今まで、きちんと書き記したことがなかったので、この場所を借りて書いておくことにします。
14年前の今日も、私は仕事が休み。
仕事に嫌気がさして、転職してみたいなーと、職安を訪ねて、求人票を眺めている時でした。
14時46分。
なんだか、ガタガタと音がしていると思ったら、室内のパソコンが大きく揺れ出し、
大きい地震だなー。と思っていました。
周りの人もざわつき始めたので
建物の外へ。
防災無線のサイレンがずっと唸り続けていました。
駐車場に停めた車が、大きく揺れ
隣の車にぶつかり、擦れてしまいそうでした。
大きな地震だとはわかりましたが
まだそんなに危機感を覚えていませんでしたが、今日は閉めます。と職員の方が言うので、帰宅しようと自分の車に乗ると
何度も揺れが襲ってくるのがわかりました。
電信柱も大きく揺さぶられていました。
まだ、津波のことなんて考えてもいませんでした。
職安の帰り道に、下の子が通う学校があり、通り過ぎようとすると、迎えの車がどんどん校庭に入っていきます。
このまま、お迎え行っちゃっていいなら
連れて帰ろうと、私も校庭に車を入れました。
生徒たちは校庭に集められ、
先生が一斉メールが送れなくて!と
慌てている様子でした。
下の子を連れ、そのまま、海から近い自宅へ戻りました。
道はへしゃげ、波打っていました。
自宅へ戻り、テレビをつけると、
大津波警報が出ているのがわかりました。
そう、この時、まだ電気は通っていたのです。
夫もたまたまお休みで、マグカップにコーヒーを入れ、ミルクをくるくる回し入れてる音が、なぜか今も耳に残っています。
この時までに、津波注意報というのは経験がありましたが、なにも困ったことが起きたことはありませんでした。
しかし、画面に出ている、大津波警報。
さすがに私も、これはまずいのではないか?と思い、夫に避難した方が良くない?と
問いかけましたが、大丈夫じゃない?と。
しかし、テレビの中の大津波警報の文字に
焦りを感じ、当時、中学生だった、上の子を迎えに車を出すことにしました。
その前に、お風呂洗って、お水を張っておいて!頼んだセリフが後に生活用水として
助かることになりました。
下の子を連れて上の子の中学校へ。
この時、メールはほとんど繋がらなくなっていました。
中学校でも生徒は校庭に集まっていました。私の顔を見ると、「こわかったよー」と泣き出す上の子。
先生に挨拶をして、帰宅しようとした時に、だいぶ遅れて、メールが届きました。
「家に津波がきた!」
夫からでした。
このまま小学校に避難しよう。
そう決めて、小学校へ。
夫は車が出せず、自転車で小学校にやってきました。
ぞくぞくと人が集まってきていました。
教室も開放され、土足のまま、校内へ。
夫は着てきた、ベンチコートをどこかの誰かに貸した。と、薄着でした。
余震もありましたが、家の中の貴重品を持ってこなくては!
と、衝動に駆られ、私が取りに行くことに。
確かに、水が玄関先に迫っていましたが、
幸い、家の中に浸水していませんでした。
通帳などを持ち、家を出ようとすると、隣の老夫婦の家は浸水してしまったと、我が家にやってきました。
一緒に小学校に行きましょう。
というと、車もないので、ここにいる。と
私はどうすることも出来ず、また自転車に乗って、小学校に戻ったのでした。
どうも、近隣まで津波が襲ってきたらしい。と、皆が話していましたが、夕方になり、陽が落ちてきたので、私たち家族は
家に戻ることにしました。
とにかく、無知とは恐ろしい。
津波は何度も襲ってくること。
そんなこと、何も知りませんでした。
我が家はたまたま浸水を逃れたけれど
ほんの数メールの違いで床上まで水が
きてしまった家ばかりでした。
とうとう電気が点かない、水も出ない夜を迎えました。
プロパンガスが使えたので、貯めておいた湯船の水を使ってお湯を沸かし、
湯たんぽにして、みんなでこたつに入って過ごしました。
今のようにインターネットはそれほど身近ではなく。
テレビも点かない。メールも不達。
情報難民でした。
車のラジオで情報を得ようという発想も
思いつかず…寝るしかなかったです。
夜の間も何度も、緊急地震速報が鳴り渡り、大きく揺れます。
横になれる時は横になって体力を温存しよう。そう思って、子ども達と手を繋ぎ、
布団に入りました、
早く朝がきますように。
そう思って寝たのを今でも鮮明に覚えています。
私の行動の大きな間違え
◯津波があったというのに、
家に戻ってしまった
◯大きな地震の後だったのに
ガスでお湯を沸かしてしまった
◯津波の怖さを
まったく
知らなかった
今はスマホで簡単に情報を得られる時代に
なりました。
3.11になると、ネットやテレビやラジオで
溢れるほどの情報を伝えられてます。
ただ、怖がるだけでなく、知ることこそが
命を守ることになることもある、
そう思っています。