完成イメージが重要 - Imagination of completion - | 塾長の日記

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鉛筆で克明に下描きしてから、
安心して“ぬり絵”をしてるんじゃない?

 

 

鉛筆で描き始める前に仕上がりイメージを確認し、どこを中心にしてどこを省略するかなどをほぼ決めてスタートするのではないのかな? 特に屋外でのスケッチでは、現場の情報量は凄まじいので、イメージングと“絵作り”を先行させないと“現物の存在感”にヤられてしまうと思うんだけど…。

 

 

私はそれが決まらなければスタートしない。

鉛筆で全部描いてから考えるのでは遅いんだよね。

 

だから、描かないと決めたところは鉛筆でも描かず、絵の具でどう描かないでおくか(※)もほぼ決めておく。 ※ ぼかす、にじませる、流す、水滴を飛ばすなど。

 

 

完成イメージが見えて、手順がザックリ掴めた時に初めて場所を決定する。「描いているうちになんとかなるだろう」が一番ダメ。

 

 

     

いつも鉛筆の下描きは最小限度。

 

 

 

最後にひとつだけ。。。

 

『それは、描ける人の言うことだよ。』 と言っているあなた。

 

私から質問。 いつ描けるようになる予定?

 

 描かないことも描くことのうち。

描けるようになってからではなく、同時進行で修得すべきだと思うよ。

 

 

 

 

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