Li-Po卒業パーティー -Li-Po Farewell Party- | 塾長の日記

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あの Li-Po が今月いっぱいで閉店となる。

 

6月初旬にそのニュースは流れてきた。

Li-Po16周年を迎え、まだまだLi-Poは半永久的に“ある”ものと勝手に思っていた。

 

そんなタイミングでSNS上に告知されたオーナー”ITOMI”からの閉店のお知らせは衝撃的だった。

 

 

以下、彼女のFaceBookより

6月5日 10:03  · 

Li-Po閉店について(長文すいません)

昨日Li-Po閉店のお知らせをしたのですが、思いの外反響がありびっくりしています。

なかには、何年ぶりかで店に駆けつけてくれたお客様もいらして、開口一番「健康上の理由とかじゃないですよね?」と真剣な顔で尋ねられ、猛反省。

確かにいい歳ですし、急なお知らせでご心配になられるのも納得。

しかし伊藤は至って健康です!すみません😅

それについこの4月に16周年のお祝いをしていただいたばかりなのに、申し訳ありません!

実は数年前から閉店のタイミングを考え続けていました。

元々、最初の仕事(パルコ)は11年、その後山本寛齋との仕事が10年、で、Li-Poも10年で一区切りして、また次のことに向かいたいと。それで開店以来続けてきた年3回のDM製作も止めてしまいました。

ところがそうこうするうちにコロナ騒動で休業となり、なんとなくそのままフェイドアウトも嫌だなぁという変な意地みたいなものが芽生えて15年。自分もちょうど還暦となり、いよいよ「定年」を意識しました。

そういうわけで昨年から水面下で動いてきた店の売却、なかなか決まりませんでしたが、このGW明けにようやく話が急展開し、つい先週末に晴れて契約締結となった次第です。

近い将来やめます宣言は周りの人には冗談混じりでお話していたものの、なかなか先行きが見えず、結果的に直前のお知らせとなり恐縮です。

今後についてのお問い合わせもいただいてますが、まずはのんびりします。

そしてLi-Po営業中には出来なかったことー旅行、ライブ、演劇鑑賞、夜遊び、食べ歩きーなどしつつ先の展開を模索します。

前の仕事もその前の仕事をやめた時もこんな風に何も決めずにとりあえずやめ、貯金が無くなる頃仕事始めて、、という感じ。なので本人は至って楽観的です。(バカかもw)

元々単なる好奇心から勢いと思いつきで始めてしまった「バー」という仕事。

最初は「いくら酒が好きでも飲むのとお店をやるのは大違い!そんな甘いもんじゃない!」云々みなさんに沢山の苦言をいただきましたが、16年続いたので、許してもらえるかな。

しかし16年もやってきたというのに、未だにちゃんとしたカクテルの一つも作れないなんて、やっぱり向いてなかったようにも思います。

こんなダメ店主が長年続けて来れたのは、ほぼ支えてくれたお客様の力と、私の神経の図太さの賜物です。

長きにわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

あと三週間ほどとなりましたが、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。』

 

 

会社の同僚であり、バーのオーナーであり、インテリジェンス深度のあるイベントプロデューサーでもある”ITOMI”の”前向きな”閉店に拍手を送りたい気持ちでいっぱいであると同時に、今後の動向にも興味津々だ!

 

 

ということで、Li-Poから生まれた昭和歌謡DJユニット”渋谷歌謡曲団”(通称”渋歌団”)のイベントにパルコ関係者やLi-Po常連客が集合して大盛り上がりしてきた。

 

 

 

 

 

昭和歌謡と言っても多ジャンルにわたってDJが選りすぐりの曲をかけるので、懐かしい曲あり、新鮮な情報あり

 

 

 

DJメンバーのご子息たち(ほぼ20代)もいるので押し下げられてはいるものの、多分平均年齢は50代後半~60歳くらいかな?
 
今や昭和ジャパンポップスは世界的な流行りとなっているが、”渋歌団”は10年以上前からこの活動を続けているパイオニアと言っていい。そして、Li-Poがそのムーヴメントのトリガーだったと、私は思いたい。👍
 
かつての”サブカル”の街 渋谷の香りを伝えてきたLi-Poが無くなるのは惜しいが、これも時代の流れと思って、”ITOMI”の新たな活動を見守っていこうと思う。
 
とりあえずゆっくり休んで、次への鋭気を養ってほしい。