意図のある構図《改訂・再掲》 - Intended Composition - | 塾長の日記

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水彩画のこと、横浜画塾のこと、スケッチのこと、時事ネタ、美術全般のことアコースティックを中心とした音楽のこと、季節の移り変わり、おいしいもの、おもしろいところ…なんでも気づきのままに。

私がスケッチに行って最初にすること。

 

 

 まずは、ロケーションハンティング(下見)、

 

そして、場所の決定。

 

■場所の決定の基準は、

1. 描きたいという気持ちにさせられる

2. 完成の絵がハッキリ見える(想像できる)

3. 描きやすい環境

 

場所が決まったら

 

■場所が決まって最初にすること

1.太陽の位置(影の方向)の確認 

2.自分の視点の高さ(水平線)の確認 

3.完成イメージの確認

 

 

■構図の決定

1.  フォーカルポイント(焦点)を決める

2.  それを活かす演出・手順の確認

3.  “完成イメージ”優先で切り取る

 

 

 

この“ルーティン” を確認してから描き始めます。

 

 

 

さて、

 


あなたは構図を決める順番として…


まず、“収まり” のいい構図を探していませんか?  
それが決まってから 「こういう絵にしよう」 と考えて、

完成イメージを決めているのではないですか?

私は、違います。

 

まず、『何を描きたいか (意図・動機・主役)、どんな絵にしたいか』 が一番最初。

次に、それらが活きる切り取り方を考えます。

“収まり” は最後の調整事項程度です。

 

 

この二つの違いは一見似たことのようでいて、作品の出来に決定的な影響を与えると思います。

 

 

 

シチリア・タオルミーナ  2015年10月

 

 

 

 

 

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