私は、もともと光に敏感な方だと思う。
絵を描いていないときでも、無意識に光の方向、角度、強さ、種類などをチェックしている自分がいる。
ところが、私には光が見えない。
皆さんは、"光"が見えるだろうか?
“見える”のは光そのものではなくて“光があたった物体”なのだ。
もう一度言おう。
"光"自体は"見えない"。
だから宇宙は暗い。
具体例で説明して見てみよう。
例えば、サーチライトやレーザービームが線になって見えるのを思い浮かべて「光が見えてるじゃん」という方がいるかもしれないが…
雪や雨が見えているだけで、光が見えているわけではない。

これも、空気中の塵や水分(モヤのようなもの)が光に照らされているだけなのだ。
レーザーショーも煙を焚かないと見えない。
透明水彩絵の具では、
不透明画材と違って明るいところを描くことはできない。
では、絵の中に光を感じるようにするのにはどうしたらいいのだろうか?
それは、簡単に言うと陰(影)を描くしかないということ。
モノ自体が暗くなる“陰”、モノが落とす“影”。
これらを正しく描けば自ずと光が表れる。
それが“光を描く”ということだと思う。
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“光は見えない”
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