっさんのとこに)行ったら、ガバッて(体を)抱えられて、『
希望~総~連~♪』って歌って(ギターを抱えたロックシンガーのような真似をして)、ボコンッ放り出すんですよ。」
宮川 「えー?!」
松本 「(笑)。」
ケンコバ 「そういうおっさんがおったんですよ。たまに小学生でも背高いヤツおるじゃないですか。もう、175(センチ)を超えてるぐらいの。」
松本 「おう。」
ケンコバ 「そのおっさんちょっと小柄なんで、そういうときは、(おっさん)『お前、ちょっと来い。』言うて、『ちょっと、モーモー(?)せい。』言うて、両手両足を(地面に)付かせて、(その子の背中を)キーボードみたいにして、『
希望~総~連~♪』って背中でやるんですね。」
松本 「(笑)。」
ケンコバ 「うわぁ、このおっさん怖いなぁって思ってたんですよ。」
ジュニア 「怖いな~。」
松本 「うん。なんか怖いな。なぁ?」
ジュニア 「はい。」
ケンコバ 「なんか言葉自体も怖いじゃないですか。『希望総連』って。」
松本 「ああ、なんか怖いな。」
ケンコバ 「はい。なんかの組織のモンかなって思ってたんですよ。」
松本 「なんかな~。」
ケンコバ 「で、時が流れて、ぼく中学生になって、」
松本 「ほう。」
ケンコバ 「『希望総連』のおっさんって、まだおんのかな~?思うて、」
松本 「ああ。ある日?」
ケンコバ 「はい。ちょっと思いついてもうて、ちょっと見に行こうと。今ならもう怖ないし思うて。」
松本 「うん。」
ケンコバ 「(公園に)チャリンコでバーッ行って、見てたら、子供たちが野球やってるんですよ。」
松本 「おう。」
ケンコバ 「そうしたら、来よったんですよ!その『希望総連』が。」
松本 「ええ?!」
河本 「おおー!」
ケンコバ 「『まだやってんねや!(あれから)5年以上経ってるのに!』思うて。」
松本 「うん。」
ケンコバ 「ほんで、いつものように子供を抱えてギターみたいにして歌っているのを(聴いてて)、中学生になって改めて気づいたんですけど、『
希望~総~連~♪』やなくて、『
キープオン~ソウル~トレイン~♪』って歌うてたんですよ!」
松本 「(笑)」
ケンコバ 「(中学生になって)英語わかるようになって聴いてみると、『
キープオン~ソウル~トレイン~♪』って歌うてたんですよ。なんかけっこうイイ感じの歌詞で。」
松本 「(当時は)学がなかったらわからなかったんや。」
ケンコバ 「はい、そうなんですよ。」
松本 「実はすごいことを教えてもらってたんかもわからへんなぁ。」
ケンコバ 「はい。」
「人志松本のすべらない話3」より
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