【第三回】1st Full Album「赤と青」楽曲解説 ~「甘酸っぱいマンゴー」編~ | GAKオフィシャルブログ「Creation Theory」Powered by Ameba



「甘酸っぱいマンゴー」楽曲解説
2014年11月26日 発売

使用ギター:PRS custom 24
使用アンプ:hughes&kettner社  TRIAMP MKⅡ 
ギターチューニング:Drop C

Purple Stoneの記念すべき1st シングル。
ハードロック/メタル系のテンポ感に、どこか懐かしさも感じるサビのメロディが特徴的な楽曲。


元々は「Vanity Angel」というタイトルで作詞~ボーカルRECもしていました。
レーベルイベント「VISUAL GRAFFITTI vol.4」の入場特典で「Vanity Angel」の無料配布もされました。


最初は気分転換のつもりで弾いていたギターリフでしたが、次第に「このリフ、うちらの曲に使えるのでは?」と思い徐々に派生させていきました。
弾いてるうちに心地良くだんだんクセになったんでしょうね(笑)

印象的なサビのメロディは、満員電車での移動中に偶然思いついたモノでした。
帰宅してすぐにメロディとコードを清書して最初のデモテイクを完成させました。

よく「メロディーが降りてくる・降ってきた」等の言葉が存在しますが、この曲はそれを少し体験出来たような気がしました。


メインイントロに入る前の冒頭SEのセクションではいくつもパターンを作り、構築・推敲・分解を繰り返していました。
2バス炸裂のモダンデスメタル風、パリピ感満載のEDM風・・・といったアレンジもありましたね。

最初はサウンド面での方向性が定まりきらず迷っていましたが、ピアノ/ストリングスを混合させることにより、サビのゴージャス感とマッチして全体図が一気に見えた気がしました。
ハードロックを基調とした上での「耽美感とデジタルサウンドの調和」が個人的なテーマです。
もし今後再録できる機会があれば、ギターソロセクションを追加するのもアリかなと思ってます。

この頃からシンセフレーズのスライス加工を覚えて、ここぞとばかりに波形を切り刻んでいました(笑)
「刻みすぎててフレーズがわかりにくいよ(苦笑)」とメンバーにつっこまれた事もありましたし(笑)
それと同時に「歌声、歌詞をしっかり伝えるという本来の趣旨を忘れてはいけないんだ」と再確認できた時期でもありました。
また、音の足し算・引き算を強く意識しはじめたのもこの辺りからでしたね。