この記事は崖男の癌治療開始から15ヶ月
緊急入院から3週間
抗がん剤治療→高カリウム血症→腎障害
→透析治療開始→危篤状態の頃のお話です
今、どんな症状?
こんにちは
唐突にやってきた「胃がん ステージⅣ」
昭和18年生まれの父
その名も崖男(がけお)の
闘病・今日までの記録です
2度目の面談
史先生とまっち先生。
ムスメ二人と母。5人での2度目の面談。
家族で話し合ったことを、お伝えしました
いつ何があってもおかしくない状況で
あることは、変らず、もう回復は見込めない
という、状況まで来ています。
何が崖男にとっての最善なのかと
私達の気持ち。
家族での話の中で意見は三人三様でしたが
今現在、崖男の意識がハッキリしていること。
おしゃべりもしっかりしていること。
崖男本人は治療中止を望んでいるのか。
そこを注視して、
なんとか着地点を見つけ、お伝えしました。
入院当初、延命治療はお願いしません
と、同意書は書きました。
それを承知で
先生の見解でもうこれ以上は。
となるまでは透析をお願いしたい。
そういう結論を出しました。
大事な時間を過ごす時間
まっち先生
そうですね。崖男さん、毎朝お顔を
見に行くんですが、
本当にポジティブな方ですよね。
こういう方、なかなかいらっしゃらないです。弱音を吐かないです。
ですから、ご家族のお気持ちも
良くわかります。
透析が延命かと言われれば、
延命の部類に入りますが
ここからは、ご家族と崖男さんにとって
大切な時間になることは間違いないので
大事に過ごして頂きたいです。
わかりました。
史先生は、一度も口を挟むことなく
話を全部聞いたあとに、
と一言仰いました。
病室が個室に変ったこともあり、
面会の時間も、大幅に伸び、
午後から夕方まで
居られるようになりました。
翌日には食事制限もなくなりました。
嬉しい嬉しい一口
崖男。1週間近く食事を取れていませんでした。
病院食を配食されるのですが、
首を横に振り、食べられず。
そんな折りでしたが、
食事制限がなくなったので、
それなら!と、急いで売店でアイスクリームを
買ってきました。(クーリッシュ)
スプーンに取り、口元にもっていくと
それはそれは嬉しそうに。
目を閉じ、口をすぼめ、アイスの
甘さと冷たさを味わう姿が
可愛らしくて、家族で笑ってしまいました
もっと・・と、かすれた声でおかわり。
しばらくぶりにお腹に物を入れるので
ほんの、3さじほどで切り上げてしまい
ました。
明日も持ってくるね!
その時の様子を動画に撮ったのですが
見返すとやはり、随分痩せちゃったな。
アイスを食べた翌日
久しぶりに崖男から母に着電あり。
お寿司のようなものを
食べてもいいって。
早く来て。と。
この日は、母は面会をお休みしようと
していたのですが、崖男に
見透かされている様・・
オマケの母エピ