『哲仁王后』のアドリブ部分やカットされたシーンをまとめています！
スクリプトブックに、ト書きしかない部分や厳密に本人から出たアドリブではなさそうな部分も、このブログでは便宜上「アドリブ」として紹介しています。なので、これらが俳優だけの功績という訳ではない、というところはご留意ください。また、カットや変更が多いので、全部は拾いませんので、あしからず。
18話は、17話までの楽しい雰囲気が一転、最終回に向けて緊張感のある展開になりました。アドリブも少な目かと思いきや、意外とたくさんあったので確認していきましょう。
ここから先はもはやネタバレしかないので、ご注意ください。
なお、以下のルールで色分けしていきます。
青字：カット
赤字：アドリブ
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【18話】
ビョンインに崖ぎわに追い詰められた哲宗。「諦めてください」というビョンインのセリフの後「そうかな？」と返す哲宗のセリフがあるがカット。このセリフがあると余裕がある感じがするけど、緊迫感を出す為にあえてカットだったのかな？
（２）その時、豊安チョ家は…
安松キム家と哲宗とで話が進む中、豊安チョ家がどうしていたのかわかるシーンがカットされていました。
宮廷の一画（昼）
右議政と吏曹判書が道を歩きながら
吏曹判書「期待して入宮したのに、このように状況が変わるとは…」
右議政「大王大妃はたった三日天下の間、主上が直接罷免した彼らを復職させる…？（不審そうに）ところで、兵判が見えなかったが？」
吏曹判書「主上について行ったようです」
右議政、不吉な予感にとらわれて考え込む。
仙源殿の庭（昼）
がらんとした鳥かごの扉が開き、鳥かごの中、羽一つだけが舞い散るのを見るチョ大妃。その後ろに右議政が立っている。
チョ大妃「主上が身を挺して噂を防いだのですね。とても仲睦まじいですね。今まで苦労して得たものを全部捨てるとは…（悔しそうに）」
右議政「大王大妃の方の動きが尋常ではありません。もしかして大変なことを企てたのではないかと…」
チョ大妃「（爪を噛んで焦る）中殿の姦通の噂を私が広めました」
右議政「！ 」
チョ大妃「噂を広めた子の口を防いでください。今すぐに」
キム・ジャグンから守ると約束したのに、簡単に切り捨てられるスパイ女官…
（３）やはりノータッチ宣言はプロポーズ
楼閣で哲宗との思い出を思い出すソボン。「インサート＞ノータッチしましょうとプロポーズする哲宗」のト書き。やはりあれはプロポーズ！
6話のスクリプトブックでは「まるでプロポーズのようなポーズだ」と書いてありましたが、18話ではプロポーズと断言していました。
（４）ジェスチャーゲームはアドリブ
淑儀たちとのジェスチャーゲーム。台本には問題は「尚膳」と「犬」の二問だけでした。虎と猿とうさぎは追加の演出だったみたいですね。
（５）大丈夫じゃない…
再び刺繍に戻るソボン。「針と糸をちょうだい」と指を刺した後の「ううん、大丈夫じゃない」の「ううん」がアドリブ。
ここ、すごい切なさが伝わる好きなシーンなんですが「ううん…」がある事でソボンの切なさが強調される気がします。
（６）急ぎの知らせ
哲宗の死を知らせる飛脚が宮殿に入ってくるシーンがカットに。
宮門
飛脚が鈴を３本つけて走る。
危なげに鳴る鈴。
守門将たち、驚いて門を開けると飛脚軍が通り過ぎる
守門将1「鈴が３つも…」
守門将2「三懸鈴？」
「三懸鈴」は、重要で急ぎの公文書を送る時に封筒に３つ丸を印した物の事ですが、実際に鈴は付いていなかったそうなので、歴史考証でカットになったのかもしれません。
