風景の中の“人影” 《改訂・再掲》 -Human Figure in the Scenery-

私は風景画の中に人物を入れることが好きだし、とても大切なことと思っている。

特に街を描く時には人影は必須だ。人のいない街ではあまりに寂しいからね。

私が、“人影”に魅かれる理由の一つに、アートディレクター井上嗣也さんの素晴らしい仕事、サントリーオールドのCFとポスター“水がある、氷がある。”（1982年) を最初に観た時の衝撃が少なからずある。

白い砂漠に躍動する白い服と褐色の肌。この“人影”は大変印象的で美しく、忘れることはできない。音楽もよかったなぁ。

Electric Guitars "Beat Me Mellow" だった気がするけど…　記憶違いかも。

そして、白い砂と言えばこの人の写真もまた、
大変印象的で“新しい”！

Photographer; SHOJI UEDA　1913－2000 (JPN)

アメリカ、ノースカロライナ出身の画家。
ハッキリ言って「カッコいい」。憧れる。

Artist; Geoffrey Johnson 1965－ (US)

PARCOの宣伝部時代、佐藤可士和さんとNYロケに行った時に組んだ写真家。ハッピーな雰囲気を撮らせたら秀逸。きっと人が好きなんだなぁ。

Photographer; ELAIN CONSTANTINE 1965－ (UK)

やはりP社時代、NYのハーレムに撮影に行った、超VIPな写真家。
自ら元スーパーモデルでおしゃれで華やかなファッション写真は他の追随を許さない。

Photographer; ELLEN VON UNWERTH 1954－ (GERMANY)

そして、街と人影と言えば思い浮かぶのはソール・ライターだ。

この写真家の人の捉え方は、とても共感する部分が多い。

Photpgrapher; Saul Leiter　(1923-2013)

人の姿を美しく、あるいは躍動感あふれた表現ができる人は、普段から人に対してのリスペクトを持っている人に違いない。それがなければ、“人”（人影）を自分の表現に取り込むことは難しいと思うな。

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“人影”のルーツ

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