（７）信頼の主従関係
永平君がソボンを人質にした時のチェ尚宮の「おやめください！」と、ビョンインが外に出ろと言った後のホンヨンとチェ尚宮の「媽媽…」と心配するセリフ、それを受けたソボンの「大丈夫」がアドリブ。
（８）再び豊安チョ家の動き
再び豊安チョ家の動きがわかるシーンがカットに。
仙源殿（夜）
両手を合わせて目をつぶって祈るチョ大妃。そして、その後ろに右議政が座っている。
右議政「主上について行ったキム・ビョンインが一人で帰って来てから、まもなく訃報を知らせたのがどうしても...」
チョ大妃「噂を静めるために大王大妃に主上の首を捧げた…」
チョ大妃、目を開けると怖い目つき。
チョ大妃「私の噂を広めた女官が消えたと言いましたね。それもキム・ビョンインが手を打ったのではないでしょうか？」
右議政「もしそうだったら、こうして黙っているキム・ビョンインではありません。女官は貴重品をそのままに残したまま、姿だけが消えたことを見るに、状況を見て急いで逃げたようです」
チョ大妃「よかったです。証拠になる子が自ら消えてくれたので。しばらくの間、気をつけなければなりません」
チョ大妃、再び目を閉じて祈る。
スパイ女官は毒殺未遂事件の後に永平君に見つかってからはキム・ジャグン、チョ大妃、永平君のトリプルスパイ状態だったようですね。
（９）協力してくれる尚膳
遺体の確認の為に尚膳と部屋に行ったソボン。バレたら殺される行為に協力してくれた尚膳にソボンが言う「ありがとう」はアドリブ。
（１０）牢屋のホン別監たちとの会話
牢屋に入れられたホン別監たちを訪ねたソボンのセリフがカット。
諦めようとしたが、またドアが開く音に
ホン別監「そうだよ。私たちは会話で十分に解決できるんだって〜」
見れば、内侍の身なりをしているソヨンだ
ソヨン「そうだね。会話で解決してみよう。私が寝ている間に主上に一体何が起こったの？」
（１１）王様が生きてらっしゃる！
ソボンの「即位式をめちゃくちゃにしないと」の後がアドリブ。
ソボン「さぁ味方たち…ファイティン！」
チェ尚宮「…ティン！」
ホンヨン「テ、ティン！」
チェ尚宮「殿下が生きてらっしゃる…！」
ソボン「んん！」
ここ３人が本当に嬉しそうで、本当に良い主従関係ですよね。
（１２）大女優のメイクタイム
やつれた顔に化粧するシーンのセリフが変更。
大造殿 (昼)
ソヨンの顔にパタパタと塗られる炭粉。ホンヨンの手だ。
ソヨン「もっと濃くうーん、唇もうちょっと死んだみたいに」
ホンヨン「今もすでに生きている死体ですよ」
ソヨン「そしたら死んだ死体に見えるくらいもっとぐいぐい殺して」
ホンヨン「ここまでしないといけないんですか？」
ソヨン「もう残った主上の人は私しかいないんだ。いくらなんでも妊娠うつ病にかかった妊婦を牢に閉じ込めることはできないからね。(鏡を見て）バランス感がちょっと落ちるね。 こっちにもっと私どう見える？」
ホンヨン「死んだ死体みたいです」
ソヨン「そう？」
（１３）演技大賞はソボン！
大王大妃たちの前でオーバーな演技をするソボン。台本には「殿下〜！」は最初の一回だけしか書いてない🤣２回目以降の「殿下〜〜」や「アイゴ〜」はアドリブ。
（１４）ソボンの寝る演技
布団に入るソボンのセリフがアドリブ。
ソボン「あー、眠いな。二人も行っていいよ。もう寝るよ。あー眠い」
（１５）３人は一心同体
宮廷を脱出したソボンたちの会話でアドリブ＆カット。
ソヨン「良いところに行くわけでもないのに、何でついてくるんだか…」
ホンヨン「ところで、漢陽都城はどうやって通過するつもりですか？」
ソヨン「もともとは私の卓越した腕前で壁を乗り越えようと思ったのに、２人がついてきたから大変だよ」
チェ尚宮「漢陽都城がどれだけ高いか。ププッ」ソヨン「え？あざ笑った？宮殿の外だと階級章を外すってこと？」
ホンヨン「私たちがすべて準備してきたので心配しないでください、媽媽〜」
歩く３人の優しい後ろ姿の上に
ソヨン「でも、こうやってゆっくり行ったら、いつ到着するの？行くだけで4日使いそうだ。馬でも借りようか？」
ホンヨン「わー！私、馬に乗ってみたかったんです！」
チェ尚宮「私は乗り物酔いするので…」
（１６）怒るチェ尚宮と追跡部隊
ソボンが安松キム家の計画をチェ尚宮たちに話すシーン。チェ尚宮のアドリブ共に、早い段階で追跡部隊と遭遇する様子がカットになっていました。
チェ尚宮「それをどうやって知ったんです？」
ソヨン「悪いやつらのすることは分かりきっているよ」
チェ尚宮「悪いやつらめ…天罰が下るがいい！」
「ごそごそ」という音に耳を傾けるチェ尚宮。間もなく兵士たちが草むらをかきわけて痕跡を探しまわる…。その間に彼らの足元の茂みに隠れた３人。ビクビク震えながら兵士たちが通り過ぎるのを待つ。
（１７）山歩きシーン
山歩きのシーンは、ほぼ自由演技。スクリプトブックではソボンが「川の水が冷たい」「魚がいるから取って食べよう」「淡水魚は生臭い」とか言っています。そして、ピクニックシーンは寝る前とセットになっていてセリフも雰囲気が違います。
山の中（夜）
隠れて座って桔梗正果を分け合って食べる３人。チェ尚宮は、正果を食べられず見るだけで目が潤んでしまうが···
ソヨン「うちのチェ尚宮は気配を察知するのが呆れるほど上手いな」
ホンヨン「チェ尚宮様がいなかったらもう捕まってますよ」
チェ尚宮「宮廷生活をしながら咳一つ逃さないようにしているうちに…」
ソヨン「職にありつくならそうだよ。無かった超能力も生まれるんだから」
ホンヨン「ところで綺麗な場所で育った媽媽がこんな所でお休みになれるかどうか…」
（１８）野宿でおしゃべり
野宿をしたことがあると主張するソボンの話を受け流すチェ尚宮たちのセリフがアドリブ。
ソヨン「こんなのまだまだだよ。50キロの軍装を背負って千里の歩いたことある？」
チェ尚宮「千里も？媽媽も本当に嘘がひどいですね」
ソヨン「千里はちょっと嘘だが500里は確かだよ。酷寒期訓練では水の代わりに雪の塊を溶かして…」
チェ尚宮「はいはい、雪を溶かしたんですね〜」
ソヨン「本当だってば」
チェ尚宮「わかりました。さぁ、風邪をひきますよ」
ホンヨン「見つかるかと火もつけられず、こんなに寒い夜をどうやって過ごすのか心配ですね」
チェ尚宮「申し訳ありません」
ソヨン「何が寒いの？酷寒期訓練に比べれば全然だよ」
チェ尚宮・ホンヨン「媽媽…（サムズアップ）フフフ」
（２１）いい天気の日
天気に見とれた後、先を急ぐ３人のセリフがアドリブ。
チェ尚宮「主上殿下にお目にかかれそうな天気です」
チェ尚宮とホンヨンを抱き寄せ、希望に満ちたソヨンの表情
ソヨン「こうしてる場合じゃなかった」
チェ尚宮「急ぎましょう」
ソヨン「こっちであってる？」
ホンヨン「こっちです！」
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18話は何回見ても泣いてしまうのが、哲宗の胎教日記のシーン😭哲宗がどれだけソボンと子供を愛してたかがひしひし伝わって、毎回、涙腺崩壊…。19話が放送されるまでの１週間がどれほど長かったか…。
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